あまりのど迫力に3メートルほど飛んだ! | 音楽でよろこびの風を

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世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

おとなげない大人が

3メートルほどぶっ飛んだスライドギター!


こんにちは。

相模の風THEめをとのダンナ

いしはらとしひろです。


【スライド天国 2】

ギター愛ストーリー

その8


さて、時計の針を一気に回していしはら40代へ。

前回まで少年いしはらだったのに、いきなりオッさんです(笑)


ギターを弾き始めてスライド奏法に惹かれて。

聴く音楽の方では、スライドギターいいなあ、カッコいいなぁと思っていましたが、弾く方としてはそんなに熱心には取り組んでいませんでした。

一応18歳くらいの頃、スライドバーは手に入れていましたが、そんなにがっつりは取り組まず。


正直、スライド名手のように弾けるとは全く思えず、たまに弾いてみても、その差に愕然とするばかりで、練習すれば上手くなるなんて風にも全然思えませんでした。


まぁその頃には、ほかの部分でも課題は山積みでしたから、練習はしっかりやってましたが。


40歳を少し過ぎた頃、フレッド・マクダウェルというブルースマンのCDを買いました。

ブルースも好きでしたけど、ブルースマニアというほどではなく、程々にたまにCDを買って位の付き合い方。



久々に衝動買いしたブルースのCD。

その中に入っている「シェイク・エム・オン・ダウン」という曲を聴いてぶっ飛びました。


まぁ軽く3メートルは飛んだか(笑)


アコースティック一本の弾き語りのブルース。

スライドばりばり。

ど迫力。

ギターと歌だけなのにビート感が凄い。

そしてスライドはいわゆるフレーズを弾くのではなく、コードストロークと組み合わせてアクセントというか一種のエフェクトのような使い方、弾き方なんだけれど。



どう弾いているのか全く見えてこない。

どういう風に弾けばこの感じになるのかが、皆目見当がつかない。


なんか音の塊が降ってくる感じ。

しかもど迫力。


口あんぐり!


唖然。


なんじゃこりゃ???


歌も野生味たっぷり。

いや野生味なんてもんじゃないな。

このオッサンは野獣に違いない。


この時に「オレもこんな感じにスライドギターを弾いて歌いたい!」と強烈に思ったのでした。


ここから本気でスライド弾き!と呼ばれるくらいのところを目指そうよ、という気合が入ったのであります。


フレッド・マクダウェルのコピーをしようとは思いませんでしたが、でもこれくらい迫力あるスライドを弾いてみたいと強く思ったのです。


やっぱりぶっ飛ぶくらいの感動がないと、本気は発動しないものなのだな。


とはいえ、スライドに取り組み始めて十数年。もう少し上手くなっているはずだったのだが(苦笑)

でも即興でスライドを弾いていると、もう時の経つのを忘れてしまうし。


なんか弾いているうちに、音楽の方に自分を持っていかれるような気がして。

いうまでもなく快感。

この快感がある限り弾き続けるだろうな、スライドギター❤️


余談

この曲が入っているCD「MISSISSIPPI  FREAD  McDOWELL」の録音がとても素晴らしい。

しかしこのアルバムはレコーディングスタジオで録られたものではなく、録音エンジニアはなんと素人さん!

フレッドの自宅の納屋で友人が録音したそうで、確かにところどころ、犬の鳴き声や周りのざわめきなどが聞こえます。


そんな素人録音にも関わらず、音はめちゃくちゃ良い。音質もまたど迫力なのでした。

そういう意味でも一聴の価値がある、アルバムです。


相模の風THEめをと ライブ情報

419日 金曜

大阪長居 DEPO

(音友 サザンハーモニーと対バン)

2000円+ドリンク

1915分開演


420日 土曜 昼間

丹波篠山 とっておきの音楽祭

相模の風THEめをとは1155分〜

田園交響ホール前 広場にて