歌詞の力を思い知らせてくれた人 | 音楽でよろこびの風を

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世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

おとなげない大人が

影響を受けた歌詞は?


こんにちは。

相模の風THEめをとのダンナ

いしはらとしひろです。


【歌詞の力を思い知らせてくれた人】


前回に引き続き、仲井戸麗市!チャボ♪

ギター愛ストーリー その6です。

とはいえ今日はギターよりも歌詞、作詞の話。


僕は歌における詩=歌詞で明らかに影響を受けた、なんなら研究じみたこともしてしまった!そんな人が二人います。


一人はザ・キンクスのレイ・ディヴィス。彼の場合は英語の詞ですから、影響を受けたのは訳詩を通して見た歌詞の中での物語的な部分です。

まあ、レイさんのことはまたじっくり書くとして。


そしてもう一人はチャボ。


RCサクセションを聴くようになるようになって、そこから遡る形でチャボがRC以前にやっていた「古井戸」というグループの音楽も聴くようになります。



古井戸はチャボと加奈崎芳太郎の二人で組んでいたグループ。

いわゆるフォークグループ的な括りで語られることが多いですが、ブルース、ロックなテイストもかなり濃い素敵なデュオでした。


そのレパートリーの半分強がチャボの作詞作曲。


言葉の感覚がぴったり来たのでしょうね。


この頃のチャボの詩の特徴として、歌の展開部などで、そこまでの流れとちょっと違う言葉、物語をぽっと投げ込むんです。脈絡がありそうななさそな。

でも、それがいい。カッコいい。


もし全く関係ない流れの言葉がいきなり挿入されたら、多分違和感の方が大きいと思います。

そこの匙加減が絶妙。違和感ではなく歌詞の世界がより広がる。

そのちょっと入れ替わる、みたいな感じにハマりました。


また言葉の選び方も絶妙で。

今見返すと昭和ならではの言葉選びの部分もあるかもしれませんが、一つ一つの言葉が愛おしい。


古井戸もたくさんの歌がありますから、一概にはいえないかもしれませんが、歌の中に漂う寂しい感じが好きでした。

悲しいではなく寂しい。

そしてやるせない感じ。


間違っても「頑張れ」じゃない感じ(笑)


諦めてはいないけど、でもね、嗚呼な感じ。


僕は日本語の歌でも、カバーする時は別として、あまり歌詞をじっくり眺めるということはしないタチなのですが、チャボの歌詞に関しては音楽なしでも歌詞カードをよく読み込んでいました。


チャボの歌、古井戸、RC、ソロと素敵な歌はたくさんありますが「なんとかなれ」と「ポスターカラー」の二曲は、チャボの歌世界大好き!と高校生の僕をガツンとした曲でありました。


今、自分が作る歌の歌詞は別にチャボには似ていないかもしれないけれど、いつかあんな素敵な歌を作れたらな、とオリジナルの一つも作るずっと前に思わせてくれた人。


それがチャボの歌。


ひたすら感謝であります。


相模の風THEめをと ライブ情報

4月19日 金曜

大阪長居 DEPO

(音友 サザンハーモニーと対バン)

2000円+ドリンク

19時15分開演


4月20日 土曜 昼間

丹波篠山 とっておきの音楽祭

相模の風THEめをとは11時55分〜

田園交響ホール前 広場にて