スキー指導用語92「踏み下ろし」「踏み上げ」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

スキーと登山 髙波太一ブログ

山とスキーのいろいろ

「踏み下ろし」とは

板を上下させ雪を踏みながら降りて行く事です


別名 下りラッセル 雪踏み ふみふみ


深雪が溜まっている時やジャガイモ、

ミゾがあるような雪面状況ではこれをして均し

滑り易くします


また、山ではターンスペースが無かったり

急斜面 雪が溜まってる クラストで滑りにくい

と言う場合に使います



「踏み上げ」とは

板を上下させて雪を踏みながら登って行く事です


別名 登りラッセル


動きは階段登行と同じですが

整地と比べ雪が溜まってる場合

沢山上下させなくてはなりません


非常にトレーニングになるので

やらせたりやって貰う時もありますね


圧雪車もリフトも無い頃、ゲレンデに着いたら

(と言っても開削地などでただ木の生えてない

斜面)まず踏み上げでコースを作り、

その中を思う通りに滑ってきたそうです


幅を広げたければまた踏んでそれが道(コース)

になっていったのだとか

脚力も付くし楽しそうな話ですね( ´∀`)


次回は93「デラ」です



スキー指導員 高波太一