おはよん(*ﾟ▽ﾟ*)/なぁー
らんです！
きょうも…
【らんな劇場】
填邂の幼魔第3話をお届けしまーす！
【あらすじ】
らんなに感じた違和感を払拭するため、らんなを疑うクルンの杞憂は晴れたように見えた。
しかし……
アシュリーの魔の手がらんなに忍び寄り……
ついにはアシュリー化してしまうっ！
ちょっとだけ緊迫の第3話はじまりまーーす
ぶーーーー（はじまる音）
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冬が過ぎれば春になる。
花が落ちると実ができる。
そして………
らんなが寝落ちると……？
アシュリーが……蠢き出す……。
のそのそと動き出すアシュリーは、らんなの身体の感覚を確かめるように手を握ったり開いたり。
外へ出ると、大きな羽根をめいっぱい広げバサッバサッと羽ばたかせ準備運動をする。
久しぶりの外の感覚っ。閉じ込められていたアシュリーは、大きく伸びをした。
それにしても寝落ちしないらんなにあーだこーだやってみるのだが、なかなか寝落ちなかった。
アシュリー「今回はシブトカッタナらんなノ奴メ……」
そうつぶやきながら、目覚めのルーティンのように真っ直ぐにキッチンに向かう。
作り置きしている食材を(｡・н・｡)ぱく
オイシイっ！…けどコレジャナイ。
アシュリー「ランニャ……っ！肉まん食ベタイゾー」
アシュリーがらんにゃの部屋の方に向かい声をかけるが……返事がない。
そのかわりにあらぬ方向から聞こえてきたのは
かちゃ…………ドアの開く音。
クルンだ！
クルンはその細い目を見開き………
クルン「………！！
きっさまぁ！魔族がなぜここにっ！！」
瞬時に戦闘態勢に入る天使クルン。
クルンは家の中にも関わらず弓を手に持ち身構える
アシュリー「天界ノ者カっ！
フン……破壊対象ダナ……！？」
魔族特有の意地悪い笑みとともに、片手を突き出し魔力を貯めだすアシュリー。その突き出した手には
夥しい量の負のエネルギーが溜まりだしていく。
大きく……大きく……っ
この家の壁なぞ、大きな風穴が楽に開くほどの
エネルギーが、どんどん、どんどんっ
溜まっていくのがわかる。
そのとき………
はっ！
「だめよ！」
突然、アシュリーのその脳裏にゆうらんが現れ、
恐ろしい勢いでアシュリーをたしなめる。
想像とはいえ、スゴイ迫力でアル……。
ゆうらん「なんでもかんでも破壊するのは
悪いことなのよ！！
お家が壊れたら肉まんも買えなくなるのよ？」
アシュリー「そ…ソレはコマル…」
アシュリーはかざしていた手を下に下ろし、そのままクルンに向き直ったまま、
「……ココデハ戦闘はデキナイ。」とつぶやいた。
しかし興奮しているクルンはそれどころではない。
クルン「問答無用っ！」
クルンの発射した魔弾が弓から放たれた！
魔力で作られた、輝く魔導弾はアシュリーに
真っ直ぐに向かって来るが、アシュリーはAvoid！
それは大きく逸れ、壁の一部を焦がす。
アシュリー『クッ……』
クルン「魔族といえどもチカラは無いようね」
勝利を確信しほくそ笑むクルン。
アシュリーにとってこの天使の小娘などどうでもいい。本気を出せばこの小娘くらいすぐに『ハカイ』できる。
しかし「ママさん」が…
家のハカイはダメってゆってる………っ！
デモ………デモっ！！
ゆうらん「あんたたち！！
なにやってるのーーーー！！」
……本物だ(ㆁωㆁ*)！
クルン「ぎにゃーー！」
突然の強い怒声にゼーレを思い出したのか、
脱兎のごとく逃げ出すクルン。
と……
呆然と立ち尽くすアシュリー。
焦げた壁を指差し、
ゆうらんがキッとアシュリーをにらみつける。
ゆうらん「アシュリー？？
破壊してはダメと言ったでしょう！？」
アシュリー「ワタシハヤッテナイ！」
ゆうらん「そんな嘘言ってもダメよ！
こんなに焦がして！
もう肉まんは無しですからね！！」
アシュリー「ワタシハ……ヤッて……っ！」
だっ！
アシュリーはゆうらんの脇を通り抜け、
玄関を飛び出すなりふぁさぁ！と
空に羽ばたいていった。
……通り過ぎた床には、何の水分だろうか。
数滴のしずくが落ちていた。
つづく
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はい！
あらぬ疑いをかけられたアシュリー。
魔族とはいえ、まだまだ幼いアシュリーには言い訳とかできるはずがありません。
飛び出したアシュリーは……どこに？！
天界vs魔界のちいさな戦闘は、ゆうらんの怒り声ひとつで集結しましたが………？
さてさて、次回もお楽しみにですー(*´艸｀*)
でわでわ………
今日も元気に
行ってらっしゃい(o^-')b
またねっ♪(ﾟ▽^*)ﾉ⌒☆