ハーレー2018ソフテイルシリーズの追加モデル、スポーツグライドに試乗したインプレです。
新しくなったソフテイル シリーズは乗りやすくフレンドリーなモデルばかりですが、これまたとびきり乗りやすいです。
ハンドリングが軽快ですごく素直。ずっと車重の軽いバイクに乗ってる感じします。
低速でコーナリングすると若干イン側にハンドルが切れ込むクセが有りますが軽いハンドリングと後述するリニアなエンジン特性のため、修正も楽々。
全く気になりません。
振り回せる感じですねー。
ミルウォーキーエイトエンジンは107ciのみ。
アクセルを開けるとブリブリと確かな鼓動感を感じつつ、スムーズに吹け上がります。
アクセルオフの状態からパッとアクセルを開けると一瞬ドンと来て、続いて右手の動きに忠実にスルスルと回転が上がる。最初のドン、は、緩んだベルトをキュッと張り直す感じで車体をブレさせることもなく不安は皆無。
他の2018ソフテイル のミルウォーキーもこんな感じでしたっけ?
なんかより洗練されたチューニングを施された感じします。
スポーツグライドには107ciがしっくりくるかな。
クラッチのつながり方とアクセルレスポンスが私に取って絶妙な味付けで、慣れてしまえばスタート時にクラッチリリースとアクセルオンをほぼ同時にやって、スイッチオンで走り出すような感じでとても気持ちよかったです。
エンジンを回していくと2,500回転を超えたあたりでトルクが薄くなったように感じますが、エンジンの伸び、スピードの乗り方は変わらない。
トルクが落ち込むように感じるのはたぶん、低回転域のトルクが太くピックアップが良いための錯覚でしょうか。
ボジションは、身長170センチ、脚の長さはやや短めな自分で足つき性は抜群。踵ベッタリで膝も曲がる余裕。
ただ、フォワードコントロールのステップがやや遠く、心許ないです。
ステップと操作ペダルを手前に寄せるリーチフォワードコントロールキットを追加して調整したいところ。
オプション追加ではなく最初から選択できるようして欲しいですけどね。
素直なハンドリングという点では2018ソフテイル スリムに驚愕(インプレはこちら)しましたが、ソフテイル スリムの方は重量感を感じつつ、バイク任せにコーナーで自然な弧を描いて走れる、という感じで、全く質の異なるものです。
また、2018ローライダーも乗りやすい(インプレはこちら)でした。ライティングポジションは異なりますが、乗り味は今回のスポーツグライドに似てますね。
軽くて素直なハンドリングで自在にバイクを操れるのと、アクセル操作と直結したかのようなトルクの出方、ピックアップの良さと相まって、スポーティーにもゆっくりとした走りも、市街地走行も楽しめ、どこまでも走っていけそうな、一言で表現すれば旅のハーレーといったところでしょうか。



