全国一斉2018モデル試乗会、ホームショップ、ハーレーダビットソン東久留米さんでソフテイル3モデルに試乗。
ストリートボブ、ソフテイルスリム、ファットボーイS。
と、ロードグライドにも。
しかし同じエンジンとギヤボックスなのに、エンジンフィーリング、ミッションタッチ、クラッチワーク、全部違う

なんでこんなに違うのでしょう

各モデルを作る人の個性?ハーレーって面白い!

さてさて自分なりの評価を。かなり個人的見解です。
先ずは乗りやすさ
ファットボーイS > ストリートボブ > ソフテイルスリム
次にハンドリング
ソフテイルスリム > ストリートボブ > ファットボーイS
で、パワー、鼓動感
ファットボーイS >>> ソフテイルスリム > ストリートボブ
大雑把かつ個人的見解ではこんな感じですね。

まずパワー感でいうと、ダントツなファットボーイS

ミルウォーキーエイトは107と114とでは、たった7キュービックインチ以上の明確な違いがあるようです。
今回はファットボーイSだけが114。
2000回転以上のパワーは全く別物。
チューンした状態の107との比較はわかりませんが、ストックで乗る場合、ハーレーらしい荒々しいパワーを求めるなら114しかないでしょう。
2000回転以下でアクセルをワイドオープンした時に感じる駆動感、ダッダッダと路面を蹴る力強さが、他のソフテイルよりハッキリ伝わってきます。
107モデルも低速のパワー感、ピックアップ、回転の軽さは自分のローライダーSとは全然違う。
それでいて低回転域、1200回転からアクセルオンでもノッキングすることなくついてきてくれます。
ズボラな運転でも受け入れくれる鷹揚さ。
振動も感じません。
しかしアクセルをグワッとひねれば、たしかな鼓動感が伝わってきます。
でも、2500回転以上のパワーはローライダーSが上かな?
(って。この時は思いましたが。。後述)
次にハンドリング部門。
ソフテイルスリムはウルトラニュートラル。
これは驚きました‼️
思い描いたラインを勝手にバイクがトレースする。
実に気持ちよく、ハンドルの存在を忘れさせてくれます。
腰を中心にバイクも上半身も全てが無理なくバランスする。
理想的なハンドリングでしょう。
まさかこのハンドリングをハーレーで味わえるとは。。
驚きです。
またひとつハーレーに対する先入観を崩されました。非常に良い意味で。
ファットボーイは癖のあるハンドリングですね〜。倒し込みはスムーズですがアクセルを開けると勝手に起き上がりラインが外へ。慣れがいるようです。ワインディングではとまいどいそうです。
続いて乗りやすさ。
乗りやすさでは、しっくりくるポジションを含めファットボーイがダントツ。個人差はあるでしょうけど。
低速での安定性も抜群!
止まったり動き出したりは非常に楽です。
ワインディングなんか行かねーし!という人はファットボーイがベストでしょう。
ソフテイルスリムのポジションも良かったですが、ステップ周りが合わず足が攣りそうに。。
ストリートボブはとにかく中庸。軽くてとっつきやすい。どんな場面でも違和感がない。
さて、今回唯一のツーリングモデル、ロードグライドですが。。(写真撮り忘れ)
重い。
鼓動感が無い。
が、高速メインでは快適そう。
ポジションも車格や見た目と違いコンパクト。
でも私の中では今のところ求めるハーレー像とは重なりませんね。
ツーリングモデル買うなら2016以前のツインカムエンジンかな。。
さて今回試乗した中で自分が選ぶとしたら。。。
ソフテイルスリム。
エンジンは選べるなら114。
ズバリこれ。
ハンドリングの気持ちよさ。
これにつきます。
ただしステップ周りは自分に合わせてチューニングが必要なようです。
ただ残念なことに2018モデルではソフテイルスリムに114はラインナップされてないようですね。。。
今回は良い体験ができました。
ショップの皆さん、ありがとうございました😊
試乗を終えて我が愛機ローライダーSで奥多摩へ。
乗り出した瞬間、感じたこと。
ローライダーSってこんなにコンパクトだっけ?
しかもハンドル、座り心地、シフトタッチがカチッとした感じでやたらソリッド。
いいなー。
この硬質感。
アイドリング中、ドコドコと伝わってくる振動。
生きてるよなあ、この機械。
アクセルを開けてみる。
ピックアップの軽さはないものの、モリモリと盛り上がるパワー。
まあ中回転以上なら2018モデルよりFXDLSの方が勝ってるよなあ、と、試乗中は想像していたけど、そーでもない笑。
たしかに伸びやかにパワーは出続けるが、
全体的な押し出し感はどうも新型に対して部が悪い。
でも鼓動感というか車体を揺さぶる振動は別次元。特に、高めのギアで低回転から鞭を入れた時には、まさに駆けだす馬に跨がっているようで、機械の振動というより筋肉の躍動と言う方が相応しい。
新型に比べたら野性味というか獣臭さに溢れるんじゃないの?
ハンドリングもローライダーSはニュートラルだと思っていたけど、ソフテイルスリムに比べたら少し癖がある。
癖と言っても身構えが必要な類ではない。切れ込みは軽く違和感なく、フロントホイールはバンクに応じてスッと舵角を付け、車体は遅れなく向き変えを始める。
コーナーリングの頂点に達したあたりでアクセルを開けば、旋回性を保ちながら加速する。
前後輪は路面をしっかり捉えたまま、俺に任せろと言わんばかりに右手の捻りに応えてくれる。
今回試乗した新型に比べたら、もっとアクセル開けろ!とバイクに尻を叩かれているような、そんな感じ。
新型は軽く乗り易い。
しかもパワーは前モデルを完全に旧世代に追いやってしまった。
でも、ローライダーSは血の通った機械。対話をしているかのような機械。そこがいい。