GHQの占領政策によって、無理やり自由栽培を禁じられてしまった神草”大麻草”。ちまたでは大麻取締法があるために大麻を薬物(ドラッグ)と勘違いしている人が多い(事実、私も以前はそう信じてました)のですが、薬物ではなくただの植物です。法律上も麻薬と大麻は当然ながら別モノとして扱われています。
アメリカでは、50年経過した公文書は、どのような機密文書であっても原則公開されることになっています。この情報公開法により、占領政策下において、敗戦国日本がどのような方法で、その霊力をそがれ、アメリカに服従する属国へと改造されていったのかが、次第に明らかになってきました。
1万年以上平和を謳歌したと言われる縄文時代。神代とも呼ばれるその時代、日本は”豊葦原瑞穂の国”と呼ばれ、世界各地から流れ着いた異民族が争う事なく融合し、心豊かに暮していたそうです。
その時代、主に木の実を取って食べていたとも言われてますが、人々の生活を衣食住全ての分野において支え、天と人とを繋ぐ神聖な存在として大切にされてきた植物が、”大麻”と”真菰(マコモ)”なのだそうです。
伊勢神宮のお神札は”神宮大麻”と呼ばれます。大麻とは、古くは「おおぬさ」と読み、祈りがこめられるお神札の大切な部分(麻串・ぬさくし)に由来する歴史のある言葉です。ぬさは幣とも書き、神社で御祓いを受ける際に使われる御幣は、今は紙がほとんどですが、元来は麻が使われていたのだそうです。
皇大神宮(内宮)に奉られている天照大御神様が大麻、豊受大神宮(外宮)に奉られている豊受大御神様が真菰(稲の原種)を司っている事や、大嘗祭における天皇の衣装が麻でつくられている事、そして日本全国に100近くの麻の付く地名がある事などから、日本人は麻とともに暮し霊性を高めてきた民族である事がわかります。
中山康直さんは、日本で最初の大麻栽培免許を取得し、静岡県で合法的に大麻栽培を営んできた実績の持主。現在は伊豆大島に移住し、縄文エネルギー研究所を立ち上げ、大麻草研究の第一人者として活躍しています。
中山さんが伊豆大島に移住した理由は、かつて大麻栽培の中心的存在であった忌部氏の海洋交通の要であり、地勢的に見ても経済的に見ても大麻栽培の好適地だからだそうです。移住してから10年以上になるそうですが、まず島の民に馴染み、それから自然な形で大麻栽培を推進していこうと考えているそうです。
僕が自給自足コミュニティーをつくろうとしている葉山(三浦半島)と縁深い鴨川・館山(房総半島)、そして伊豆大島の海上トライアングル地帯から、大麻草復活のうずを巻き起こしていけたら面白そうだなぁと夢想しています。
北海道北見市は、大麻草の自生地帯として有名ですが、これはどうやら第2次大戦の最中に軍事物資確保の目的で、日本の軍隊が大麻草の種を空中散布した事が原因のようです。その北見市で、2008年8月8日に大麻の産業化を実践研究する経済特区が立ち上がりました。
北見では大麻油に着目し商品化研究を続ける一方で、重金属汚染により荒れ果てた土壌を大麻草で土壌改良する研究を農業試験場とともに行ったようです。重金属は地下5m程のところに溜まるので、普通の草ではなかなか届かないのですが、1年間で7~8m伸びる大麻は、地下部分も同じくらいに根が垂直方向に伸びるので、重金属層に到達できるのだそうです。何と重金属がことごとく分解されているという、期待を上回る好結果が出ているそうです。
大麻草という植物は、北極・南極・グリーンランド以外なら、どこでも栽培できる植物であり、不毛地帯と呼ばれる土地でも生育できる強さを持っているので、土壌改良用にまず大麻を栽培するという事ができる植物なのです。
ちなみに、中山さんが大麻に着目したのは、中学生の時の臨死体験に起因しています。臨死体験中、地球の記憶を持ったままプレアデス星団のアルシオネという星に転生しそこで1万年暮らしていたそうなのですが、その時の仕事が大麻エキスを放射能汚染した星に送る仕事だったのだそうです。
この経験をもとに大麻開花期の茎の部分を利用したフラワーリングエッセンス”サンタ・マリア”(レメディ)を開発しました。本当なら花の方を利用したかったのだそうですが、法律で禁じられている為、やむなく茎を利用したのだそうです。放射能被爆をしたときには、効果絶大だそうです。勿論、それ以外のときにも。
氣になった方はコチラご覧下さい → http://www.yaei-sakura.net/iyasaka/bach.html
お釈迦様は一握りの麻と麦だけを食べて修行に励んだ(麻麦の行)と伝えられていますし、中国奥地のある長者村では、麻の実を常食して、100歳になっても生涯現役でバリバリ働いている人が沢山いるそうです。
麻の実(ヘンプ・ナッツ)や麻の油(ヘンプ・オイル)はオメガ3とオメガ6の割合が理想的なだけでなく、大豆よりもたんぱく質が豊富でかつ消化吸収もいいようです。カンナビシンAという麻にしかない坑酸化成分が含まれ、老化物質である「活性酸素」を除去する働きがあります。更に、現代人に不足しがちと言われる3大ミネラル”鉄・銅・亜鉛”が自然のまま含まれているため、麻の実を1日30g食べれば必要量は満たされてしまうのです。
つまり、人類は麻を食べる事を遺伝子的にインプットされているのかもしれません。
また、廃油を使えば車も走ります。2001年に世界で始めてヘンプカーで旅するプロジェクトがアメリカで開催されたのですが、同時期に911テロが発生した為、あまりマスコミに取り上げられませんでした。しかしながら、その動きを見て、日本でもヘンプカープロジェクトが翌年開催され、そのドライバーを中山さんが務めました。
この伝説のヘンプカープロジェクトが今年遂に復活するそうです。
現在脱石油依存社会への移行というテーマで、電気自動車やエアカー、R水素など様々な自然エネルギービークルが模索されているけれども、そのシフトが一気に起きれば、世界中でガソリン車やディーゼル車がゴミとなってあふれかえってしまうので、環境の観点から見ると全て良しとは言えない部分もあると中山さんは言います。麻から燃料を精製する技術が既にあるのだから、それを活用する方がまず先決ではないか、と言われた時には
思わず鳴るほどっと膝をたたいてしまいました。
この地球上には、植物と動物と鉱物しかないのです。地下資源を掘り起こす代わりに、太陽と月のエネルギーをたっぷりと取り込める植物を育くみ、植物に感謝して植物と仲良く暮らしていきたいものです。
中山康直さんのお話を直接聞いてみたい人は、毎月第3土曜日に代々木で開催されている”中山弥栄塾”に参加されてはいかがでしょうか? 詳細はコチラです → http://www.yaei-sakura.net/event/index.html
4月には伊豆大島の縄文エネルギー研究所を訪問する予定です。
参加を希望する人は、NPOメダカのがっこうに問い合わせてみて下さい。 → http://www.npomedaka.net/