999. 【らんな劇場】守壁の友嬢④ 〜友のためにデス!〜 | 魔道士らんなのトーラムまいご日記

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2015年7月から連続更新中っ


Twitter垢 @Ran_Toram

おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!



じつは昨日から旅行ちう!
なかなかインできません(。>﹏<。)

とゆーことで!
【らんな劇場】
守壁の友嬢第4話をお送りします!


【あらすじ】
初めての大親友らんにゃのピンチに
何もできなかったミツキ。
人形に宿った初めての感情に戸惑い
自らを生み出した女帝の元に。

そこで女帝の考えた策とは……?

でわでわ………
はじまりまーす(*´艸`*)



ぶーーーー(はじまる音)


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

冷たい風の吹く
岩戸のダンジョン。

入るものを拒絶するかの様な
そのダンジョンにふだん物音はない。

ここの主で『女帝』と異名を持つ
メザルーナ。
今は半ば透き通った姿をしているが
その覇気と魔力は衰えてはいない。

女帝……メザルーナは珍しく
感情を顕にしながら呪文を
唱えはじめ、自らの守護鎧を
召喚する。



そして……、
メザルーナ「ミツキ…っ!跳ね返すのじゃ!」

メザルーナはミツキの方に向け
杖を突き出す。

光の珠はミツキの方に
真っ直ぐに飛んでいった……っ!
ミツキ「ひゃうっ!!」


ミツキは思わず叫び声を上げる!

これ…が………苦痛?
初めて受ける衝撃に動きが止まる。



光の珠はそんなミツキに構わず
ぐいぐいっぐいぐい……っ!

ソレはまるでミツキを乗っ取るかのように
胸の奥に潜り込もうとする。………

自我を持って行かれそうになりながら
ミツキは芽生えたての意識を
守り続ける。


光の珠とミツキ。
異なる2つの魔力が、ミツキという
器の中で闘っているのである。

ミツキ「わたしは……負けないデス!」


ミツキの顔は苦痛に歪み………
両手でかばうように胸を押さえるっ

ミツキ「くぅぅっっっっ……っ」

立っていられないほどの苦痛に
その両足がカクンとくずおれるが……



ミツキの意志の強さを示すように
なんとか倒れずに
そのチカラを受け止めている………っ!




キーーン……キーーン………っ!

甲高い金属音。



常人ではこの場にさえ
いられないかのような甲高い音が
岩戸に響き渡る。

この音が永遠に続くかと思われたその時………


ミツキ「らんにゃ…っ!」
ぱきぃぃぃっ!



乾いた陶器のような高い音ともに
光の珠は砕け散った。

くたっ…………

それまで耐え続けてきた精神戦を
物語るように、ミツキほその場に
へたり込んだ。

メザルーナは、すーっと滑るように
ミツキの前に移動してミツキを労る。

メザルーナ「ミツキ………
よく…耐えた……………。

どうだ?

なにか変わらぬか。」




髪を乱れさせ……
疲労困憊のように見えるミツキは
息を整えながら……………

今までと違う感じに戸惑い、
自身の両手を凝視している。



ミツキ「な、なんデスか、この感じ…
チカラが湧き上がってくるようデスっ!



メザルーナ「それは妾を守るガーディアンを
作る時の魔晶体じゃ。マーシャルなどの
能力を覚え込ませてある。

うまくいっておれば、
その能力だけをお主に上書きする事が
できたはずじゃ。


今のお前には恐らく
ダメージこそ与えられぬが…

大事なヒトのひとりくらいなら…
守れるはずだ」

それを聞いたミツキの顔が
ぱぁぁっと輝く。
親友を、らんにゃを、
守ることができるっ!

喜びの感情がココロの奥から
どんどん湧き上がってくる。
それは秘湯の源泉のように
暖かい感情であった。



ミツキはとびっきりのSmileを
メザルーナに向け……。
ミツキ「マスターっ
(ㅅ´ ˘ `)♡ありがとデス!」




初めてメザルーナに魅せた
ミツキの心からの「喜び」に
メザルーナも思わず微笑み……


メザルーナ「良かったな…
……ミツキ。頑張るのじゃぞ……?」


まるで母親のように目を細めて
ミツキを愛でた。


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

ミツキが帰ってきて数日……
いつものように平和な日々が
続いていた。

例のマンティコアは、報道によると
飼われていたものらしく、
捕獲されたあと闇の城に戻された。

その飼い主には罰金刑が課せられ
人々に安堵をもたらした。





しかし……マイルームでは…


不穏な空気が漂っていた。
らんにゃ「こらーっ! 
ミーツーキーっ!?
また、わたしの!お高いたこ焼き
勝手に食べたなーっ!?」



がさがさがさっ!



ミツキ「ふぁ…ふぁべふぇふぁいフェフ


らんにゃ「食べてるじゃない!
なんでお箸持ってるのよー!!!
ゆるさなーい!٩(๑òωó๑)۶」



らんにゃが拳を振り上げ、あたまを
ぽかんと叩きに来る………

が、



すっ!

流れる…

そう
流れるような動きで拳を躱すミツキ


続けてらんにゃが叩くが、
これも必要最低限の動きで受け流す…

今までにない動きにらんにゃが
目を丸くしていた。
この動き……ただ者ではない……っ!

らんにゃ「ミツキ……これは……?」



ミツキ「エヘヘ
マスターに能力付けてもらったデス!
これでらんにゃを今度から……
守れるデスょ! *。٩(ˊᗜˋ*)و*」



らんにゃは攻撃をやめ…
ミツキを見つめた。

ミツキもらんにゃのほうに歩み寄り…
らんにゃを見つめる。



らんにゃ「ミツキ…」



ミツキ「らんにゃ…」



らんにゃ「使い方………っ!
٩(๑òωó๑)۶
間違ってるでしょーーっ!!!



にゃーฅ(´□`〃)ฅ!
至近距離から猫特有の飛びかかり!

こればっかりは躱すことができず、
ミツキはらんにゃに捕まって
しまった…………


そして、
ミツキの頭をグリグリ…っ!

ミツキ「いてて、
いててごめんなさいデスーっ!」

:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:


その夜。
しんしんと雪が舞い落ちる。
積もる雪はあたりを真っ白に染める。
雪はキレイなものもそうでないものも
みな平等に覆い隠す。

この白い世界には不純物は一切ない……。
少なくとも今はそう見えていた。



冷たい外とは対象的に温かいたこ焼きを
ほおばる、らんにゃとミツキ。

仲直りしたのか、おいしそうな顔をして
微笑むふたりの顔。
争ってもいつかは雪解けが来る。
すっかり仲良しに戻ったふたり。


もちろん………ミツキのお小遣いから
お高い「たこ焼き」を
奢ることになったんだとさ。


おしまい。




【おまけ】
ごそごそ

ミツキ「武器はこれがカワイイデスね♪
うらんチャン、借りるデスよ?」
うらん「それ、うらんのおもちゃだよー?

ミツキ「だいじょぶデス
叩けたらいいデスよー♪」

うらん「がるどのおじちゃんを
たたくときはかえしてね(o^-')b」

:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:


はいっ♪
剣盾壁になった
ミツキ編のエピローグでした!

じつはもうエピローグ上げた
つもりでいたのはナイショです。

自我を持った魔導人形ミツキなのてすが
どんどん人間らしくなってますね。

らんにゃのたこ焼きを取ってくのだけは
治んないんですけど(*´艸`*)

これからもミツキのこと
応援してくださいね(o^-')b


そうそう、
Luck魔のミツキを、壁さんできるように
ジョブチェンジしたんですよね♪

ピコピコハンマー🔨で
ぴこぴこ♪と高速で繰り出すミツキ
🍢おでんオンラインでも大活躍です♪


さて、きょうで999回!
明日の朝で1,000回達成です(*´艸`*)


ほんとみなさまありがとデス!



でわでわ………

今日も元気に
行ってらっしゃい(o^-')b

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆


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