令和5年11月19日参拝
ここで寄り道入れていきます。
知多四国5番地蔵寺の石段からお隣の長草天神社に抜けれることを知りました。
地蔵寺は弘法大師御生誕記念の御朱印に梅鉢紋を入れてくる程だからよっぽど縁が深いのね。
わたし思うに、この辺りに天神さんが多いのは久松氏の本拠地だったからだと思うの。
久松氏の本姓は菅原氏で、菅原道真の左遷にともない孫の雅規が阿久比に配流となり、幼名を久松麿といったので後裔は久松氏と名乗るようになるわけですが、
於大さん再嫁で久松家は待遇がよくなったので関連のお寺もちゃんと残ってるんじゃないかと。
「天下の奇祭 どぶろくまつり」とは長草天神の例祭で、戦前は正月25日に行われていました。
現在は毎年2/25(の直前日曜)にどぶろくのお振舞いと猩猩のお練りがあるそうです。
そういえば有松天神まつりにも猩猩がいたっけ。
橘の実が浮かぶお手水がありましたよ。
天神さんで橘といえば、太宰府天満宮の中嶋神社(祭神:田道間守)ですけど、たぶんこの場合は43代元明天皇のお世話をしていた県犬養三千代が大嘗祭で橘を浮かべた盃と橘姓をを賜って藤原不比等と一緒になるので藤原氏にとってはめでたい実だよね。
おひとついただきたいとこだけど、旅人は荷物増やせないので爽やかな香りのお手水を使うことで不老不死を手に入れたことにしておきます
橘の手水ステキじゃないですか!✨
(見た目きれいなだけで雑菌だらけの花手水をやってる寺社は直ちに橘手水へ切り替えていただきたい)
御祭神は菅原道真公です。
この辺りって鎌倉時代は英比ノ庄に属していたそうですよ(やっぱり英比丸)。
英比ノ庄の地頭 藤田民部 が、家人の藤次藤左衛門を入植させて、明応3年(1494)6月19日に邸内に祀る藤原道真公を産土神としたのがはじまりです。
大〜きなクスノキがある。
その近くで橘がたくさん実をつけてました。
いい香り〜。
筆塚は軸の部分に梅の花が刻まれているのがおしゃれでした。
臥牛の角に紐が巻いてあるのは狛犬でよく見かける足止めの信仰でしょうか。
その横に小さなお社。
㊨津島神社
㊧五社(神明社・藤井神社・藤井神社・田ノ神社・山ノ神社・荒神社)
なんと本殿横にどぶろく酒造所がありました。
お酒を振る舞うお祭りがあるなんて地元の方はうらやましいですね。
11月限定という御朱印は笙の判子がかわいいけど横のカラフルなのがイヤです。
氏子さんによるとこの判子は宮司さんお手製で御朱印は紙で渡しているとのこと。
‥というわけで、いただいた御朱印がこちら。
印版の御朱印って江戸時代みたいで大好き。
◆長草天神社
愛知県大府市長草町本郷44