「グリーン車」問題〜6月の① | 府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

初めて議員になった時、びっくりしたことが3つ
一つは、議会なのに議員同士の議論がないこと
一つは、議会自らが条例をつくらないこと
一つは、審議の前に予算への賛否を聞かれたこと
二元代表制の地方議会では是々非々が筋
だから僕は「ハッキリYes! ハッキリNo!」

6月議会中です。
「グリーン車」問題(視察でグリーン車に乗るかどうか)のその後ですが、
改選前からの引継ぎ事項として、各派代表者会議の議題になりました。非公式の会議なので、非公開、議事録なしです。

議長から、グリーン車使用は申合せ事項により原則廃止だが、一昨年に、各委員長が委員の意見を聞きながら判断した場合は使用できると、但書を加えられた。しかし基準がなくトラブルになることもあったので話し合ってほしい、と説明がありました。

以前グリーン車復活を提案した立憲民主党が口火を切り、「目の前の7月に各委員会の視察があるので、とりあえず今回はこれまで通りでどうか」といきなりの先延ばしの提案をしました。

各会派からはそれぞれ意見が出ました。意見としては、
・会派の中で、グリーン車に乗りたい人は自腹で追加して乗れば良いとの意見もあった。いろいろ議論したが、わかれて乗るのはよくないので、委員長の判断に任せるとの結論。(市政会=自民)
・原則廃止なのだから、訪問先で豪雨に合うとか、緊急の場合に限られると考える。(共産党、生ネット)
・原則廃止、例外使用なのだから、委員長がグリーン車を提案する場合はそれなりの理由が必要だが、今まで理由が述べられていない。
 但書をまとめたときは、遠距離の場合という条件で妥協した。(自由クラブ、杉村)
・分かれて乗ると議会事務局の職員が取りまとめにくろうするので、事務局としてはまとまってほしい。(議会事務局長)
・視察なのに分かれて乗るのはおかしいと市民に言われる。(議会事務局長)
・視察なのだから、まとめて行動するべき。(市民フォーラム)

議長から、すぐに結論出ないので、7月の視察は今まで通りでどうか、と投げかけられました。

私は、議長がそうおっしゃるならそれでよいが、
・委員長一任ではないですね?
・これまで通りだと、またトラブルになりかねないがそれでいいのですね?
と、二点の確認を得た上で賛同しました。

議長からは、必ず話し合いの機会をもち、今季中には結論を出すとのことで、結論を先延ばしとなりました。

なぜ議会が、こんな低レベルの議論をいつまでもしているかと思うでしょうが、
一部議員たちが、
グリーン車に乗ること、
しかも全員一緒に乗ること、
にこだわるのが原因です。

原則は廃止なのだから、素直にそのとおりにすればよいと思います。次回は、各委員会でどんな結果になったかお知らせします。