いろいろあった6月議会でした | 府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

初めて議員になった時、びっくりしたことが3つ
一つは、議会なのに議員同士の議論がないこと
一つは、議会自らが条例をつくらないこと
一つは、審議の前に予算への賛否を聞かれたこと
二元代表制の地方議会では是々非々が筋
だから僕は「ハッキリYes! ハッキリNo!」



本日24日、6月議会が終了しました。
6月は予算も決算もないので
2週間と短いのですが、
いろいろとありました。

●6/3 議員の逮捕
議会初日は6月5日。直前の6月3日に、

村木議員と臼井議員が逮捕、という
ニュースが飛び込んできました。

臼井議員とは直前まで、
コロナ対策の「議会提案」を巡って
よい相談ができていたので、
ニュースを聞いて残念に想いました。

そして議会としてどう対応すべきか、
その責任を考えました。

●6/5 コロナ対策第二弾を可決
ただ、まずはコロナ対策について
判断をしなければなりません。

市の対策の第二弾は、
先日「議会提案」したものも含まれ、
第一弾を上回る対策でした。

通常、議案は委員会に振られ、
委員会審議を経た後、
最終日の本会議で採決されます。
しかし一刻も早く決定し
市民への支援ができるようにと、
委員会審議は省略し、
本会議即決での採決としました。
これにより2週間は
判断を早めることができました。

ただ、すでに、6月です。
全体として対応が遅いと思います。
定額給付金10万円がまだ届かない!
との声もたくさんあります。
市は、他市とかわらないと言うが
謙虚に受け止めてほしいと思います。

また、事業者支援については
「議会提案」を組入れたものですが
前年度同月比で減収50%以上の
事業者だけが対象で(国と同じ)、
4割減収では対象になりません。
「国の支援の不足分を補う」という
市の考えからしても不十分なので、
引き続き追加策を要望しています。

「議会提案」も組み込まれたので
評価はできる対策ですが、一方で
規模とスピードに難があり、
今後の検証が必須だと思います。

●6/9 一般質問
①剪定枝の有効活用
②基地跡地にスマートコミュニティ
について、質問しました。
これについては別途、報告します。

●「決議のみではダメ。質疑を!」
さて、官製談合事件に関してです。
通常の代表者会議とは別に、
事件に関する臨時の代表者会議が
この議会中に3回、開かれました。

まず、信頼回復と再発防止を誓い、
議会として決議を行う、という点は
すべての会派が合意する所でした。

意見がわかれたのは、
①6月議会中できることは決議のみ
(捜査中だから。警察に協力すべき)
②別途、議員勧告決議も出すべき
③事件関連の質疑の場を設けるべき
主にこの3点でした。

主に
①は自民と市民フォ、②が公明、
杉村は、③の主張でした。
以前、府中市議が起訴された際も
綱紀粛正の決議を出しており
(その時の提出者は、村木議員)、
昨年制定された議会基本条例にも
議員の倫理規定が明記されており
(村木委員長のもとで原案作成)、
今回は、言葉だけの決議では、
信頼回復は望めないと思いました。

そこで、決議とともに
・再発防止の会議の設置を明言し、
・6月議会中に質疑の場を設ける、
べきであると考えました。

数から言うと①が優勢でしたが、
言葉だけなら決議に賛成できない
(一人でも反対)と申し上げました。

その後、数日間、横田議長が
各方面を調整されたようでしたが、
こんな形で質疑するのはどうか、
と、ご提案を頂きました。
多少、発言に制約がありましたが、
受入れ、議長にお礼申し上げました。

●6/24 議員辞職。質疑と決議
質疑は、市長の減給議案に対して
行い、再質問は無し、となりました。
質疑については、別途報告します。

勧告決議案も出される予定でした。
しかし、前日に両議員が起訴され、
それに伴い、辞職願いが出され、
勧告決議は取り下げられました。
これには、公明、共産、比留間議員
が提出のサインをしていたようです。

杉村は、逮捕だけでは勧告決議を
すべきでないと意見していました。
仮に起訴があっても本人の意思を
確認してからと思っていましたが、
辞職願が出てよかったと思います。

以上により、本日は、
・議員辞職議案2件を可決
・市長減給議案に質疑、可決
・再発防止の決議を可決
という運びになりました。