今日は高校最後のクラスの同窓会だった。
人それぞれコミュニティごとに違った顔を見せるのだと信じているが、私なんかは特にそれが顕著なのかもしれない。
いや、そもそも人にそれほど興味がないのかもしれない。
よほど濃い時間を過ごさなきゃ壁を越えられない。
開始5秒でぼっちになったけど、私は元気です。
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高校最後のクラス。
嫌いじゃないけれど思い出はあまりない。
クラスの雰囲気を作り出すグループに私は所属していなかったから、クラスの行事には思い入れもなく、常に一歩引いた(外れた)場所にいた。
だから冗談を言う私を知るクラスメイトはかなりの少数派だと思う。
そういう仮面みたいなものを抱えているから、どうも高校のクラスの中にいると固まってしまう。
固まっている私を笑ってくれる少数派の友人も来ていたけれど、彼らが離れても私は動けない。
4年間でそれなりに自分も成長したと実感していたけれど、仮面は埃をかぶっていただけで捨てられていなかった。
酒の力かクラスメイトの成長か、酔った頃にはそれなりに話せたが、ひとたび目線が外れれば輪に入れなくなる。
この集まりに行けば大体こうなるとわかっているのだけれど、行く。
こうしてちっぽけな気持ちになるために行ってるような気もする。
悲観でも卑屈でもない、何とも言えないこの気持ちに帰るために、出たのだろう。
ちょっぴり見栄を張ったり、それを後悔したり、今のコミュニティじゃやらないようなことをやるために出たのだろう。