ファシリハ ー 1人で悩まない!!! 成長する、成長させるセラピストになるためにー -4ページ目

ファシリハ ー 1人で悩まない!!! 成長する、成長させるセラピストになるためにー

facilitation × rehabilitation をテーマに、
リハビリに関わるセラピストや医療福祉職の方に向けたブログ。

自己研鑽、後輩教育、コミュニケーション、
マネジメント、連携、プレゼンテーションなどをキーワードに、
より良い医療福祉の現場の創造を応援します★

皆さん、様々な本や文献を読んだり、セミナーなどに参加されたりされている方も多いと思います。

最近では、回復期病院では365日稼働していることも多く、土日にも仕事でセミナーなどに出たくても出られない…

なんて人もいるかと思います。



自分で着実に勉強できる人は良いですよ★


でも臨床で行き詰まっている、
と感じる人は

本を読むなり、セミナーに行くなりして


他者の考えを知る

ことは非常に大事だと思います。



自分では必死に考えてるつもりでも、

それはあなたの
わずかな知識と経験の中でしか考えられないことだけを武器に考えています。


足し算引き算しか知らないのに、

200人の生徒にリンゴを7個ずつ配ります。

リンゴはいくつ必要になるでしょう?


みたいな問題を必死に時間をかけて解こうとしているのと一緒。


かけ算や桁数のかけ算の理解ができれば

2×7×100

で済みます。


足し算しか知らなければ


7+7=14

14+7=21

21+7=…………


ってやればいつか

1393+7=1400


には行き着きます。


足し算しか知らなければ
そうやっていることに


オレ、すごい時間かけて
難しいことやってるぜー!


的な錯覚に陥ることは
容易に想像できます。


過去、僕も何度もこの


「自己満足トリップ」に


調子乗ってました(笑)





でもそれって

めんどくさくないですか?


かけ算さえ分かれば

3秒で済みます。


そうすれば、またその時間を
他の分野の勉強にも

プライベートにも当てられるのに。


また

足し算でも必死にやっている姿は

周囲から見れば

すごく熱心に勉強している


と見えてしまいます。



周りは足し算だけで
必死に考えるなんて思いもしません。



それで周囲が

よくやってるね、すごいね、

なんて言おうものなら



その人は
さらに、頑張っちゃいます!!!


足し算を!!!!(笑)


本人が気づけないなら、

周囲が気づかせないといけないですし、


そのためには
周囲がその人が何を頑張ってるのか知ろうとしないといけませんね。



他者の考えによって

自分の考えをアップデートすると

勉強の効率も効果も劇的に高まります。



そのチャンスを
自分で作れるのか、

気づけないなら周囲が気づかせてあげられるか、


そのためには自分以外の人に興味をもつ、ことが大切です★
患者・利用者さんへのリハビリの場面、

職場の書類やカルテ業務の遂行、

職場の人間関係



毎日、何かしら多かれ少なかれ事件が起こります。

事件というのは、
スッキリ解決しない問題です。



リハビリの場面では

患者さんは歩くことを望んでいる、
でもリハビリで上手く歩けるように
導くことができなかった…


月初めの計画書を作成するつもりだったけど、他の仕事に終われて全然できなかった…とかね。


人間関係なんて、もー難しい。

上手くいった、いかないの判断がすごく曖昧ですしね。



問題点ー 歩行障害

問題点ー 計画書が作成できなかった

問題点ー 人間関係が良くない


なんて事例をあげても、

実は何にもできません。



上記は問題点のように見えて、

ただの結果でしかないです。



問題点は、

上記のような結果を生んでしまった

理由や原因のことですよね。



歩けない、計画書ができない、人間関係が良くないという結果には様々な理由が絡み合って起こった結果です。


なぜそうなってしまったのか?

様々な理由は何なのか?を

細分化しないと、


解決策は導き出せません。



計画書の作成は、

時間がないだけなのか?

作るのに時間がかかるのか?

どう書いたら良いのかよくわからないのか?

によっても解決策は変わりますよね。



時間がないなら、
自分の1日の中で時間に無駄がないのか、他のスタッフと無駄話の時間がないか、
この時間は計画書を何より最優先して作る、という時間を作れば良いのかもしれません。


作るのに時間がかかる、
それは記載内容を考えるのに時間がかかるのであれば、むしろ家に早く帰ってゆっくりしながら整理する時間を作って、ノートにでもまとめて、職場では書き写すだけにしとく、とかね。


どう書いたら良いのか分からないなら先輩にも時間を取ってもらう必要があるかもしれませんし、難しいのであれば、先にまとめたものを先輩に見てもらうようお願いしないといけないかもしれませんよね。



何が目標達成を妨げているのか?

具体的な問題点を上げることで、

具体的な解決策を考え、
実践することができます★



問題点が曖昧であれば

対応も曖昧になります。


それでも偶然が重なり、
実際の問題点にヒットすれば、

その時は上手くいったりします。


でも再現性はないので、
次は失敗したりします。


成功の打率を上げるには、

なぜこのような結果が生まれたのか、

考え、実践の中で検証し続けることが

大事ですよっ★
患者さん、利用者さんが

あなたに求めていることは何ですか?


組織の中で、周囲が

あなたに求めていることは何ですか?



役割とは、

自分でこうだ!

と決めつけるものではなく、



相手や
組織が

より良い方向に向かっていくために、

あなたにしかできないこと

あなたでなければできないこと


そしてそれを相手や周囲の人が

求めていることから
生まれてくるものです。




え?

そんなの求められないって?



それはですね、


周囲や相手が

あなたが何ができるのか、
何を考えているか分からないからです!


何も知らない人を
頼りにするはずもありませんよね。



だからこそアピールが超大事。


自分を知ってもらわないと、
周囲もあなたに何も期待できません。



よし!と

自慢話ばかりしちゃだめですよ。


逆にあなたはうざい人の認定まっしぐら。



言葉も大事ですが、


行動


で示すことが一番大事。



他のスタッフが苦手なことを
さらっとやってあげるとかね。

(恩着せがましいのはダメよ)




相手に対して自分が何ができるのか、を
見せることで、


周囲は

あなたは○○ができる人、
得意な人


という認識をしてくれます。



まぁ要するには

他の人といっぱい関わろうってことですね。


関わることで
相手の良いところも見えてきます。


患者さんでは、

本当はこんなこと考えてたんだ、なんて初めはうまく言葉に出せなかったニードも発見できたりするかもしれないですしね★


職場では、
相手の良いところ、苦手なことを知ることで、

相手の苦手なところは
こっちがサポートし、
自分の苦手なことは
教えてもらうことができます。


そうなることで、組織の中での

専門性や個の役割が明確となり、

チーム力としても高まるのではないでしょうか?



机を整理整頓できないという、オンリーワンの役割を持つわたしがお送りしました。