BlueRunner1さんからご寄付
海中公園や水族館にエソがいないことに魚権の侵害すら感じる今日この頃。
しとしと雨が降りうっとうしいですね。こんばんは、事務局です。
さてさて、6月6日の締め切りも過ぎました。
公式な参加人数はもうしばしお待ちを。20人弱の、ほどよい人数かと思われます。
エソワンGPでは、募集要項にもあるよう、
世界におけるエソ様の地位向上に貢献したとして
1~3位の猛者をを表彰し、副賞も用意させていただきますが、
今回なんと、
温かく見守ってきてくれたフォロワーさんの一人
SEIJI(BlueRunner1)さん
から、大会の景品にお使いくださいと
タックルハウス3点セット
のご寄付をいただきました!
・「M-QUIET」(118mm、12g)
・「LiplessMinnow」(120mm、18g)
・「K2S」(122mm、22g)
中でも「K2S」の122mmはレアもので、
事務局がほしいくらい。
もらっていいですか? ダメですよねw
皆様のご厚意にて盛り上がっているエソワンGP。
事務局はただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
SEIJIさんはどうやら先日の競馬で万馬券を取ったらしく
100億円ほどを入手したため(※事務局は競馬オンチなので不確定情報です)、
その一部として寄付していただきました。
SEIJIさんについて少し紹介。
SEIJIさんは男の中の男。
分野は荒磯からのショアジギで、
海が荒れれば荒れるほど、
条件が悪くなればなるほど闘志がたぎるという
いうなれば…
ドMです
タックルハウス3点セットは、
SEIJIさんの専門分野である青物にちなんで、
BlueRunner賞として、
青物を釣られた人の中で、1匹重量で競うことにしましょう。
青物と見なすものは、
・ブリ(メジロ、ハマチ、ツバス)
・カンパチ(シオ)
・ヒラマサに
・シイラもつけましょか。サバは、やめときましょう。
そして、だれも該当者がいなかった場合は、
SEIJIさん自身のご希望がありまして…
それは、大会当日に発表いたします。
名実ともにエソガール
ポッキー1箱
という甘い誘惑に釣られてエソキャンギャルを引き受けたtsuna__chanです。
これまで、釣りどころかアウトドアにもからっきし興味がなかった私ですが、
釣られっぱなしでは気が済みません。
引き受けたからには全力投球!
いろいろな人の助けを受けながら、
釣りにチャレンジすることにしました☆
これまで、師匠の
「きょうは釣れるで!」
という甘い誘惑に釣られて数回、数々のポイントに通うもアタリすらなし。
ていうか、連れて行かれる先々が爆追い風だったり、
足場が極端に悪かったりとスパルタ教育を受けました。
おかげでなんとかそれなりにルアーをキャストできるまでになり、
そして「エソギャルなんやし、エソを釣りたい!」と雨天の5回目の釣行時、
キセキが訪れました!
この日も師匠に連れられとある漁港に。
テーマは「底を取る」。
ジグを沈め、着底する感覚を学びました。
着底したら、すぐに巻き上げるとのことで、
師匠を見るとなんかロッドをジャカジャカやって、
「おおお、いかにも釣れそう!」と傍目にしながら、
私も教えられた通り速巻きでハンドルをグルグルしてると…
いきなり、
ゴンっ☆
という感触。
「ま、まさか」
初ヒットです~Σ(・ω・ノ)ノ!☆
ついにやりました。
苦節5回、念願の初フィッシュです。
しかもド本命のエソ様ですよっ!
ほんまにうれしかったです。
これまでいろいろ教えたくれたツイッターフォロワーの師匠の皆様、
ありがとうございました(*゚ー゚)ゞ
ちなみにこの日、
一緒に行った師匠はというと…。
ま、かわいそうだから
何も言いませんw
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さてさて、めでたくエソ様もゲットできたし、
つなちゃんクッキング
の時間がやってまいりました☆
【下準備】
まず、エソ様の内臓や皮を
引きちぎります。
小骨が多いので、
処理がへたくそな私はとにかく包丁と素手で猛アタック。
美味しそうなたまごもきれいに・・・
これを見た事務局、「どんな状態やねん!」。
きつい一言をありがとう。
ちょっと自分はきれいに三枚におろせるからって(怒)
こやつらをミキサーにかけミンチにすればとりあえずOK。
【ファイル1・簡単手軽なエソ肉団子】
用意するものは、エソ様、醤油少々、白ごま、ショウガのみ。混ぜ合わせて素揚げに。
おいしいエソボールの完成です。
【ファイル2・エソドーナツ】
スーバシさんのツイート
「クリ○ピードーナツでこんなの売ってた」
おやつに使うんだよ、という会話から飛躍。
スーバシ「エソワン会場でドーナツたべよっかな」
つな「よし、エソドーナツ作るわ」
有言実行がエソギャルのモットー。
用意するものは、エソ様、小麦粉適量、たまご小2、砂糖20㌘、きな粉20㌘、ベーキングパウダー少々
まぜまぜっまぜっ、いちにーさんでーのばーしてっ♪っと
某電波ソングを口ずさみながらも生地完成。
170~180度の油で揚げて、砂糖ときな粉をまぶせば
美味しいエソドーナツの出来上がり。
お味はというと、素揚げはあまりにも適当すぎてちょっと固い。
失敗かなあ。
エソドーナツは意外にもふんわり。
さすがエソ様。レモンを入れてるので、生臭さはない・・・はず(たぶん
事務局にもおすそわけしました。
感想は。
「これエソなん!? えっ!?、そうなん? エソだけに~。ヨホホホホ」。
…聞かなければよかったです。
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おまけ。
いただいたヒラスズキ様も調理してみました。
日高町と原発の歴史(下)
こうした原発推進の動きに「待った」を掛けたのが、
54年3月に起きたアメリカのスリーマイル島(TMI)原発事故でした。
一松町長は同年4月に環境調査を凍結。5月、漁協は総会で受け入れ決議を撤回しました。
原発への不信感が住民に広がったこのころから、
原発推進派と反対派の衝突は、さらにエスカレート。
55年10月、町議会は原発を推進するため、環境調査促進を議決、町長は環境調査凍結を解除。
町民たちは同年12月、「日高町原発反対連絡協議会」を結成しました。
関電は翌年の2月から7月まで小浦で陸上調査を行い、
59年6月の漁協の総会は審議に至らず流会。
以後、漁協の総会では壇上に詰め寄った組合員が逮捕されるなど、原発問題はヒートアップしました。
原発問題は当然、町の枠を超えました。
周辺市町村の医師や教諭らは「日高原発反対30㌔圏内住民の会」を結成。
漁協の総会では調査問題は廃案となりましたが、町は漁協に再度協力を要請。
平成2年9月の漁協総代会は紛糾し、閉会後の理事会で組合長は「今後漁協としては原発問題に一切取り組ま
ない」と表明したことで、流れは反原発に大きく傾きました。
同月に行われた町長選では「原発に頼らない町政」を掲げた志賀政憲氏が反対派に推されて出馬し、初当選。
それまで毎年の町の予算に上がっていた「原発視察費」(年間500万円)をカットするなど、
原発問題を一掃しました。
14年10月、志賀町政を継承し、町長選で現町長の中善夫氏が初当選。
すぐに原発立地計画の即時中止を関電に文書で申し入れました。
その後、阿尾地区の原発建設予定地だった湿原地約13万平方㍍について、
所有者から町に対して買い取りの要請がありましたが、町は拒否。
寄付を得て、湿原地が町有地に登記完了したのが、まだ5年前、平成17年3月のことです。
反対派の男性は
「利権というのはホンマに人を変える。町の活性化のためというけど、純粋に町のことを考えて賛成していた人がどれだけいたか。今思えば、原発も強引に進めすぎた気がするな」と、こぼしました。
福島第一原発の事故後、原発安全神話は崩壊。反対派には多くの応援の声が寄せられ、
「命をかけてやって来たことは正しかった」と認識したと言います。
一方で賛成派の女性は
「和歌山もほかの場所からのエネルギーの恩恵を受けてるんやし。どこかがやらないとアカンという気は今でも持ってるよ。これだけ過疎化が進んだら、ほかに活性化の手だてがないわ」ときっぱり。
地域を真っ二つに割った問題のしこりは今なお残されています。
大阪の隣県であり、中南部は過疎化が進んでいる和歌山県。
保守王国という政治的背景も加わり、原発立地には最適の地といわれてきました。
現在、御坊市では使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設の話もあります。
30年以内に発生する確率が30~40%と言われている東南海・南海地震。
国の「東南海・南海地震等に関する専門調査会」から発表された、
東南海・南海地震が同時発生した場合の被害想定によると、
和歌山県の津波による全壊棟数は1万4300棟にものぼります。 (終わり)
日高町と原発の歴史(上)
エソワンGP会場のある日高町小浦地区
そして会場まで渡してくれる渡船業「照ちゃん渡船」が営業する同町阿尾地区。
この2つのエリアでは以前、
原子力発電所の、建設推進か反対かを巡って地域を二分する大論争がありました。
今でこそ、表面上は収束していますが、まだ、しこりは完全に消えたわけではありません。
◇ ◇
「当時から原発の危険性は言われてた。けどな、反対した理由はそこだけとちごて、
仲が良かった地域が二分されていくのが耐えられへんかった」―。
現在も町議を務める反対派の男性は当時をこう振り返りました。
同町に原発問題が持ち上がったのは昭和42年7月のこと。
当時の井上長次郎町長が原発構想を表明、町議会は誘致を決議しました。
その年の12月、当時の大橋正雄和歌山県知事は県議会で原発誘致の意向を表明し、
関電が県に建設を申し入れたのです。
これを受け、阿尾地区は翌年1月に、同地区の漁業者の組合、比井崎漁協は2月に誘致反対を決議しました。
当然、これは原発の危険性、風評被害を懸念してのことでした。
しかし、地区は真っ二つに割れ、「夜道に気をつけろ」という忠告を受ける者や、
取材に訪れた地元の新聞記者が漁業者に海に突き落とされるような事件まで発生しました。
先述の男性は言います。
「そりゃ、ぎすぎすしてたよ。でもな、漁業というのはみんなが協力しながら作業することが多い。
いがみ合っていたら仕事にならん」と。
親せき同士だけでなく、同じ屋根の下で暮らす家族でさえ、いがみ合うことがあったと言います。
こうした状況を受け、井上町長は、町内を正常化させるため
阿尾原発誘致を白紙に戻す趣旨を表明。
阿尾の原発誘致問題は一つの区切りを迎えることになりました。
2年後の45年9月、町長選で推進派の一松春町長が当選。
50年12月には関電は、今度は小浦での環境調査を町に申し入れました。
53年2月、小浦区は、「調査と建設は別」との条件で調査受け入れを決議、
3カ月後には比井崎漁協もこの条件付きで調査受け入れを決議しました。
さらに1年後の54年3月、一松町長も陸上調査を受け入れたいと表明しました。
先述の通り、当時から原発の危険性は心配されていました。
ではなぜ、推進の動きがあるのでしょうか。
推進派によると、原発誘致による最大のメリットは、
電源立地地域対策交付金・補助金制度ということです。
当時はまだ補助金の使い道は、公共施設や教育施設などの設計・建設などと決まっていました。
しかし、箱物や道路の建設に使われるということで、
最初は漁業者や海岸線の住民の間でのいざこざだった原発問題は、
建設業者、商工会を巻き込んで大きく膨らみました。
小浦原発の場合は4基で100億円の交付金がおりるとされ、
原発を1基造るのに約2000億円が掛かると試算されたようです。
ある漁業従事者の男性は、「漁師の間でも関電からの漁業補償金の話で持ちきりだったわ。
このころから漁師の高齢化や後継者不足の問題はあったしな」と話してくれました。 (続く)
◇ ◇
福島第一原発の大事故が起きた今、エソワン事務局は日高町であった原発問題について検証。
2回にわたって掲載します。
デコバスターズ
「緑色のデコッパチのエイリアンが大量に攻め込んできた!」
との情報を得たエソワン事務局。
デコッパチ(あ、シイラのことね)は、
和歌山で別名「トウヒャク」とも呼ばれ、「1匹いれば、10匹も100匹もいる」とのことから名付けられています。
このままデコッパチに会場に居座られたら、
栄えある第1回エソワンGPに多大な影響が出る恐れがあります(?)
で、なにが困るかというと…
①デコッパチ好きのアングラーが大量にやって来て、釣り座の確保が困難。
②当然、参加者は繊細なエソ様のタックルで挑むので、デコッパチが食らいつくとキャッチするのに余計な時間がかかる。
③何より、参加者様がデコッパチのファイトの魔力に魅せられ、浮気してしまう。
事務局は立ち上がりました。
前日までは爆釣していたデコッパチを駆除せねば!
との一念で「デコバスターズ」(隊員umihen1人)を結成!
いざ26日午前、沖一文字に乗り込むことにしました。
渡してもらうのは当然、協賛を得ている「照ちゃん渡船」。
そして一緒に乗り込んだお兄さんと意気投合し、デコバスターズは隊員2人に増員。
優秀な新入隊員に、この時期の釣り座はどこがいいなどを教えてもらいました。
さて、前日までの爆釣情報を聞き、
一文字が沈んでしまうほどアングラーが集結していると思いきや、
現場は予想に反しほぼ貸し切り状態。2番船で行ったのですが、
内向きは誰もやってませんでした。
釣り開始時は足下に赤潮が発生し、大量のクラゲーラがふよふよと浮いてました。
潮が動いている様子もなく、湾奥と変わらない雰囲気だったのですが、
潮が動き出すと同時に小サバの姿も見え始め、
頭を上げるデコッパチの姿も見えました。
「今、出ましたよ!」
と新隊員に声を掛け、最も信頼しているペンシルをキャストすると
一撃でヒット!
デコは、得意のジャンプしてからの
「ジャイアントシビトクライスイング」
「ネコマタギラリアット」
「マヒマヒパイルドライバー」
などの技を繰り返して抵抗。
足もとまで寄せてきたというより、足もとまで跳んできてくれたデコは、目測70~80cm。
いわゆるペンペンサイズでしたが、ネットイン寸前に繰り出された
決め技「マンリキ搾り」
で起死回生に成功。デコの逆転勝利に終わりました。
ま、要するに
バレたということです。
僕は、その場ですぐにツイッターで「足もとでバラした」とつぶやいたのですが、
すると隣でiPhoneでツイッターアプリを見ていた新隊員が、びっくりしたような顔で
「もしかして、umihenさんですか?」
と尋ねてきました。
なんと新入隊員の正体は、相互フォローの関係にある
oshioxさんだったのです。
実に物語のような展開。これがもしドラクエなら
「oshioxが仲間に加わった」的なテロップとともに、
あのBGMが流れたのでしょう。
新隊員はoshioxさんだった!
ちなみにバラした時は、「またすぐに別の群れが回って来るやろ」と考えていたのですが、これが甘かった。
僕のボウズ色の覇気に押されてか、殺気を感じてか、デコはその後、一文字に近寄ることなく、
結論を言えば追い払うという任務はめでたく完了したのです。
ホゲったわけでもボーズを喰らったわけでも、デコッパチだけに、おでこを喰らったわけでもありません。
完全ミッションコンプリートです(泣)
ちなみに本命のエソ様はというと、僕も結構本気でブレード系のルアーを投げたのですが、ボウズ。
oshiox隊員は、ジグで3度フッキングに成功したのですが、ちぎれたエソの身と、エソのウロコ1枚という貧果に終わりました。
さすがエソ様、一筋縄ではいきません。
GPレギュレーションでは「5本そろえて総重量」となってますが、大丈夫なんでしょうか。
5本そろえられる強者はいるのでしょうか…。
ま、エソの世界チャンプを決める大会なので、それくらいは皆さん釣ってくれるでしょう…。
やや不安を残す釣行となりました。
最後に、照ちゃん渡船の看板娘ミカちゃんの
「あれー、2人で40匹くらい釣ってくると思ってたのに」
という一言が空しく初夏の空に響き、天も涙を流してくれました。
近畿地方梅雨入りです。