ラグビーと音楽のまちへ | 府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

初めて議員になった時、びっくりしたことが3つ
一つは、議会なのに議員同士の議論がないこと
一つは、議会自らが条例をつくらないこと
一つは、審議の前に予算への賛否を聞かれたこと
二元代表制の地方議会では是々非々が筋
だから僕は「ハッキリYes! ハッキリNo!」

今日は2年に一度の府中第九の日でした。毎回思いますが、府中はこれだけでも素晴らしい。


まずは何よりもベートーベンが素晴らしい。音楽に詳しくなくても誰にでもそれがわかるところがとくに素晴らしい。第九を聴いて心が震えない人はいないだろう。歌うたびに、新しい発見があり、その偉大さを思い知る。ベートーベンのことは僕が書いても仕方がないので「敬愛なるベートーベン」をぜひ見てほしい。

府中の素晴らしいのは、まず環境だ。300人で第九を歌えるホールがあり、2年に一度、市の支援で第九が歌える。オーケストラも市民だ。レセプションの挨拶で市長が「皆さんに感謝、の言葉しかありません」と述べていたが、私たちもこの環境には感謝しなければならないと思う。

ただ、第九を市民で歌う市は珍しくはないかもしれない。府中のさらに素晴らしいのは、指揮者もソリストも皆、府中市民だということ。しかも、超一流の皆さんだ。マエストロの大井先生がレセプションの挨拶で、「これほどのソリストを集めるのは大変です。それなのに府中では、ただ近いというだけでこのメンバーを集めてしまうとは」と笑いを誘っていました。

そして今回歌った最長老は93才の加藤さん。第一回の第九から全回参加されているという。そして最年少が中学1年の男の子。あと80年歌えるね、とみんなから。そんな中で今年また、僕も第九を歌うことができました。本当にありがとうございます。

2年後は、市長さんも歌いましょう!と、マエストロからもソリストからも声がかかっていました。市長の挨拶からは言葉だけでなく、感動をかみしめている姿が見えました。ラグビーとともにぜひ、音楽のまちも目指してまいりましょう♫