ジャングルに首刈り族がいた頃 | ヒビノタネ ★ 旅と食べまきとアートな毎日

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万年英語勉強中なダメ女ですが、旅が好き!今は食べまきにハマり中でアボカドやらパイナップルやら栽培してます!相棒はシュナウザーのハカセ。

 

パチンコで玉うまく当てられる?

 

は?

 

Y字になった枝でポーンって石飛ばすアレだよー

わたしめっちゃ下手でかすりもしないんだよね。

あと吹き矢も全然飛ばない。

やっぱライフルみたいに玉が回転しないと飛距離が伸びないんだよ…

 

…絶句。

 

そんな会話を繰り広げたわたくし。

周りから引かれないように気をつけねばっ!(`・ω・´ ) 

 

パチンコやら吹き矢やらを体験したのは首狩り族の村でのこと。

 

その昔、首狩り族という部族がおってだな…

殺した相手の首を持ち帰り、家の天井からぶら下げておったんじゃよ。

 

そんな年寄り語りが似合うカルチャービレッジへタクシーを飛ばした。

 

 

コタキナバルには2つのビレッジ(マリマリとモンソピア)がある。

早い話が、日光江戸村的な昔を体験しよう!という施設。

 

マリマリはやる気に満ち溢れていてツアーもばんばん組まれてるしとにかく人気!

それに対し首狩り族だけに焦点を当てたモンソピアは行く人がほとんどいない、さびれた施設だった。

それはもう、みんなから「なんでモンソピア?」と言われるほどに。

 

 

 

ダンスショーを見る人、オンリーミー♡

さぁ観客のあなたも参加しましょう!とステージに上げられる。

 

誰もいない客席。

 

残されたのはわたしのバックパックだけ…

 

ねぇ、何のためのダンス…?

ねぇ、誰に見せるダンス…?


マジでわたし以外の客がひとりもいないのよ!

これ、わたしが払った1人分の入場料でみんなのバイト代はまかなえているの??

大丈夫??

外国人観光客のわたしでさえ経営状態が心配になるほど。

 

つきっきりでガイドしてくれて、さぁこれをしなさい!これを見なさい!と色々してくれたし、わたしのためだけにショーやってくれたんだし…何かおみやげ買ってあげないと申し訳ない気がしてくる。

 

書いてて思ったけど、秋葉原とかでバカ高い油絵でも買わされそうね。わたし(笑)

気をつけよう…。

 

 

しかしそのおみやげラインナップも残念なものばかりで、人がこないのもうなづけてしまうのだ。

 

楽器のレプリカ、骸骨の形の瓶、ココナッツオイル、何の草だからわからない手作りのタバコ(怪しさ満点!空港で捕まりそうなことこの上なし!)、火起こしキット、プルトップ(缶の蓋)でつくったベルト、ストラップ

 

プルトップ製品なんてどこの貧困地帯だよ!

 

福祉センターの子供達が作りましたーみたいなやつで、お金払ってまでお土産にしたい人がいるのか、心の底から疑問です。

 

部族の女性陣はこんなことしてました〜♪と展示していただけのビーズ細工売った方がよっぽど売れるよ!! 商売になるよ!!

 

 

 

さて、ここの1番の目玉は「首刈り族」という名の通り、戦いで勝ち取った人の首を今も飾っていること。

 

 

天井にずらりとぶら下げられる頭蓋骨。

古くて管理もさほどされてないので(冷房設備なし)よく見ると結構割れちゃってるのが残念。

 

 

ちなみにこの記事の1番上の頭蓋骨はオランウータン。

こっちはケースに入れて展示されてるのに、ホンモノの人間の頭蓋骨はそのままなのはなぜなのか…

 

敵の骨だから?