<いまどきの怪異>
過日の仕事帰りのことです。
最寄り駅からの家路を
足早にたどっていました。
秋の日は既にとっぷりと暮れ
夜のとばりが降りた住宅街には
街路灯がともっていました。
ふと見ると行く手に小学生がふたり
ぶざけながらダラダラと歩いていました。
僕の歩行速度は時速6キロ。
彼らとの距離はたちまち縮まり
静かに追い抜こうと真後ろに迫った
ちょうどそのとき
少年のひとりが不意に振り返りました。
彼は眼前に現れた僕を見て驚き
思わず大声を上げました。
「ぎゃぁ、怖い~ぃ!!!
ごめんなさい。ごめんなさい」
失敬なと思いながらも
僕は何食わぬ顔で抜き去りました。
背後では彼らの会話が聞こえます。
「びっくりした~」
「スレンダーマンかと思った」
「ちょうどスレンダーマンの話をしてたら
細長い影がす〜っとさしてきたもんね」
「スレンダーマンじゃなくて
おじさんだったね」
彼らから遠ざかるに従い、
詳細は聞き取れなくなりましたが、
スレンダーマンという言葉を
興奮気味に繰り返すのは聞こえました。
スレンダーマンって何だ?
家に帰ってから調べてみると
どうやらアメリカの都市伝説の
キャラクターのようです。
背が異常に高く、ガリガリに痩せ
異様に長い手足をもったスーツ姿の男性で
子どもを誘拐するとされています。
初出は2009年のネット投稿とのこと。
今の子ども達はこういうものを
怖がるんですね。
写真は、名古屋の街中で最近撮ったものを組み合わせてみました。
#ファインダー越しの私の世界
#写真
#iPhone
#クマ
#ハロウィン
過日の仕事帰りのことです。
最寄り駅からの家路を
足早にたどっていました。
秋の日は既にとっぷりと暮れ
夜のとばりが降りた住宅街には
街路灯がともっていました。
ふと見ると行く手に小学生がふたり
ぶざけながらダラダラと歩いていました。
僕の歩行速度は時速6キロ。
彼らとの距離はたちまち縮まり
静かに追い抜こうと真後ろに迫った
ちょうどそのとき
少年のひとりが不意に振り返りました。
彼は眼前に現れた僕を見て驚き
思わず大声を上げました。
「ぎゃぁ、怖い~ぃ!!!
ごめんなさい。ごめんなさい」
失敬なと思いながらも
僕は何食わぬ顔で抜き去りました。
背後では彼らの会話が聞こえます。
「びっくりした~」
「スレンダーマンかと思った」
「ちょうどスレンダーマンの話をしてたら
細長い影がす〜っとさしてきたもんね」
「スレンダーマンじゃなくて
おじさんだったね」
彼らから遠ざかるに従い、
詳細は聞き取れなくなりましたが、
スレンダーマンという言葉を
興奮気味に繰り返すのは聞こえました。
スレンダーマンって何だ?
家に帰ってから調べてみると
どうやらアメリカの都市伝説の
キャラクターのようです。
背が異常に高く、ガリガリに痩せ
異様に長い手足をもったスーツ姿の男性で
子どもを誘拐するとされています。
初出は2009年のネット投稿とのこと。
今の子ども達はこういうものを
怖がるんですね。
写真は、名古屋の街中で最近撮ったものを組み合わせてみました。
#ファインダー越しの私の世界
#写真
#iPhone
#クマ
#ハロウィン