スライド天国への階段 | 音楽でよろこびの風を

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世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

おとなげない大人は

滑りものに燃える♪


こんにちは。

相模の風THEめをとのダンナ

いしはらとしひろです。


【スライド天国への階段】


ははは。

レッド・ツェッペリンネタではありませぬ。


いしはらギター愛ストーリー その7


ここまでのギター愛ストーリー、時系列に沿って書いてきましたが、ここからはそこにこだわらず書いてみようかなぁ。


今日のお題はスライドギター。


スライドギター。

好きなんす。

めをとのライブをご覧になった方なら、わたくしがスライドバーを使って演奏しているのを見た方も多いはず。毎回必ずではないですが、ここ数年はライブ3回のうち2回はスライドを使った演奏をしていると思います。


ギターに詳しくない方のために、簡単に説明すると。

普通は左手で弦を押さえ、右手の指で(あるいはピックで)爪弾いて、音を出します(右利きの場合)


ギターのネックには音程をしっかり出すためのフレットがついています。


スライド奏法というのは左手の中指か小指にスライドバーというバー(というか管)をはめて、弦の上を滑らせて音を出す奏法なのです。



ハワイアンなんかの「ひゅ〜ん」という音もスライド奏法ですね。


弦の上にバーを置いて滑らすだけですので、経過音は全部出ますし、西洋的な半音区切りにはない音程も簡単に出せます。たとえば半音のさらに半分の四分の一音とか。


とにかく通常の押弦奏法との一番の違いは、バーを弦の上に置いて、滑らすだけで音が出る、というところです。


文字だけではなかなか簡単には説明できないのぅ(笑)


そのスライド奏法との出会いは。


中学三年生、まだギターを弾き始めて数ヶ月の頃に遡ります。


ツィスト(世良公則のいた、あのツィストね)がテレビ「ザ・ベストテン」に出た時です。

その直前にギタリストのチェンジがあり、新加入のギタリストとして紹介されたのが、松浦善博!


松浦さんは、今でも多くの人のバックでスライドギターを弾いていますし、スライドの教則ビデオなんかも制作していますね。


もう40年以上前の話なのでおぼろな記憶ですが、多分司会の黒柳徹子が「新しいギターの方は、ちょっと珍しい弾き方をするんですって?」

みたいな感じでスライド奏法のことを演奏前に紹介したのです。


そんな弾き方があるなんて考えたこともなかった、少年いしはらはそれだけでも相当びっくりしたのですが、実際にスライドを使った演奏が始まったら目も耳も釘付け。


ひょえ〜カッコいい!


また、歪ませた音のエレキギターでのスライドプレイでしたから、相当ワイルドな響きになります。


それまでに聞いたことのないトーン。そして音の感触。


自分が今まで知っていたギターの音とは全く違って聴こえる音に、そりゃあびっくりしましたとさ。


そしてそれをカッコいいと感じてしまった。

そこが始まりですよ。


僕が実際に、ちゃんとスライドギターを弾けるようにしよう!と思って本気で練習し始めるのは40歳を過ぎてからですから、また随分と間が空くのですが。

でも聴く音楽としては、スライドギターを耳にすると、アンテナがピンと立つようになります。


なんでギターのことをロクにわかっていない頃から、スライドギターに惹かれたんでしょうね。

不思議。

そして運命的。


押弦の奏法では得られない、ワイルド感。これがきっとその時の僕には魅力的だったのでしょうね。


スライドの魅力はたくさんあるし、人によってその感じ方もたくさんあると思います。


でも僕にとってはワイルド感が一番かなぁ。


という割には、ワイルド感の薄いジョージ・ハリスンのスライドが一番好きだったりしますが(笑)


しかし、エルモア・ジェイムスやジョニー・ウィンターの弾くスライドはワイルドそのもの。


そしてこの最初の出会いのツィスト「SOPPO」もワイルドなスライドギター。


今の僕につながる種は、ギターに出会った最初の頃から蒔かれていたんですね。


これも今振り返ると運命だよな。


スライドギターについても書きたいことたくさんあるし、これもまた続くですね。


ホント、ギターについて語り出すと止まらんのですよ〜。

ふふふ。


相模の風THEめをと ライブ情報

4月19日 金曜

大阪長居 DEPO

(音友 サザンハーモニーと対バン)

2000円+ドリンク

19時15分開演


4月20日 土曜 昼間

丹波篠山 とっておきの音楽祭

相模の風THEめをとは11時55分〜

田園交響ホール前 広場にて