高校生のオレ RCサクセションと出会う♪ | 音楽でよろこびの風を

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世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

おとなげない大人が子供だった時
初めてガツンときた日本のミュージシャンは?

こんにちは。
相模の風THEめをとのダンナ
いしはらとしひろです。

【高校時代の僕をガツン♪青春の日本のバンド】

RCサクセションこそ、青臭かった僕の心の拠り所♪でした。

いしはらのギター愛物語 その4です。

ギター弾き始めて、リズムギターや歌全体をバックアップする役割なんてことに気がつき始めた高校時代の僕。

ストーンズ〜オーティス、ブッカーT&MG'Sとくれば。
そこに影響を受けたであろう日本のバンドといえば!

そう。
RCサクセションです。
キター♪という感じ。

ストーンズを聴くようになって、隣のクラスのK君と友達になります。
彼の家に遊びにいって、持ってないストーンズのアルバムなどを聴かせてもらいました。
その時、ストーンズ好きならこれも知ってるよね?と聴かせてくれたのがRCサクセションのライブアルバム「ラプソディ」でした。



その時までRCサクセションを聴いたことがなかった。
でも一発で気に入りました。

オープニングの「よぉ〜こそ」のドキドキ感。
必殺の「雨上がりの夜空に」
「ブンブンブン」や「ボスしけてるぜ」のユーモア。

それまで聴いていたいわゆるニューミュージック系の日本の音楽とは全然違う!カッコいい!!
早速その場でカセットにダビングしてもらいました(お金に乏しかった高校生ゆえ、許せ♪)

もう家に帰ってからも聴きまくりです。

シンガーそしてメインソングライターの忌野清志郎、そしてギタリストのチャボこと仲井戸麗市。もちろんバンドのサウンドもサイコー。
高校2年生の僕の気分に、ここまでぴったり来る日本のバンドはありませんでした。

日本のシンガーでは井上陽水が好きだったのですが(今でも好きですよ)、また全然違うティスト。
でも、陽水の名曲「帰れない二人」を共作しているのが清志郎と知って、おおお、と思ったり。

それまで日本の歌を聴いて、歌詞の部分でピンと来るもの、深く共感できるものというのが、あまりありませんでした。
でも清志郎の歌詞は深く入ってくる。

そしてもちろんロックンロール全開のあのサウンド。
歌詞とメロディが融和していて、違和感なく入ってくるというのも大きいです。

たとえばその頃に聴いた、いわゆるフォーク系の音楽は、歌詞はいいこと言っているのに、歌のメロディやバックのサウンドがちょっと合っていないのでは、なんて思うこともありました。

ということは、その頃からサウンド全体も気にしていたのだということですね。

そして大きいのは、ステージでの振る舞いなども含めた忌野清志郎のパフォーマンス。
歌い方も今までの僕の「歌ってこういうものだよね」という思い込みをぶっ壊してくれました。

ライブを見にいって、毒とユーモアが混在したトークにもやられた。
ああ、これでいいんだ。
いいんじゃんこれで。

高校2年の頃なんて生意気だけが先走って、でもわからないことも知らないことも多いし、自分のこともよくわからないし、今から考えればくだらないことで簡単に傷つくし。
まあ、しょうもない存在なわけです。

そんな青春のモヤモヤに対する、一つの答えだったのかもしれませんね。

そして、清志郎もチャボも青春の一過性の熱病ではなく、素晴らしい音楽として、長く付き合っていくことになります。

清志郎が亡くなって早くも15年。
でもあなたの音の遺伝子は僕の中でも生きております。

ありがとうございます♪

相模の風THEめをと ライブ情報
4月19日 金曜
大阪長居 DEPO
(音友 サザンハーモニーと対バン)
2000円+ドリンク
19時15分開演

4月20日 土曜 昼間
丹波篠山 とっておきの音楽祭
相模の風THEめをとは11時55分〜
田園交響ホール前 広場にて