土地開発者と入植者が違うことの例が築後平野の航空写真でよく分かる。
福岡県小郡市の田圃と市街地に着目して欲しい。
水田は条里制地割のデザインであるが、市街地の乱雑さに違いが明らかである。この辺りの水田の圃場整備事業は水路の整備であり、区画は変更して居ない。すなわち、入植者は呉系弥生人系(O2b、O3)である。開発者はもちろん海人族安曇氏(C1)である。想像であるが縄文人(D2)も造成作業などに従事したであろう。
参考
① 農水省による圃場整備事業の影響
筑後平野については、クリーク(水路)の整備が重点であった。条里制地割については、大きな変更は無かった。