79歳のアイム・セクシー〜ロッド・スチュアート ライブ | 音楽でよろこびの風を

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おとなげない大人のお手本

79歳のアイム・セクシー♪


こんにちは。

相模の風THEめをとのダンナ

いしはらとしひろです。


ロッド・スチュアートを見てきた♪


良かったですよ〜。

堪能いたしました。


随分前、多分2000年頃の来日の時、行きたいなと思ったのですが、モタモタしているうちにチケット完売。


今回はギリギリだったけど、チケットが手に入って良かったです。


しかし、79歳にして「アイム・セクシー」を歌ってサマになるというのが凄いな。


容姿もさほど変わっておらず。

ヨーロッパの人は、年取った時のジジイ化が凄いじゃないですか。

それを考えると大したもんです。


今日は写真OKのライブでした♪


初めの三曲くらいは、高音がきつそうだったけど、喉が暖まってからはバリバリ声も出る。

バンドもいい感じ。


しかしロッドって僕が感じていた以上にヒット曲、多いなぁ。

ストーンズやポール・マッカートニーですら、80年代中盤以降はヒットを飛ばせなかったのに(アルバムはそれなりに売れていたし、評価は高いと思うけれど)ロッドは「フォーエバー・ヤング」とか「ベイビー・ジェーン」とか「サムガイズ」とかシングルヒットさせてるし。


ということは90年代前半までは現役のチャートバスターという意識を持って活動していたということだよな。


ロッドを「アーティスト」と思ってみると、時々??と思うこともあるのだけれど、彼はとにかくまず歌う人。歌手ですよね。

そしてエンターテイナー、ショウマン。


また演奏をすごく大事にしていると思う。

今回はアコースティックの曲も結構多く、多分全体の三分の一くらいがそう。

ピアノ、アコースティックギターは当然として、バイオリンが2本、ウッドベース、シロフォンにマンドリン、サックスそしてハープ(ブルースハープじゃなくて、弦の方のハープね)が入れ替わり立ち替わり登場。

だって他のバンドだったら、シロフォンとかハープはきっとシンセサイザーのサンプリング音源で代用しますよ。

でも本物の響きにこだわっているからこそ、本物の楽器とプレイヤーを連れてくるわけで。


バンドメンバーの見せ場の作り方も上手かつ気が利いていて、見ていて楽しい。

そして、気遣いとこだわりの人なんだなぁと思う。


ロッドって若い頃は女たらしで有名だったじゃないですか。

きっとそういうのは実際にあったのだろうけど、今のロッドは、そういうところも通り抜けたからこその素敵な歌い手であり、気配りのバンドリーダーであり、なんといってもエンターテイナー!です。


「もう話したくない」なんて、ちょっと泣きそうなくらいの名演。

大好きな「マギー・メイ」も、ちゃんとマンドリン入りの演奏だったし。

あと、「ウーララ」を歌った時、背景のビジョンにロニー・レインの写真が大写しになったのは泣いた。ヒキョーだよ(笑)


期待していて聴けなかったのは「イッツノット・スポットライト」くらいかな。

でもここまでお腹いっぱいの素敵なショウ、見られて良かった!


79歳には負けてられんな(笑)