改選でメンバーも変わり、新人議員も質問され、新しい議会の雰囲気を少し感じました。
杉村は、市の公共施設内にある店舗の場所代(使用料)がどうなっているか、聞きました。なぜこれを聞いたかというと、1月に文化センターの使用料が見直されたのに、こちらは見直されてなかったからです。また、公共施設内のスペースでも市民向けに貸し出されているスペースは有料なのに、レストラン向けは無料になっていると市民からの指摘もありました。
質問を通じてわかったのは、芸術劇場や学習センターのレストランは使用料免除、プラッツのレストランは半額、ルミエールのレストランや美術館のミュージアムショップは全額徴収、と施設によってまちまちだということです。
採算性の考慮があるとはいえ、印象としては、使用料免除は古い施設に多く、比較的新しい施設では使用料をちゃんととったり、半額としているようです。公共施設内の店舗は、施設の来館者数に左右されたり、ロケーションが悪い場合もあるので、ときには減免が必要にもなるでしょう。しかしそれが既得権化されないよう注意が必要です。
採算性を考慮して減免した場合でも、売上げや収益の定期的なチェックが必要と思いますが、今回の答弁では「感覚的には把握している」とのことでした。「数字による把握」を求めたところ、今後はできる限り把握すること、さらに減免の妥当性を検証するということになりました。一歩前進ですが、こんなことは議会で指摘されるまでもなく、市民向けの施設の見直しよりも前にやってほしいことでした。
文化センターの見直しで歳入は年640万円増えると見込まれています。このレストランなどでは合計で年1300万円が減免になっているということですから、半額徴収しただけで文化センターの有料化と同じ効果が出ます。この点からもまずはこちらから見直すべきだったと考えます。