12月議会閉会。ル・シーニュ駐車場値上げ、辺野古陳情など | 府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

初めて議員になった時、びっくりしたことが3つ
一つは、議会なのに議員同士の議論がないこと
一つは、議会自らが条例をつくらないこと
一つは、審議の前に予算への賛否を聞かれたこと
二元代表制の地方議会では是々非々が筋
だから僕は「ハッキリYes! ハッキリNo!」



昨日、12月議会が閉会しました。
議案7件、陳情7件を採決しました。

この中で、

「市営駐車場条例の一部を改正する条例」

には反対しました。伊勢丹撤退に伴い、利用台数、収入ともに半減しているとのことですが、料金収入の上限を400円から500円に変更する内容です。結果は、賛成多数で可決。

 

もう一つ、

「辺野古新基地建設のための埋め立て中止を求める陳情」

については、本会議場で特に意見を述べて採択を主張しました。

結果は、自公+清水議員+都ファが反対で不採択です。反対理由はこちら⇒総務委員会


私の意見は以下の通りです。文中の宗教家の言葉とは、創価学会の池田大作名誉会長の言葉であり、これを聞き、大変感銘を受けました。

 

「この陳情につき、採択を主張します。理由は二つ。

 1つは、本格的な基地を新たに作ることは基地の半永久的な固定化につながると考えるからです。

 わが国には先の戦争が終わってから70年以上が経つのに依然として外国軍の基地があり続けています。特に首都の周りを基地が取り囲み、首都の上空も占領状態が続いています。独立国として異常な状態です。我々はいずれ、この異常な状態を解消し、真の独立国とならなければならないと私は思っています。

 そんな中、本格的な基地を新たに作ることは基地の半永久的な固定化につながると考えます。今ある基地は、占領された時期にできたものですが、今ここで私たち日本人が合意して、新たに本格的な基地を作ることは、基地の半永久的な固定化につながることを危惧しますので、この陳情については、採択を主張します。

 

 もう一つの理由は、陳情者の方も主張されていた、委員会でも議論のあった沖縄の民意についてです。民主主義の問題です。これについては委員会でもいろいろ意見がありましたので、ある宗教家の言葉を紹介して私の意見に変えます。

 「沖縄から見ると日本の正体がよく見える。今も続く人権無視の重圧、日本はどこまで沖縄を踏みつけにすれば気が済むのか。多数のエゴで弱い立場の人を犠牲にするのが民主主義なのか。人の犠牲の上に安逸を貪るのは人間として恥であり罪ではないのか。20世紀どこよりも苦しんだ沖縄を、21世紀にどこよりも幸せにするために全身全霊を傾けなければ日本に正義は無い、民主主義もない、繁栄が続くこともないだろう。差別するものはその不正義の報いを必ず受けるからだ。人類史の悲劇がこの小さな島に集約された。ゆえに人類史の転換をこの島から起こすのだ」

 委員会でいろいろ意見がありましたが、これが民主主義だと思いますので、この陳情については、採択を主張いたします。