次世代へ。 | gogo!320che⇒サンフレッチェ

次世代へ。

そろそろ、姿を見せ始めたサンフレッチェの「次世代」では。ないでしょうか。

千葉ちゃんの累積で吉野くんのスタメン濃厚。
主要メンバーの離脱で回ってきたチャンスをものにできるのか、これまで、見えなかったことが
次々と目の前に現れて、それをこなしていくことができるのか。

まるで、それは、突然のオーデションのようなものかもしれません。
いや、本当は、日々準備しておかないとならないのだけど。どこまで現実として捉えていたか、というのは
誰にもわかりませんし、本人にもわからないかもしれません。

きっと100パーセントの自信で臨めるものでは、ないかもしれません。
そしてチャンスというものは、いつもピンチと背中合わせ。
ピンチの時に自分になにができるかを想定していてこそ、成功者に成り得るのでは、ないかと思います。

先日の新潟戦、スタメンの平均年齢は、新潟が25歳くらいだったのに、広島は、ついに30歳を超えてしまいました。
いくら、これまでの実績があっても、どれだけチームに貢献していても、体力の衰えからは、逃げられません。
スポーツは、人がやるもの。人は、必ず老いていくもの。
工夫で持ちこたえる術もあります。
しかし、同じスキルであれば、若い方が長いスパンで計算できる。
平均年齢が30歳を超えた今、直面した世代交代を加速しなければならなくなっていると痛切に感じます。




サンフレッチェを見始めて14年になります。
その間に何世代かの世代交代を見てきました。
最初は、現ユース監督の沢田さんでした。
沢田さんが最後にサンフレッチェでスタメンだった試合、交代したとき、まだまだやれるのにと、思いました。
でも、ずっと、そのままでは、いられません。
沢田さんもずっと同じパフォーマンスが出せるわけでは、ありませんから、代替わりします。
そして、桑原さん、下さん、服部さんが広島を去る時は、私が見始めたころは、まだレギュラーでは、なかったですから、
その服部さんが広島を去る時がくるんだ、という現実に寂しさが募りましたが、移籍していく選手、加入する選手と、
毎年メンバーが変わっていくことを見続けていると、こうやって、サンフレッチェの歴史は、動いていくのだなと思うのです。

たくさんの外人選手も通り過ぎていきました。
ドグが去り、今年は、ウタカ。
彼もこのサンフレッチェでの地位を掴むために様々な努力をしています。
外人選手だから上膳据膳、そんなことは、ありません。
練習でのプレイに対するこだわり、チームメイトへの要求もしっかりと、伝える姿を見ました。
そしてその細やかさは、ファンサービスにも。
気持ちを込めて、明るく。
見てくれるファンに愛されてこそプロとしてサッカーができることを知っているのかも知れません。
即座に実行できる、それが世界を渡り歩いて生きていくということなんだな、と、感じることができます。
ドグもそうでしたよね。
そうやって、移りゆくのが「フットボールクラブ」の姿なのだなと、思うのです。


私がサンフレッチェを見続けることは、一人の選手を追いかけるより、長く歴史の目撃者となれるから。
推しの選手が移籍しても自分がサンフレッチェを応援していくのは、変わりゆくサンフレッチェを見続けていたいから、
ということなんだとおもっています。

今年、何人の選手が次世代への切符をつかむことができるでしょうか。

そう遠くない未来、いまのあおちゃんや寿人さんのように「バンディエラ」と呼ばれるような、選手になる選手が
いまの若手の中からでてくるはずなんですよね。


さあ、明日、その片鱗をみることができるのでしょうか。