合格の秘訣ー基本姿勢ー | 仮面浪人医学部合格の記録&医学部生の受験勉強法解説

仮面浪人医学部合格の記録&医学部生の受験勉強法解説

都内国立工業大で仮面浪人した末、
都内国立医学部に合格することができました。
現在は、勉強法紹介ブログとなっています。
よろしくお願いします。

また、最近twitter始めました!
@igakubu_teacher

こんばんは。とっしーです。書籍を書くと2年前から言いながら、ちっとも完成させておらず反省しております。

さて、今回は勉強法が古くなってきたこともあるので、考え方や勉強法の一部をリニューアルしてお届けしようと思います。

 

第一回は受験の基本の考え方を紹介します。仮原稿の写しなので、文章に違和感があるかもですが、ご了承ください。

受かるために必要な事をやれ。

「毎日寝る間も惜しんで頑張っているのに、成績がなかなか伸びない。」

 

こういった相談は非常に多いです。本人たちは藁をもすがる思いで相談に来るのでしょう。しかし、私はいつもこう返します。

 

「なんで頑張っているのに成績が伸びないんだと思う?自分なりの分析を教えて。」

 

こう聞くと、私がとても性格の悪い奴に見えるかもしれませんが、意地悪のつもりではないのです。彼らが伸びないのは結局、「成績につながる努力をしていないから」ということに気づいて欲しいからなのです。どんなに努力をしても、それが目標を達成するのに必要のない要素であれば、“その目標に対しては”意味がありません。(人間的成長という意味でその努力に意味があるとは思いますが。) 

例えば、ピアノを得意になりたいとしましょう。その時に、「毎日10キロランニングする」という目標を立てますか?そんなことはしないはずです。ランニングする暇があったら毎日ピアノを練習したほうが、早く上達するに決まっています。

この例は極端で「当たり前だろ」と思ってしまうかもしれませんが、成績の伸び悩む生徒は程度の差はあれど、ランニングと同じような事をやってしまっています。

 

・問題と解法を丸暗記すれば、解ける

・毎日“とりあえず”音読する

110ページと決めたら、内容の途中でも、内容が浅いままでも終えてしまう

・とりあえず5周やろ。そしたら完璧でしょ

 

大学入試における私たちの目標はとても簡単です。それは合格することです。

周りと同じことをすればいいってもんじゃないんです。

 

合格に必要な要素とは

「深い勉強をしたい」と言って高校範囲を超えた勉強をする人がいますが、それほど本末転倒なことはないと思います。大学の勉強は大学に入っていくらでもできますし、そもそも高校の学習指導要領を越えた内容が出来なければ受からない大学は日本には存在しません。目標をきちんと認識しましょう。合格すればよいのです。

話がそれましたね。では、合格するためには何が必要なのか。それは、

 

入試本番に制限時間内に合格点を取ること

 

に他なりません。受験生はこのために日々勉強をしているのです。そして、制限時間内に合格点を取るにためには以下の6つのことが必要になってきます。

 

≪合格点を取るために必要な事≫

・入試問題に必要な解法を“必要十分量”覚え、使えるようにする

・頻出問題を問題解決ノウハウの観点から学び、演習を積むことで、パターンを論理的に覚え、同時に各科目各分野の論理構築の感覚になれていく

・各大学によって求められる学力の割り振りや問題傾向は異なるので、それを分析し、対抗できるアウトプット力をつける

 

≪時間内に終わらせるために必要な事≫

・上記の3つを反復し、定着させる

・日ごろから時間制限を設けるなど時間を意識した学習をする

・その大学の問題構成や量感を過去問対策で感じ取る

 

入試問題に必要な解法を必要十分量覚えるためには、それだけの問題量を掲載していることが必要です。また、問題ごとの解法が明示されていると効率が良いでしょう。よって、そのような参考書を購入することが必要になります。

 

参考書や問題集をダラダラ読んだり解いたりする勉強は伸びない、とは言いません。しかし、目標を明確にした勉強としない勉強では両者の差は歴然です。直前期に「問題が全然解けない!」という悲しい事態に陥らないためにも、初期の段階から本番を意識した学習を行いましょう。