日野には条里制地割が全てあった | 日本の歴史と日本人のルーツ

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山口県、鳥取県、福井県、滋賀県、東京都に日野地名があり、付近の複数の地名が一致した。さらに条里制地割がそれぞれあった。この条里制地割は中国では山東省付近の古代の斉国あたりのみに見られる。

日野の地は白村江の戦いの敗戦(663年)以前から蘇我氏の先祖の安曇氏らによって開拓されて存在したと思われるが、白村江の戦いに敗れた後に滋賀県の日野あたりに百済遺民を入植させた史実より、天智天皇が蘇我入鹿を殺して得た土地ではないかと推定される。

日野の名前の由来であるが、『日』の形が水田の最小単位を二枚を並べた条里のように見えるからであろう!


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下関市豊田町日野と日野川、白村江の戦いの敗戦(663年)前の650~655年頃までに、すでに豊田郷があり、条里制の田地があった。すなわち、大化改新(646年)以前から条里制地割があったとしてもおかしくない。

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鳥取県日野郡日野町

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福井県越前市あたり日野川流域、大字に日野がある。この北部に広大な条里制地割の水田が広がる

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滋賀県蒲生郡日野町、日野川の流域に広大な条里制地割がある

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東京都日野市、JR豊田駅がある


参考

① 日野町と日野川の一致の他、多くの地名が一致する(参考)


その他、条里制地割の土地には渡来人の故郷の地名がついたところもある(参考)。


③ 大化改新(646年)で公地公民制と班田収授法を設けたのは、蘇我入鹿を殺して得た土地を正当化する為(参考)。


④ 条里制地割の水田は中国の山東省あたりに唯一ある(参考)。