飯舘村訪問日記1568 2019/06/08 ”やっちゃん” | aihamalteseのブログ

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愛犬の名は「あい(♀)」、犬種はマルチーズ、2010/4/18生

 6月8日土曜日 雨、福島は昨日梅雨入りだった。さっそく雨天しかも本降りでドライフードが濡れないかと気遣いながらの給餌となった。幸い蒸し暑さを感じない一日だった。

 

 

 

 水曜日の「Jupiter&猫撮る」さんが訪問してから中2日、ほとんどの給餌BOXへ補給されていた。しかし野生の活性が高い今の時期、空っぽか空に近い状態だった。

 

 

 今日の山木屋・・・朝一番から涙・・・

 

 山木屋の給餌BOX、中2日にも関わらず空っぽだった。野生対策をあれこれ施しているのだが、最近は空っぽが普通になってしまっている。ハクビシンのせいと分かっているので更なる対策を思案中。

 

 BOXにドライフードを補給して、訪問した時のごちそうの缶詰をあけていた時、今ではこの餌場の一番の古株になった茶トラ(やっちゃんと名付けていた。由来は8番目に居付いたことから)が、餌場の隅っこにこしらえてあった仮設寝床から飛び出てきて、餌場から逃げて行った。写真を撮る間もなかったが、付けていた監視カメラがONになっていたので、その時の動画から写真を切り出すことができた。逃げていく後姿を見送った時は、まさかの顛末を思っても居なかった。

 

 

 (やっちゃん:4年前の写真、この時TNR済み)

 

 ドライフードを補給して、缶詰をあけて置き、水を交換して監視カメラデータを回収、次の餌場に向かうため車に戻るとき、国道114号の真ん中で横たわる茶色の物体が目に入った。さっき餌場から走って行ったやっちゃんのことが頭をよぎった・・・

 

 走り寄って抱き上げた。温かい体温、やわらかい体・・・しかし明らかに死・・・きっと即死だっただろう頭から血が流れ落ちた。タオルにくるみ国道沿いの空地に埋葬した

 

 

 

 「やっちゃん」は、一昨年保護された「いっちゃん」や「うーちゃん」と同時期に山木屋の餌場で生きていた。その後昨年保護された「といちゃん」「とにちゃん」とも一緒だった。山木屋には年始の段階で10匹以上の猫たちが生きていた。しかし今監視カメラで確認できるのは「やっちゃん」含め5匹になっていた。そのなかで一番人間に近かったのが「やっちゃん」だった。

 

 山木屋の餌場からは「ゴエモン」を始めとしてこれまでに15匹保護されている。「やっちゃん」は、順番があるとすれば遠に保護されてもいい古株だった。後から現れて幸運にも保護されたシロキジ「日向」、キジシロ「史」、クロネコ「彩夏」、白猫の「凸凹コンビ」たち・・・

 

 

 

 

 

 

 「やっちゃん」には運がなかった。

 幸運を届けることができなくてごめんなさい・・・

 

 

 

 

 

 

 今日のBOX状況

 

(山木屋)

 

 

(比曽ゲート前)

 

 

(久保曽のBOX:姿なし)

 

 

(飯樋葉タバコのBOX)

 

 

(小宮ハウスのBOX:フード入れBOX設置家人給餌用)

 

 

(草野12号線沿いのBOX)

 

 

(深谷農高前のBOX)

 

 

(前田マルコ宅のBOX)

 

 

(前田道端のBOX:カメラがとらえた茶シロ)

 

 

(須萱みーちゃん宅のBOX、カメラがとらえたクロネコ)