昨日の続きです。
研究稽古の話になりますが、この日は「基本動作Ⅰ(きほんどうさいち)」をテーマに行ないました。
動作としては文字通り基本的な技を体系化したものですので、一見するとすぐにできそうな感じです。
しかし、研究稽古として行なう場合、そういう意識ではありません。簡単そうに見える中にもその奥を見つけ、そういうところの深堀と共に、それをしっかり武技として認識し、稽古する、ということを行ないます。
今日お話しする内容は、「基本動作Ⅰ」の登場する動きの部分だけですが、それをどう武技として活用するかについては、明日・明後日のブログでお話ししたいと思います。
まず、一連の動作として4枚の写真を連続してご覧いただきました。
「中段追い突き(ちゅうだんおいづき)」の状態から前足を1歩引き、そのタイミングに合わせ、「中段外受け(ちゅうだんそとうけ)」を行なっている様子です。
「基本動作Ⅰ」として行なう場合、「突き」についてはパワフルに極めるつもりで行ない、「受け」の時は呼吸法を伴い、身体を締めつつ、となります。
今回、その様子をあえて4枚の写真でご覧いただいたのは、両上肢の動きを示したかったからですが、途中で交差するところがポイントです。
ともすれば、両上肢の動かし方が曖昧になり、それでは「受け」の質として不十分でしょう、というケースを見ることがありますが、研究稽古としての意識には不適です。
だからこそ今回、そういうところを改善したいということで行なったわけですが、この稽古に初参加の道場生がいたからです。
その話は昨日もしましたが、こういった基本的なところの確認は今後の稽古のベースになりますので、少し時間をかけて行ないました。
それをより分かりやすくするために、正面から撮った写真を連続してアップします。
似たような動きですが、今度は「中段外受け」のところからのスタートになります。
「突き」の場合同様、前足の側で受けているところからの動きになりますが、1歩引くタイミングで両上肢を交差させ、呼吸法に合わせて身体を締め、受けることになります。
ここでは「突き」の場合も「受け」の場合も「正整立ち(せいさんだち)」で行なうことになりますが、下肢の締めの感覚を全身に拡大し、「外受け(そとうけ)」独特の身体操作の感覚を掴んでもらいます。
すぐにその身体操作を活用した武技というのは無理ですが、こういった基本的な稽古を継続することで身体に染み込ませ、武術体作りと共に、身体感覚も養ってもらえればと期待しています。
こういうことは新たに参加した道場生向けの内容でしたが、他の道場生にとっては復習となりました。
最後に、「突き」からの「受け」の場合同様、別アングルから撮った写真をアップします。
技の立体的な理解になれば幸いです。
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