飯舘村訪問日記「あとがき」  2019/08/26節目の日に | aihamalteseのブログ

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愛犬の名は「あい(♀)」、犬種はマルチーズ、2010/4/18生

 「飯舘村訪問日記」は2012年9月3日に第1回をアップしました。そして現在、2019年8月18日で1580回を数えています。7年間にわたって郡山市と飯舘村を1580回往復したことになり、その間の累積走行距離は約28万kmとなっています。

 

 2012年3月に原発事故被災地の窮状を知り、被災者支援の一環として置き去りにされた犬・猫(被災動物)のレスキュー活動のお手伝いを決意して、その年の4月から、新幹線とレンタカーを利用して、4月1回、5月2回、6月3回、7月1回、8月1回と神戸から福島(飯舘村)に通っていました。しかし残されている犬・猫の状況は厳しく、ボランティア事情もあり、福島へ移住して一層専念・寄り添うことにしたのでした。

 

 2012年8月26日に移住して今日でまる7年間が経ちました。被災者の住民とボランティアの皆さんの踏ん張りが大きかったと思いますが、被災動物の多くはレスキューされたか飼い主との生活を取り戻しています。しかし消えた命も少なからずあるのも事実です。それらの一端は下記のグラフから垣間見れると思います。ただし、グラフの元になる数値は私が知りえた限りの集計であり、当然すべてを網羅しているわけではありません。

 

 

グラフ:7年間の犬・猫とボランティア活動

(左軸:折線グラフ  右軸:面グラフ)

 

ボランティアの延べ訪問回数(赤線)は、2015年5月の1110回が最高、現在は200~250回と1/5に減少している。訪問先やボランティアが減少したことが関連している。

 

訪問実件数(青線)では、2015年5月の175件が最高で、現在は35件と1/6~1/7に減少、訪問対象が減少したことによる。

 

犬(面グラフ黄色):2012年12月204匹が最多、現在は30匹。

 

猫(面グラフ緑色):2014年12月390匹が最多、現在は約50匹。

 

ボランティア(最下段の折線グラフ)についても、最多時は月間25組が入った。現在は5~6組と少ないが安定している。

 

その他のデータ

①猫TNR(2012/9~2019/7) 487匹

②猫保護(2014/1~2019/7) 415匹

 

 

 

 

 大きく前進しましたが(私の感じ方)、被災動物の課題は収束したわけではありません、まだ続いています。私の当初の目論見は、健康寿命を考え喜寿まではこの地に留まりボランティアを継続することでした(あと1年5か月後)。しかし、7年間の時間は、私と家族に想定外の課題を生じさせるには十分の時間だったようで、諸般の事情により9月6日に神戸に引っ越すことになりました。

 

 今日は残っている犬・猫の情報を申し送りました。うしろ髪をひかれるのですが、ボランティアの皆さんに後を託して去ります。神戸からできる活動は今後も続ける所存です。

 

 

長い間物心両面にわたってご支援をいただきありがとうございました。

また「飯舘村訪問日記」を訪れていただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

  解体前の比曽「ゲート前」