【御朱印なし】
こちらも宗我坐宗我都比古神社のように蘇我氏の神社です。
しかし御祭神は蘇我氏の始祖ではなく、
乙巳の変で暗殺された蘇我入鹿 ∑(๑º口º๑)!!
飛鳥板蓋宮で中臣鎌足に討たれ小網町に飛んできた入鹿の首を祀ったと言われています。
大和には入鹿の首が落ちたと伝わる場所がいくつかあり、
有名なのが明日香村の入鹿の首塚、
もうひとつが橿原市曽我の東端「首落橋」付近の通称「おって屋」または「おっとや」と呼ばれる家。
おって屋→馬に乗って逃げてきた入鹿が追手に討たれ首が落ちたと伝わる家
さらに大和・伊勢国境の高見山に落ちたなんて話もあるんです ꒰꒪д꒪|||꒱
入鹿神社は明治の廃仏棄釈で廃寺となった普賢寺(真言宗高野山派)の鎮守社だったと伝えられています。
現在は神社本庁傘下で天高市神社(橿原市)の兼務社です。
▲割拝殿
皇国史観に基づき逆臣とされる蘇我入鹿が祭神なのはアレだからと、
明治政府から祭神を素戔嗚尊にして社名を小網(しょうこ)神社に改めるよう求められたけど住民はそれを拒んだといわれています。
現在の御祭神は蘇我入鹿と素戔嗚尊です ←
御本殿が三殿ありますが脇の祠は末社かもしれない。覚えてない(´・ω・`)
▲本殿
神紋が木瓜紋なので一度は社名を改めたのでしょうか。
この紋は庵木瓜っていうんですね◡̈
このお箸入れみたいのは空っぽの箱が近くにあって、
お百度詣りで勘定するのに便利です!
境内はいい雰囲気でオシャレなベンチがあるけど草が伸びてるから座れないよね (๑⃙⃘’﹏’๑⃙⃘)
▲明治天皇遥拝所
気になるのは敷地内にあるこちらのお堂。
廃普賢寺の本堂で、
現在は神社の南にある正蓮寺に管理されています。
棟札で大日堂の建立年代は文明10年(1478)と分かっていて、
改修時の発掘調査で発見された前身の大日堂跡から創建は鎌倉時代を降らないと推測されます。
御本尊は大日如来(重文)で、
鎌倉期の檜材寄木造・総漆箔の像高148.3cm。
ふっくらと安らかなお顔 (๑⃙⃘¯◡¯๑⃙⃘)
▲弁天社
◆入鹿神社
奈良県橿原市小網町335
*
境内に可愛いアルストロメリア(百合水仙)が元気に咲いてました。
花束によく入ってるけど痛むのが早くて花瓶から一番に抜くことになっちゃうお花。
ここまで綺麗に咲いてるのは初めて見た◡̈