経絡とラテラルライン…の前に復習編 | 毎日をちょっぴり生きやすくするあべもん(安部源生)のブログ

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作業療法士という生活を支える仕事をしています。講演会を全国10ヵ所以上でやっています。内容はセラピスト向けぁと筋膜、東洋医学、心理学。一般向けだとストレスケア、コミュニケーション など

みなさん、こんばんは!
OOOなセラピスト、

(Occupational therapy(作業療法)
×Oriental medicine(東洋医学)
×Oita(大分))

Oriental Physio Academy大分県支部長の
安部源生(あべもとき)です。

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解剖・運生理などから紐解いてきた
アナトミートレインと経絡ですが、

後のライン(SBL)
前のライン(SFL)
と続いた下肢編の最後は横のラインです。

横のラインを
経絡でいうと、
内側の肝経
外側の胆経



ですが…

ちゃんと内容に移る前に
今までの整理もしときたいと思います。

アナトミートレインでいうと
外側はラテラルラインLL)
です。
内側は大まかにDFLが一致しています。




以前も書いたように完全には
一致していないため、
全部をざっくりと捉えていきましょう。

前側(SFL)は胃経・脾経
後側(SBL)は腎経・膀胱経
外側(LL)は胆経

内側はDFLが対応して、
肝経と脾経がリンクしています。

まったく同じにリンクする
と考えると混乱してしまいますね。

個人的には
アナトミートレインは構造で分けたライン
だと思います。
それに対して、
経絡は機能で分けたラインだと思います。
バイオメカニクスで捉えるならアナトミートレイン、
内臓治療まで含めるなら経絡といった所でしょうか?

僕が
経絡で全体を捉えるときは、
前側は中指から
後側は小指から
外側は環指から
内側は母指から
上に登るテープと考えます。

このテープが上手く滑走出来ないと
腎経の時に説明したように、
可動域制限・痛み・伸張感突っ張る感じ)
重だるさを起こします。


東洋医学では、
可動域制限などを
実(エネルギーが過剰な状態)
重だるさを
虚(エネルギーが低下した状態)
と捉えます。

それぞれの
テープが伸びる刺激としては、

前側は
体幹後屈、股関節伸展、膝関節屈曲など
後側は
後側は体幹前屈、股関節屈曲・SLRなど
外側・内側は
体幹回旋・側屈、股関節内外転など

があげられます。

※上記の通り、アナトミートレインと経絡はまったく一緒ではありません。


実際、膝関節屈曲に症状のある方が、
肝経を押していった方が楽になる
こともありました。

特に高齢者の場合、
症状が複雑なこともありそれぞれの原穴を刺激して
一番効果的な所を選び、
必要に応じて複数を刺激していった
方がいいかと思います。
治療かつ評価にもなりますしね。

自分の場合は
ひとまず、それぞれの原穴を刺激しています。


今回はここまで!
アナトミートレイン、解剖・運動学から紐解く
肝経・胆経編は
もう少し待ってくださいm(._.)m
「読みやすく」を心がけているので、けっこう時間がかかるんですよ(;^_^A


経絡以外の解剖・運動学的なアプローチも
まとめていけたらなと思います。
虚の時の対応
実の時の対応
もありますが…

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