スキー指導用語87「学」「学校」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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「スキー学校」を更に分解してみましょう


「学」とは
その字から 建物の中で子供に対し
手を差し伸べる様を表しています

この事から
大人(年長者、熟達者、先達、師匠、先生)が
小人(年少者、未熟者、後進、弟子、生徒)に
何かを教えるのが基本の形であると考えられます

しかし「独学」とも言うように
要領だけ覚えれば
後は自分で学習を進めて行く事も可能です


「学校」とは
校は 校倉あぜくら造りとも書くように
木を組んだ様、制限を表します
またこれ一字で学校まなびやの意味になります

学だけよりも更に建物、施設、囲いのある事を
強調した意味になりますね

大学は広く縛られず学問を考える所、事
大学校は縛りある中、制限下で考える所
校の字が付くか付かないかで違いが出てきます

スキー学ではなくスキー学校と言った時、
建物の有無に関係無く
ある種の囲いや縛りのある事を意味します

自由にスキーを滑ったり考えたり
一方で制限下で滑ったり
先にある理論を土台にしたり
様々なアプローチがあってぶつかり合うから
新しい滑りや考えが生まれてくるのでしょう

次回は88「技能」です

スキー指導員 高波太一