最高の再興へさぁ行こう cocoro通信 -2ページ目

最高の再興へさぁ行こう cocoro通信

石巻を中心に被災地支援活動をする cocoroのブログ。
髪を切ったり ライブしたり 物資支援したり 酒飲んだり 様々な偶然と縁で突き進み 夢はボランティアとしてではなく ただの酒好きドンチャン騒ぎ好きのバカとして 石巻の人たちと酒を飲むこと!

たくさんの方々に 支えられ

多くの仲間に応援され

素晴らしいメンバーが行動してくれて

10月11日 宮城県石巻市 日和山公園・鹿島御児神社様の境内にて

inori~祈り~プロジェクト

無事に開催してまいりました。

プロローグは・・http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084381136.html
その2です    http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084400523.html
                          http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084416330.html
           http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084454476.html
            http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084491066.html
            http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084769309.html
            http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084773064.html

お読みくだされば 幸いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

チコさんが 真由美さんの近くに進み出て

 

イントロダクションが終わり

チコさんが 深く強く歌いだす。

アメイジンググレイス(意訳)

驚くべき恵み(なんと甘美な響きよ)、
私のように悲惨な者を救って下さった。
かつては迷ったが、今は見つけられ、
かつては盲目であったが、今は見える。

神の恵みが私の心に恐れることを教え、
そして、これらの恵みが恐れから私を開放した
どれほどすばらしい恵みが現れただろうか、
私が最初に信じた時に。

多くの危険、苦しみと誘惑を乗り越え、
私はすでに辿り着いた。
この恵みが、ここまで私を無事に導いてくださった。
だから、恵みが私を家に導くだろう。

神は私に良い事を約束して下さった。
彼の言葉は私の希望の保障である。
彼は私の盾と分け前になって下さる。
私の命が続く限りに。

そうです。この体と心が滅び、
私の死ぬべき命が終わる時、
私は、来世で得るものがあります。
それは、喜びと平和の命です。

地上はまもなく雪のように白くなり、
太陽は光を失うだろう
しかし、私を御許に召して下さった神は、
永遠に私のものになる。


キリストを讃える歌なんだよね。

神道の神社での1曲目に キリスト賛歌を持ってきたのには

ワケがある。

何度か書いているけど

あの日 3月11日 人は 世界は祈った

そこには 宗教の違いも 信条の違いも

キリストも アッラーも ブッダもない

どんな神でもいい 救いを 愛を願った。

助けてくれたら 誰でもいい!!

そこに神の種類や教義なんて

無力になったはずだ。

その瞬間、世界は 平和の瞬間を持ったはず。

このinoriは 宗教や信条や様々な

人間が作り出したしがらみや儀礼

そんなモノを越えて 

人が ただただ原始的な 根源的な「祈り」

その祈りの時間にしたかった。

決して 否定ではなくね・・

だから アメイジングレイスをお願いして

チコさんは 太く 力強く歌う独唱から

やがて ジャジーなゴスペル調に

チコさんらしく 明るく大きく

歌い上げてくれた。
 
 
 
  


たくさんの方々に 支えられ

多くの仲間に応援され

素晴らしいメンバーが行動してくれて

10月11日 宮城県石巻市 日和山公園・鹿島御児神社様の境内にて

inori~祈り~プロジェクト

無事に開催してまいりました。

プロローグは・・http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084381136.html
その2です   http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084400523.html
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         http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084769309.html

お読みくだされば 幸いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 

愛葉さんの舞いは

やがて アイリッシュハープの真由美さんへと引き継がれる。

 


真由美さんの選んだ曲は「桜」

日和山公園は桜の名所

僕が初めて訪れた2011年4月19日

雨の中 風に揺れて 2輪だけ桜が咲いていた。

凍えるような寒さの中に。


そして2011年5月

最初のcocoroの活動

野外での炊き出し。

僕は仕事の道具(理美容師です)を持って行っていた。

炊き出しが始まり 食べ終わったおばちゃん達から

髪を切って!!そういう声が上がり

僕は髪を切り始めた。

そして メンバーの楽団が

JAZZを即興で奏ではじめ

食と癒しと音楽

cocoroの 活動のスタイルが 偶然生まれた。

ある おばさんの髪を切り終えた時

おばさんは背伸びをした。

「・・・・新緑だね~。桜終わっちゃったんだね。
 ずっと 下向いて泥を掻いてたから わかんなかった・・・」

笑いながら 寂しそうにつぶやいた。

その時 いつもの調子で

「じゃぁ 来年 花見やろうよ!!ど~んと派手に!!」

笑いあった。

そのおばさんとは 花見の約束はまだ果たせていないけど

僕の中には 初めて見た日和山の寒そうな桜

見ることも 見られることなく散ってしまった桜

それを取り戻したいというか その桜に

強い思い入れを持ち続けていた。

だから 仮設住宅ではお花見を企画して

来年もやる約束をしている。


そんな 話を真由美さんには、していないと思うんだけど

桜を選曲していただいて

柔らかで 凛として 優しい音色で

桜を奏でてくださった。

音色と言うぐらいにその音の色は桜色に聴こえた。


そして ステージにはチコさんが進み出て

真由美さんは 

アメイジンググレイスを弾き始めた。

 
たくさんの方々に 支えられ

多くの仲間に応援され

素晴らしいメンバーが行動してくれて

10月11日 宮城県石巻市 日和山公園・鹿島御児神社様の境内にて

inori~祈り~プロジェクト

無事に開催してまいりました。

プロローグは・・http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084381136.html
その2です   http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084400523.html
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         http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084491066.html
         http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084504481.html

お読みくだされば 幸いです。

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震災発災時刻 14:46

僕らは 黙祷より始めた。

  
  

地元の方々も

手を合わせ 海にむかい

黙祷を共にしてくださった。

  
 
澄んだ鐘の音が響く。

愛葉さんの手には チベタン・ベル

チベットのお坊さんが一つ一つ作る

それぞれ 音が違い この音も世界に一つしかない音色

空気が凛とし 空間に広がる 清らかでいて

荘厳で でもシンプルな 音・・・

高く 高く 海に 空に向かい 響く

そして 静かに舞い始めた・・・

 
 
 
  
  
 
 
 
  
  
 
 


この inori~祈り~プロジェクトは

ほんの偶然から始まった。

去年9月 一緒に石巻に来ていた愛葉さん。

彼女と いつもお世話になっている工房かざみどりさんにいた時

鹿島御児神社さんの宮司さんに 久しぶりに再会し

愛葉さんを 紹介した。

宮司さんが「また何かやりましょうよ!」

そう仰っていただいて そこから話が膨らんでいった。

かねてから 海に向かい舞いと音楽を捧げる・・

その構想はあって 一度寸前までやる運びになっていたけど

諸般の事情でとん挫した。

正直に書けば 依頼していた舞い手の方が

東北に来たくないという事になった。

それは仕方がない事。

それぞれの考えや 心配もある。

何の問題もない。

そして 僕も「日和山の呪縛」と言われる

この地に立つことの躊躇に その想いや構想は

頭から消していた。

そして愛葉さんがcocoroに参加していただいて

行動を共にするようになり

去年のタイミングで そのような話が生まれ

「・・・今なら また日和山で出来るかもしれない・・」

僕の中でも 何かが吹っ切れつつあった。

そして 大川小学校の事故内容を知り その地に立った時

感じた想いを 何か出来ないか・・

そんないくつかの点が タイミングと言う縁で結び合い

このinori~祈り~プロジェクトは 動き出した。

愛葉さんとは 去年のうちぐらいから この僕の妄想を聞いてくれ

愛葉さん自らが発起人になり 

東京・立川市でinori~祈り~プロジェクトの

プレ・イベントを7月20日に 開催してくれた。

嬉しかったな・・

大盛況のうちに終わり 大川小の話や今までの活動の事

被災地から遠い 東京の人にも伝える事が出来た。



舞いを見ながら

ここで舞うのは

愛葉さんでなければ ならなかった

そう感じた。

彼女の魂でなければ ならなかったんだ

だから前回は頓挫したんだ。

神様や多くの今だ還らぬ魂は

彼女を待っていたんだ。

そう感じる舞だった。

神々しく 凛として

美しい舞いは

やがて 真由美さんのアイリッシュハープの調べに

引き継がれていく・・ 


たくさんの方々に 支えられ

多くの仲間に応援され

素晴らしいメンバーが行動してくれて

10月11日 宮城県石巻市 日和山公園・鹿島御児神社様の境内にて

inori~祈り~プロジェクト

無事に開催してまいりました。

プロローグは・・http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084381136.html
その2です   http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084400523.html
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お読みくだされば 幸いです。

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うちのメンバーで 偏食家の アンニャロウを除いて

みんなここのお店が大好き!!

日和山公園のすぐ下にある

工房かざみどりさん
 

ここの絶品シュークリーム
 
これを食わずして石巻を離れることは出来ない・・

かざみどりさんには 本当にお世話になってるの。

個人的には 愚痴も聞いてもらったり 指摘もされたり

優しく厳しく 甘いシュークリームとほろ苦いコーヒーの様に

僕を守り 諭してくださる場所。

かざみどりさんを 今回は控室として使わせていただいたの。

本当に ご縁ってありがたいよね・・

なかなか無いよね こんな恵まれた場所に

控室としても十分な広さ 食事もご提供していただける場所があるなんて。


音響も終わり 急いで焼きそばを食べる。

かざみどりのお母さんが

「コーヒーを飲んでって」

「いや 準備があるんで行きます」

「飲んできなさい ゆっくりゆとりも大切。飲んでいきなさい」

・・・いつも こういう風に 優しいのさ・・

焼きそば食べて コーヒーをいただき

時間は14:25くらいだったかな・・・・

外に出た・・・・・


雨 上がる・・・

空が明るくなってきた!!!

雨が上がった!!!

あと20分で本番!

雨が
  上がった!!



奇跡か?

これが奇跡ってやつなのか!!??


真由美さんと鳥居の下で

「1年間準備してきて 雨で・・でも・・このタイミングで上がるなんて・・」

そんな言葉を交わした。

さぁ いよいよだ!!

14:46 震災発災時刻を並んで待つ。

会場には地元の方も かざみどりの鴬出さんも

このライブを知らず 偶然 本当に偶然

このタイミングで日和山に登り居合わせた

メンバーの友人知人まで来た!!

奇跡の連鎖が・・・



そして


14:46

inori~祈り~プロジェクトは

幕を上げます。



たくさんの方々に 支えられ

多くの仲間に応援され

素晴らしいメンバーが行動してくれて

10月11日 宮城県石巻市 日和山公園・鹿島御児神社様の境内にて

inori~祈り~プロジェクト

無事に開催してまいりました。

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決断して 音響を受け取りに行く
 


雨脚がまた強くなる・・・

でも もう迷いはない

やるんだ!

みんなにも上手く伝えられなかったんだけど

準備してきたとか せっかく石巻まで来たからとか

そんなちっちゃなことは どうでもいい

絶対にやるために やるんだってワケじゃない・・

上手く言えないけど・・

やりたいんだ!

なんか 突き動かされんの!

やるんだって。

鹿島御児神社にあがり

テントを張る。

雨の中 合羽も着ずに

雨に濡れながら

でも みんな 超楽しそう!!!

イソヤンと テントの張り方、忘れてんなぁ~

あんなに毎晩のようにやってたのに!!とか

川久保さんや佐久間さんと どの位置でセッティングするか

真剣に話したり

小島さんも 玉ちゃんも イソヤンも 佐久間さん 川久保さんも 

男手総出で 準備する。
 


音響が届き セッティング

川久保さんがピアノの音を出した

それに呼応するように佐久間さんがドラムを叩き出した。

 


・・・・・・・すげぇ・・

もう これだけで 半端なくスゲぇ・・・

言葉は交わさない

音の応酬のみ

この音楽怪獣の二人が

ガッツリ四つに組んだら

どんな化学反応が出んだろう・・

佐久間令という男を知ってから4年7か月

川久保さんと言う 素晴らしすぎる

変態天才ピアニストとのバトル・・

この夢が今 叶う・・


そんな高揚感の中・・・

ふっと気が付いた・・・

佐久間さん・・・

海を睨んでる・・・・

いつも飄々として 冗談とも 本気ともつかない
 

 

この 男が

見たことない 恐ろしい目で海を睨んでいた。

ドラムを叩きながら しばらく海を睨みつけていた。

俺の中の「日和山の呪縛」が蘇る・・

でも 彼の方が 比べるのもおこがましい程の

覚悟でここにいるんだ。

怯んじゃいけない、俺だって俺の覚悟で此処にいるんだろ?


やがて 音響の準備が終わり

雨はまだ降り続く・・

神社の宮司さんが「上がるといいんですがね~」と

僕は「いいんです これでもやります!」

もう 空を睨まず 笑っていれる。

大丈夫 みんなとなら出来る!







たくさんの方々に 支えられ

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10月11日 宮城県石巻市 日和山公園・鹿島御児神社様の境内にて

inori~祈り~プロジェクト

無事に開催してまいりました。

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ご奉納を終えて 外に出れば太陽が。

愛葉さん 真由美さんの舞いを空の上の神様が

ご嘉納というか 喜んでくれたよう・・

真由美さんが言ってた

「神様は この4年半 
 たくさんの願いや悲しみを見てこれられて
 きっとお疲れになってらっしゃる。
 だからお慰めしていらっしゃいって
 お師匠さんに言われてきたの」

そうだよね・・半端ない願いや 悲しみを聞き続け

誰が癒すんだって話だとしたら

きっと今までも「復興祈願」みたいな舞のご奉納はあったかもしれない

でも「神様を癒す、お慰めする」そういう想いで舞われた方って

そんなにいないんじゃないかな?

そして、この太陽が 僕に決断させた。

やろう!!!

雨対策して 音響も組もう!!

出来うる一番いい状態を作って

音楽を放とう!!!

万が一降りだしたら その時はその時だ!!!

音響の武山さんに連絡 ドラマーの石巻の佐久間さんに連絡

やろう!!!!

メンバーに 決断を告げる

けっこう軽くみんな

「りょ~かいぃ~」


・・・気張ってんの俺だけ(爆)


みんな どんな状態でもやる気だった。

自分でいうとちょっとだけど・・

折りに触れ みんな

「ケンさんが どんだけ頑張って
 準備してきたか 積み上げて
 考えて 引っ張ってきたか 
 その想いに応えたい」

そんな風に 異口同音に言われ続けてきた

みんな笑いながら 

雨だろうが何だろうが

やる。

気合とかでなく 

当たり前に 自然に 

笑いながら・・・

佐久間さんがメールで

「雨でも雪でも 気持ちです!
 やりましょう」


はい 当たり前だけど

泣いたね~

でも、みんなの前じゃ泣かなかったよ 

この段階じゃね!!!(爆)

いざ 日和山へ!!

でも 大幅に時間が押している・・・

14:46 震災発災時刻に間に合うのか??!!


たくさんの方々に 支えられ

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今回のinori~祈り~プロジェクトは

音楽の祭典だけではありません。

メンバーのベリーダンサー 愛葉さん

アイリッシュハープの真由美さん

スーパーサポーター ワッキーさんは

倭巫女舞の舞い手さんでもあります。

今回は まずは会場である鹿島御児神社様へ

ご奉納舞いをさせていただき また

僕の奥様が 僕とは別にやってる

東日本大震災支援グループ little songs からの

震災で壊れてしまい 神様のお社が無くなってしまっている

鹿島御児神社の 社殿再建のための寄付金をお届けするために

午前中は 神事を執り行いました。


これはね あえて大きくは言ってこなかったの・・

とくに社殿再建費用に関しては・・・

いろいろな宗教や信条の方がいる、

だからinori~祈り~プロジェクトって実はすごく難しいプロジェクトだと

思いながらやってきたの。

でもね あの2011年3月11日

東北で 日本で 伝え聞いた世界で

様々な祈りが捧げられたじゃん。

イスラム教の国から キリスト教の国から カトリック プロテスタント

アーミッシュ ロシア正教 イギリス国教会 神道 ブッダ ヒンズー ・・・

神様は信じる者しか救わないほど ケチなはずない。

そうしてんのは 人間だ。

多分 あの日 ここ鹿島御児神社でも 手を合わせた人がいるだろう

助けて 救ってくれ やめてくれ・・・

それは 祭神が何だの 宗教がどうだの関係なく

ただただ 人が自然や人知を超えたものに対する

畏敬や畏怖 絶対的な何かに触れた時 自然に湧き上がる

祈り・・・

それを今回 僕らはやりたかったんだ。

原始的な祈り 根源的な祈り 神も仏も取っ払った

自然の祈り・・

でも 理解していただく事の難しさ・・

だから社殿に関しては

別枠でなんとかご協力いただく形にして

ありがたいことに little songs が 手を差し伸べてくれたのでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

神社に着く。

雨は少しだけ小降りに・・

愛葉さん 真由美さんは 着替え

準備する。

拝殿に通され

ご祈祷を受ける。

頭を垂れ 願う事は

雨あがれ・・・ではなく

この街 この災害 広がる被災や争い

復興や平和 そんなことを考えていた。

そして ご祈祷が終わり

愛葉さん 改め 倭天衣になり

真由美さんも にこやかないつものお顔から

厳しいんじゃなくて 凛としたお顔に

   
    

    
   
 
  

雅楽 越天楽の流れる中

厳かに舞いはご奉納されます。

初めて 拝見させていたて

やはり思うのは 雨あがれではなく

あの日 3月11日 

神様は何を見ていましたか?

何を聞かれましたか?

どんな願いを聞き

どんな怨嗟の言葉をかけられ

どんな嘆きをきき

どんな怒りにふれ

どんな悲しみを今日の今まで見て

どんな誓いをお聞きになりましたか?

そんなことを考えていました。

やがて舞いは終わり

つづいて真由美さんのアイリッシュハープの演奏。
 
 
桜 を奏でられました。

7月20日の東京立川でのinoriのイベントの時は

マイクを通してスピーカーから聴いたハープの音

今日は生音。

響きの美しさに 心は奪われました。

荘厳で 冬の朝の空気の様に凛と張りつめていて

でも あたたかく 柔らかな音色。

ご奉納を終えて

 
 
俺 いつも写真撮る時 暗い顔してんだよな・・

そして little songs からお預かりした

社殿再建への寄付金をご奉納させていただき

 
 
外に出たら・・・


雨が上がってきた!!!!

雲間から太陽も!!!!!

神様が僕らの気持ちをお聞き届けくださったのか!!??

そう その時もまだ僕は雨を 何とかしたい

晴れてくれ そう思っていました・・

でも そうじゃなかったのかもしれないんだよね。


 
 

 



たくさんの方々に 支えられ

多くの仲間に応援され

素晴らしいメンバーが行動してくれて

10月11日 宮城県石巻市 日和山公園・鹿島御児神社様の境内にて

inori~祈り~プロジェクト

無事に開催してまいりました。

プロローグは・・http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12084381136.html

お読みくだされば 幸いです。


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さて、

明けきらぬ中 空を見つめる。

曇り空。

きっと降るだろう。。。そう感じる空。

でも どこかで外れてくれるかも・・そんな期待も・・

7時・・降りだす雨・・

思わず笑う・・・

だんだん強くなる。

思わず 会場の日和山に向かう。

・・・・・

そこからの光景は 海には白波が立ち

風が強く吹き付け 雨は横からくるほど・・・

立ち尽くした。

僕には

「日和山の呪縛」とある人に言われる 心の「澱」がある。

日和山はまだ許してくれないのか・・・そう思った。

正直何度も 登った日和山公園。

でもいつも 緊張していた。

呪縛が離れないんだよね・・・

たいした事じゃないんだけど・・なんだかね。

風の中 音響をお願いしている武山さんに電話。

中止にするか 何か方法を考えるか・・

「ケンちゃんの決断だよ。」

そう言われた。

「・・・あと1時間ください。」

「わかったよ」

それで 山を下りた。

仮眠所のGINGAに戻る。

みんな起き始めていた。

状況を説明して 様子を見る。

チコさんの「隔離部屋」は喫煙所に変わっていて

そこで 僕が考えてることを話した。

中止を視野に入れてる事 それは楽器や音響設備への配慮から。

それに雨じゃ ボーカリストも・・

そしたらチコさんが

「いいんだよケンちゃん 音響なけりゃ生声でも歌うよ。ドラムとかは難しいけど
 黙祷ならどこでもできるしさ」

「・・・そうか、・・・・・・・・・・川久保さん ピアニカありますよね?
 佐久間さんのドラムは 鍋とお玉にしようか 彼なら何でも叩けるし・・
 ・・・・・・・初めてみんなで野外で音楽やった時
 最初の年、炊き出しやって 大高さんがピアニカで 
 菊さんがベース 佐久間さんは鍋とお玉・・・
 チコさんは ハンディカラオケマイク見たいので歌ってたよね?
 最初に戻れって事かな?この雨。シンプルになれって事かな?」

「そうだよ イイんだよ それで。雨で止めるようなメンバーじゃないからさ」


・・・

他のメンバーにも その旨を告げる。

みんな 「わかった」「雨の中で踊るのもいいかも」「大丈夫 やれるよ」

・・・・ありがたかったな。

誰一人 「やめよう」とか「無理」なんて言わない

むしろ 平然と当たり前のように どんな形だろうと

やる

その意志は 強くて 語らずともみんなの気持ちが 

強固につながっているのを 感じた。


やがて1時間たった。

雨は強くなってる。

僕は武山さんに電話する

「音響無しで行こうと思います。機材に何かあったら大変だし」

「わかったケンちゃん 了解したよ。
 でもね 全天候型の小さいスピーカーシステムあっから
 それで待機してるよ。言ってくれればいつでも出れるようにしておくから」

「・・・・ありがとうございます」

雨は どんどん強くなる。

恨めしく空を睨んでいた。


 
たくさんの方々に 支えられ

多くの仲間に応援され

素晴らしいメンバーが行動してくれて

10月11日 宮城県石巻市 日和山公園・鹿島御児神社様の境内にて

inori~祈り~プロジェクト

無事に開催し

 


10月12日 宮城県石巻市 糠塚前仮設住宅・河南地区仮設住宅協議会合同

芋煮&餅つき・カラオケ大会

開催してまいりました。

 

この場ではありますが あらためまして 心より御礼申し上げます。


これから ご報告ブログを更新していきますので どうかよろしくお願いいたします。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

かたい文面

終わり!!!!

いや ちゃんと書くけど 心はハードに文章はソフトにね(^^)

10月10日

・・・忙しかった・・

飯抜きで 仕事をして

一気にレンタカー屋へ行き

愛車(レンタルだけど)ハイエース・バンを借りて

家に。

石巻の11日の天気予報は雨・・・

雨・・

やるのは野外音楽イベントなのに・・


もち米やアンコ 台所用具やらナンやらを積み込み

雨対策に家にある cocoro用テントと 

かつて東京は虎ノ門で音楽と酒 そして不思議な縁を生み出していた 

奥さんが経営していた ヌードル屋台Bar NUDEの 

シンボル「赤テント」を積み込む

 
(写真の奥のテントね!懐かしい・・)


もう 何年か使ってないから かび臭い・・干してもダメだった・・

で!!

いざ!出陣!!!


途中で 愛葉さん・真由美さん親子を乗せて

一気に華やぐ(^^)

集合場所の新宿には 結構時間厳守でみんな集まる。

今回は大人数に加え 変則2泊3日の為

通しでいれる人 途中で返る人 日帰りで来る人様々で

計算苦手な僕は 車の乗車人数の把握に苦しむ・・

東北道を一路 石巻へ!!

車は走り 僕らの根城 石巻 ダイニングバー・GINGAへ到着!!


  
(宮城県石巻市中央2-3-3) 

到着は午前4時前・・

でも、銀河のママ (銀ママ)は待っててくれる。

「おかえり~」

「ただいまぁ~」

そう 俺らには

石巻は 第二の故郷!!

故郷と言うものが 「場所」ではなく「そこにいる人」

本当はそういうものなんだと 気づいた時から

僕らは ここを第二の故郷と呼んでるの。




で 故郷になるとさぁ まぁ~もうお互い何度もあってるし

いい意味で遠慮ないから ママがみんなの分の布団を敷いてくれてるんだけど

俺 ビール飲んで ママがいろいろ話したり 説明してくれてんのに

ごろりと布団に入り 

寝る!!!
だって眠いんだもん!!!!


でも・・実は 眠れなかった・・・

それは 翌日の天気が気になっていたから・・・



って言えば聞こえがいい??

じゃぁそうしておくか・・・


違うのさ!!

僕らのメンバーには

アメリカ人ベーシスト アランが

「ここは工場か!!!!!!」

と激怒したほどの

いびき

の持ち主がいるのさ(笑)

でね その方は 有無も言わさず

「隔離寝室」なんだけど

今回 ファクトリーほどではないけど

町工場ぐらいの

いびき隊が潜んでた・・

タップダンサー・小島さん

タップは軽やかなんだけど いびきは・・・


あっ嘘だからね 小島さん!(笑)

ネタですから ネタ!!



でも 本当に眠れなかった。

1時間位ウトウトして 天気が気になり

外へ・・

まだ明けない空を見つめて

祈った。

どうか 雨が避けてくれますように・・・


でもね 

この雨が

僕にいろいろなモノを教えてくれた。

今回は「雨」がおおきな意味を持っていたんだと

帰ってきて 2日たった今朝気が付いたの。


続く・・  


僕らは10月11日 石巻市日和山公園・鹿島御児神社さんの

境内をお借りして 震災から4年半が過ぎてなお

「海に空に大地に眠る魂へ  そしてそれを今も探し 呼び続ける想いへ」

祈りを届けようというイベント

「祈りプロジェクト」を企画・準備しています。

僕らは グループとしては脆弱かもしれない

でも すごく素敵なメンバーに支えられ

そして 大切な出会いに守られて 導かれています。


祈りプロジェクトまで

もう少し。

・・・祈るって・・・・・

なんだろう?


今更ながら 根源的な事を考えてしまった。


この企画を想いついた時

祈るってことが宗教的で

今の時代 様々な信条や宗教を持ってる方がいる中で

この企画は難しいのではないか?

何か誤解されてしまうのではないか?

そんな危惧を考えていた・・・

でも 僕の心にある想いは

そういう事ではない・・

でも それを伝える言葉や何かが浮かばない・・

僕の中にはあるんだ でも それを伝える事が出来ない

もどかしさと モヤモヤを抱えて今日まで

準備してきました。


でも・・・やっとその答えが浮かんだ。

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大川小学校。

思えば 去年から何度も足を運び

手を合わせ ご遺族の方ともお会いし

先月は裁判の傍聴まで・・

この1年は 常に大川小学校が頭の中にあった。

大川小の校庭には 慰霊碑があります。


初めて 行った日

その慰霊碑に手を合わせ

「ちゃんと伝えるから」と祈りました。

その時 「本当に伝えるよね?」

みたいな声と言うか 想いと言うか・・

何かが僕の中に降りてきました。



そこから「祈りプロジェクト」への想いが湧いてきました。



祈るってなんだろう?


浮かんだ映像は

大川小の慰霊碑。


そこには 亡くなられた子供たちの名前が刻まれています。

その慰霊碑の前に初めて立った時

名前一つ一つに 親御さんの愛情や想いが詰まっている・・

その想いが胸に迫ってきて

僕は泣いた。

生まれた我が子・・

命名し 愛おしく 初めてその名前で

語り掛けた日の想い・・

叱る時 大きな声で名前を叫んだ日の想い

何度となく 何度となく 呼びかけ 

語り掛け 笑いながら

泣きながら 呆れながら 

何度も何度も 口にした

名前・・・


海 空 碧 穂・・・

名前には 様々な字が使われています。

慰霊碑にも様々な 名前が 文字が

刻まれています。

親が 我が子に こういう人間になってほしい・・

こういう思いを持った人になってほしい・・

こんな人生を歩んでほしい・・

空の様に大きく 海の様に広く

稲穂の様に恵みを人に与え 

紺碧の海の様に美しく・・・・


そう・・

名前とは祈りなんだ。



そうなんだよね・・
夢や希望を
愛情や想いを託した


名前とは 
最初に贈られる
祈りの言霊なんだよね。




僕にも名前がある

世界中の誰にでも名前はある。

争いや憎しみ 悲しみの連鎖が止まらない

世界の中 それでも

僕らは どんな状況の下でも
「名前」という
「愛情に満ちた祈り」の中で
生まれてきた。

僕らは名前という
祈りに包まれ
生きているんだ。



それは宗教も信条も

人が 神さえも越えた

何より清らかで 誠実な 美しい

最初の祈り・・・



祈りプロジェクトの祈りとは

これなんだ。