朝。
洗面台の引き出しにドライヤーが引っ掛かって、開かなくなった。
どうしたって開かなくなった。
その引き出しには湯船につかる時に読む本や入浴剤が入っていた。
ドライヤーをめずらしくしまったら、開かなくなった(普段は床置き)
なんてこったい。閉まったら、出てこなくなったよ。
もう一生開かないのかもしれないとあきらめて、パン屋やらビストロに行く。
どちらも仕事納めだ。
パン屋が終わってビストロに行くまで空き時間は5時間もあって、そのうちの2時間は眠ってしまった。
時間がもったいないとおもったって、眠たいもんは眠たいんだ。潔く寝た。
2日間、ビストロで美味しいまかないをいただいた。
2000年生まれの子がいるのだが、MDもゲームボーイも知らない。
いつかは当たり前だったものなのに、懐かしいになったり、知らないになっていくんだなぁ。
そんなことをまかないの時間に話した。
2000年といえば。2000年問題をよくわからずに、何かが起こると密かにわくわくしていたな。
ノストラダムスの大予言は泣いてしまうほど怖かったのに。
昨日から父が来ている。
引き出しは父がクイックルワイパーのぼっこ("棒"のこと。方言らしいね)を駆使して開けてくれた。
一生開かないは、まぬがれた。