物語の庭 -4ページ目

物語の庭

.
.
.
カフェと図書室、わたしの人生。

{B4300B1D-F9BE-45FA-A5B9-B30358892AD2:01}
春に植えたオリーブの木についた、
ひと粒だけの実。
少し色付いてきました。



…どうも。
長らくブログを書かずにおります。
本当に申し訳ありません…


このブログは
まあ本当によくぱたりと止まっては、
重い腰を上げるように、なんとか続けてきたのですが、
そんなブログでも
楽しみにしているとおっしゃってくださる方も実はいらっしゃいまして、
本当にありがたく、その言葉、その存在に何度勇気づけられてきたでしょうか(*^^*)
本当にいつもありがとうございます!



ぼんやりしていたわけではなくて、
着々と文庫の準備を進めている(つもり)なのですが、

そんな中、文庫を始めるにあたって、
たくさん考えたことがあります。


たとえば
私のことを知らない人が、
文庫へ来てくださって、
「ここはどういうお店ですか?」
「なぜあなたはこんなことをやろうと思ったのですか?」と聞かれたとしたら、
私はなんと答えるだろうか?とか。
そんなようなことをです。

時色の頃にも、初めてのお客様によくそんなことを聞かれました。
その時、私はへらへら愛想笑いをしながら、なんにも上手く答えられなかったどころか、そんなことを聞かれるのかと、家に帰ってからものすごく動揺もしたのです。


今回はなおさら、
なにか明確な目的がなければいけないのではないか、
それをあらかじめブログやホームページ、チラシなんかにも少し書いておくべきではないのかと、
そんなことを考えました



けれども、考えれば考えるほど、
言葉はうわっすべりしていくばかりで
かえって自分が浅ましく感じられてきて嫌になってしまいました。


何かを始める自分を、
カッコよく見せたいなどと思ったら、
それは自分のやりたいことじゃない、ということに気がつきました。


私のやりたいことは、
文庫に実際来てくださった方ひとりひとりが、感じてくださればそれでいいのです。


私の中にはたくさんの想いがあります。
本への想い、
人への想い、
世の中への想い、
それは、
言葉にはできないのだということ。


言葉にしようとすればするほど、
想いは遠のいてしまうのだということ。


こんなつたない、もどかしい気持ちを大切にしていきたいと思います。


世の中にある、
カッコイイ、キレイな言葉で飾って、
本質を隠してしまっている、もしくは中身のない薄っぺらなものにならないように。


想いが行動につながって、確かな歩みが出来た時に、自分の中に満ちてきて自然とこぼれ落ちた言葉、
そういうものがあるなら、その時にまた、自信を持ってその言葉を言いたい。


今はまだなんにもなくて当然だと。

これから始めるのですから、と。



まぁ、そんな感じで平常運転の私です(笑)


またぽちぽちとブログを書いていこう。

でも不思議なことに、
ブログ書いてない時の方が読書がはかどったりするのですよねーf^_^;

いろいろと出会った本もありますよ。
またご紹介しますねー。

それではまた!



最近読んだ本です。

{1ADC5B3A-0DCE-4292-BE74-193B2F73D37E:01}

「かっこうの親 もずの子ども」
椰月 美智子 著
実業之日本社文庫


お休みの日の朝、
洗濯機を回している間に何気なく開いたこの本。

何かスイッチが入ってしまい、
一気に最後まで読んでしまいました…。

気がつけばもう昼前で、
洗濯もとっくに終わってるし、
肩も目も痛くて、あーあ、という感じ、、
でも、そこまで読者の集中力を切らさない
この筆者の筆の力です。


子育て真っ最中のお母さんのエピソードが盛り込まれていて、
主人公のシングルマザーの全力の毎日に、どうか、どうか、この親子に不幸や災難が起こりませんように…と
祈るような気持ちで読みました。
なんだかこの主人公から目が離せませんでした。

必死にやっているつもりなのに、
仕事ではトラブル、
子どもの突然の病気、
ママ友や実母との関係にも気を遣い、
あげくに「愛情が足りないんじゃないか」なんて言われてしまったら…
もうパンクですよね。
「これ以上どうすりゃいいの!」っていう。

でも、小さいながらも救いはあったりするのです。
いつでも駆けつけてくれるベビーシッターさんや、
同じシングルマザーのママ友や、
家族ぐるみで仲の良い、なんでも言い合える女友達。

主人公を取り巻く周囲の小さな救いが、読む者にとっても、ほっと息がつけるシーンになります。

さて、
主人公は、息子を出産するにあたって、ある秘密を抱えています。
彼女はその秘密に対する心の行き所に悩み、その悩みを打開するため、
運命に導かれるように五島列島へと旅立つのですが、
そのエピソードがすごくよかったです。

海も綺麗で、明るく、漠然とした「よい気」が島全体を包んでいるみたい、だという、五島列島の中通島。

なんというか、やっぱり人は島や海で開放的になれるものなのですかね。
何かに行き詰まった人が行くと、心が裸になって、それだけで救われそうな。
五島列島、私もいつか行ってみたいと思いましたにひひ


奇跡のような救いもあれば、
信じられないほど苦しいこともある。
いいことばかり、悪いことばかりじゃない世の中で、もがきながら真っ当に生きていく人たち。

この著者の作品はそんな真っ当な人たちを応援してくれている気がします。

「静かな日々」と「るり姉」を読んで大好きになった作家さん。

まだまだ読んでいきたいと思いますニコニコ


それではまた。





{4DAC15E0-780B-4E70-B8A5-5119BEC17BB6:01}

夫がちょい長めの出張に行ってしまって
意気消沈の日々です。

なにが嫌って、
この家に1人で住んでて、虫が出た時の対処ですよ。。


…古民家に住んでいるのに虫嫌いは致命的。


あとなんか泥棒とかオバケとか(?)入ってきたらと思うと怖くて、
夜は寝る直前までずっと電気とテレビと蚊取線香を付けっぱなしにしていました。

でも一週間経つと、慣れましたね。

今は落ち着いた静かな夜を過ごしていますニコニコ

寂しいけどね~ウサギ
早く帰ってきて~むかっ



そんな我が家で先日、
女子会が行われましたよ。

その日集まった、私含めた3人の共通点は、
古民家に住んでいる、
そしていつかお店をしたい(もしくはやっている)ということです。

{49DB58E9-1679-4A75-9D62-04493FDFEA0F:01}

古民家トークと
お店への夢を思う存分語り、
共感しまくり、
楽しい時間を過ごしました星

古民家をリフォームして住みたい、という人は
古いものを大切にする人だったり、
利便性よりも、自分たちの感性を大事にしたい人たちなのかなって思いました。

私たち夫婦は、偶然この家を見つけて、
長いこと悩んで悩んでここに住むことに決めましたが、
この日、みんなの古民家愛をひしひし感じて、
少し前は興味もなかったであろう話題に、自分も入れていることが嬉しく思いました。

本当にありがとうございました~音譜
なんだかその後もしばらく興奮のさめやらぬ楽しさでした。

今日のこの素敵な縁がずっとずっと続いていきますように!!


このおふたりのもう一個の共通点は犬を飼っているということ。
おふたりの話を聞いていると、
自分も犬を飼いたい!!という気持ちが高まりましたが、、

共働きで日中誰も家にいない今の現状では世話しきれないでしょうね~(>_<)

あぁ、いつか、、
犬との暮らしも憧れます。


でもそれよりも、もっと今ある日々の暮らしを楽しんでいかなくちゃと思いますね!


それではまた。






こんにちは。

ああ、もう夏が終わってしまうのですねしょぼん

寂しいけどわたしは今年も夏を満喫しました星
みなさんはいかがでしたか?



先日、
十二月窯さんの工房におじゃましてきました。

十二月釜さんとの出会いは、
時色の302号室で行われた作品展から。

以前のブログ↓

日常使いのカップやお皿、白くてつるんとした磁器に描かれる青い模様に心奪われましたラブラブ


この時、まだまだ計画段階だった春の窓文庫が、もしできたあかつきには、
十二月釜さんの器を使わせてください!というわたしの突然の申し出を快く引き受けてくださり、、
月日が流れ…笑
ついに先日の打ち合わせとなりましたニコニコ

{27887C11-4A22-4715-8D65-F4AD72F97EA6:01}

どれもかわいすぎてどんなんにしたらいいか迷います。。
十二月釜さんからご提案もいただいて、春の窓文庫のオリジナルのカップを作っていただけることになりました。

ほんとに嬉しい!
できあがるのがとても楽しみですニコニコ


その後、
まっすぐ帰る予定でしたが、
お店の参考になりそうな
十二月釜さんオススメの古民家カフェがあると教えていただき、
急遽、兵庫県の三田市へ車をとばしましたにひひ

古道具や、十二月釜さんの器も扱っているアトリエパーシモンさん。
そこに隣接するカフェ「吹上の森」というお店です。


{F3B2CD6D-DC4B-424B-B1D1-5AFB06C2225A:01}

森の中の小道を歩いていくんです。
素敵すぎるロケーション。


{CA71505D-F37A-41DC-AEE7-93A88A4C9F3E:01}

森の中のカフェ。
家具やインテリアも真似のできない素敵さでした。

決して街中ではない、あんな場所に、
お客さんがぞくぞくと来られていて、
凄い!!

ぜひまた行ってみたいお店でした音譜


教えていただきありがとうございましたニコニコ





お元気ですか?

朝晩がほんのちょっと涼しくて
早くも秋の気配がしてきましたね。

お盆は今年も帰省で群馬県へ行ってきました。

相当暑いことを覚悟してたのですが、
雨が降ったおかげで比較的涼しく快適に過ごしてきましたニコニコ


ところでみなさま
伊勢崎銘仙って、ご存知ですか?

わたし、全然知らなかったんですが、
今回の帰省の際に、この伊勢崎銘仙との出会いがありました。

銘仙って、大正時代から昭和初期にかけて流行した、女性が普段着やお洒落着として着る着物のことだそうです。

夫の地元である群馬県の伊勢崎市周辺でさかんに作られたのを伊勢崎銘仙と言うそうです。

{85E840A7-F430-434A-86A0-880319339BCA:01}

これはいただいたパンフレットなんですけどねf^_^;


こちらの「いせさき明治館」で、「伊勢崎銘仙」の展示がされており、見ることができました。
{838D7B8A-FF12-4E41-A813-39B8D9AA4F32:01}

ここはもともとは明治に建てられた病院の建物で、現在は市の重要文化財だそうです。

中では、カラフルでモダンな着物がたくさん展示されていました。
すごく可愛かったですニコニコ 

アンティーク着物っていうんですかね、昔作られたものが今残っているだけみたいで、貴重なものなんですって。


わたしは…はい、着物に詳しいわけではないのです、、
1枚も持ってませんし、着付けもできないし、、

そんなわたしが持ってていいのかわからないほど、価値の高い伊勢崎銘仙を、
センス抜群の義母と義姉から、春の窓文庫に飾ってみたら、とのことで、、
銘仙を仕入れているお店に連れていっていただき、買っていただいちゃいましたえっ

そんなわけで、、
ご厚意に甘えて、
素敵な春色の銘仙が2枚、
我が家にお嫁入りしました。

{A717A28B-6EA1-4CE6-94D6-C7A60F667A2C:01}
うわぁぁ、いいのかなぁ!?
でもどちらもほんとに春が来たみたいに明るくてステキでしょ?

左側のは特に、
色と柄が複雑で、
同じものを今現在作ることはもうできないので、資料館にあってもおかしくないほど価値が高いものだとのこと!!
どうしましょうあせる

なんとか素敵に飾って、
春の窓文庫に来られた方に見ていただけたらいいなぁーと思っていますニコニコ
また楽しみが増えましたね。


そしてもうひとつ、春の窓文庫に関する楽しみがあるのですが、それはまたのご報告。

ええ、夫の家族も巻き込んでます、わたし。
ほんとにすみません笑
ありがとうございます(>_<)


それではまた音譜