Discostar★Love 4 #136A | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

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Discostar★Love 4
#136/Side-A





それからまた少し飲んで食べて話して、


名残惜しかったけど

翔ちゃんまた明日早いからもう帰ろうって

おれから言って店を出た。




帰りはマロと電車でって思ったのに




「いいよ、送るよ。」




オトコマエ翔ちゃん発動。


大変だからいいよって言ったけど、

少しでも一緒にいたいからなんて言われちゃったらさ。



それに。




「はぁぁ〜、楽しかった!

あぁぁでも良かった、相葉くんの好きなヒトがサクライさんみたいなヒトで!

サクライさぁん、これからも相葉くんのこと、よろしくお願いしまぁす♡」




半分寝てそうな目をしたこの酔っ払いは

電車で帰るにはもうちょっと酔いを醒まさないとダメそうで。




「ゴメンね、しょぉちゃん。ありがと。」




えいえいって車の後部座席に押し込んだあと、

助手席に乗り込んで翔ちゃんの顔を見たら




「喜んで。」




翔ちゃんは

ちゅ、って一瞬、おれの唇に触れてから

エンジンをかけた。




「!」




慌てて後ろを振り向いたけど、

マロはふにゃふにゃ笑いながら目を瞑ってた。




「もぅっ////!」




軽く翔ちゃんの肩にグーパンチすると

翔ちゃんがすっごい嬉しそうに笑うから



怒ろうと思ったのに

ニヤケが移っておれまで笑っちゃって。





しばらく走った先、

オフィス街の広い交差点。



赤信号で止まった時に他に車がないのを確認して

後ろのマロが眠ってるのを確認して




「しょぉちゃん、」




大好きな翔ちゃんを呼んで



ちゅ、




「くふふ、」




くすぐったい気持ちを分けるみたいに

お返しのチューをした。