「グリーン車」問題〜6月の② | 府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

初めて議員になった時、びっくりしたことが3つ
一つは、議会なのに議員同士の議論がないこと
一つは、議会自らが条例をつくらないこと
一つは、審議の前に予算への賛否を聞かれたこと
二元代表制の地方議会では是々非々が筋
だから僕は「ハッキリYes! ハッキリNo!」



「グリーン車」問題の続きです。
「グリーン車」自体は小さなことですが、市民を無視した、自分たちの都合による議会村の不誠実なやり方の象徴なので、とことんこだわってまいります。

この6月議会の各委員会で、7月の視察についても話し合われました(傍聴可)。結果、3委員会でグリーン車を使用することになりました。代表者会議で私が「最低限、理由を」と申し上げていたので、一応今回は、各委員長が理由を述べてグリーン車使用を提案しました。理由は次のとおりでした。

●総務委員会(佐藤委員長)
→新青森まで720kmで3時間以上かかるのでグリーン車を使用したい

●文教委員会(増山委員長)
→佐賀なので飛行機利用。新幹線利用無し。

●厚生委員会(高津委員長)
→新大阪までで、朝早い(府中6:50発)のでグリーン車を使用したい

●建設環境委員会(清水委員長)
→新大阪までで、朝早い(府中6:50発)ので皆さんが疲れないよう配慮して、グリーン車を使用したい

杉村は、文教委員会です。
 グリーン車の提案があれば議論するつもりでしたが、今回は九州なので飛行機でいくということで、グリーン車の議論にはなりませんでした。

29年の議会改革員会では、グリーン車復活に、私も合意しました。新大阪(550km)を超えての遠距離の場合なら、という条件で妥協した形です。従って、総務は720キロなので合意に沿っているが、厚生・建設は合意に反しています。自分の委員会だったら、視察への参加を拒否していたでしょう。

代表者会議では先延ばしになっていますが、今後議題になれば次の点を申し上げるつもりです。
・グリーン車使用は、緊急の場合あるいは遠距離(550kmを超える)の場合に限るべき。
・本来なら不要不急のものに税金を使うことはないので、全員不使用だと思うが、もし乗りたいなら、原則廃止、という文言をあらため、乗りたい人だけで乗るべき。できれば自腹で。
・一行がまとまらないといけないというのはナンセンス(在来線で移動するときはバラバラに乗っている)。事務局に苦労をかけないという配慮は当然あるべきだが、最優先事項ではない。どうしてもまとまる必要があると主張するならグリーン車を使用しなければいい。原則はあくまでも廃止なのだから。
・原則廃止、但書という申し合わせ事項を先例集に載せてないのもおかしい。誰の判断か?恥ずかしくて載せられないのか。