飛騨高山の家具職人が日々のものづくりと田舎暮らしの楽しさやツラさを綴ります。北欧についてのイベントやコラムも載せていきます。どうぞごゆっくり。
今年も千代田区の3331にて、展示会を開催します。3331は学校をリノベーションしたスペースで、複数のギャラリーが軒を連ねるアートスポットです。下呂市の飛騨フォレスト様との合同展示ですので、私のオリジナル家具、道具の販売と共にベッドの相談会も行います。東京での出展は1年に1回だけのレアな機会ですので、飛騨の家具、職人の仕事、木の道具に興味のある方はぜひ足を運んで見てください。こんな人はぜひ相談しに寄ってみてください。 売っているものでは欲しいものがみつからない方 部屋のサイズにちょうどいい家具が欲しい方 直しながらものを大事に使い続けたい方 一生付き合っていくものが欲しい方そして、今回の出展品はこんなラインナップになります。どの家具もサイズオーダーができますので、自分の体に合った家具を探しにきてみてくださいね。「KOIVU 2018 木のどうぐ 木のかぐ展」会期:3/2(金)〜3/4(日)時間:3/2 13:00〜19:00(在廊は16時まで) 3/3 10:00〜19:00 3/4 10:00〜17:00会場;アーツ千代田3331 東京都千代田区外神田6−11−14 コミュニティースペース1Fご連絡:090−3347−4419(鈴木) 「ダイニングテーブル BRANCH」「ダイニングチェアー CRESCENT」「ワークデスク」「スツール GOUTS」「イージーチェア MUNMBAI」「GO CAMP STOOL」「GO CAMP BENCH」「木のマグカップ ククサ」「カッティングボード 」
今日は家具のメンテナンスのお話をします。当工房の家具はオイル塗装、ニス塗装、ワックス塗装のものがほとんどです。普段テーブルを使っていただいていて、食べ物飲み物で汚れてしまった場合、硬く絞った水拭きで吹いていただくだけで大丈夫ですが、汚れがなかなか落ちなかったり、長く使っていただいて汚れが目立ってきた場合のおすすめメンテ方法をご紹介します。「食べ物飲み物で汚れてしまった場合」水拭きでも汚れが落ちない場合、リボス社のグラノス ワックス&クリーナーを使ったメンテナンス方法をお勧めします。500cc程度の水に本体キャップ一杯(約5cc)を入れて,布につけて汚れた部分を拭くようにします。落ちにくければ濃いめにしてみてください。グラノスはこちらで購入できます。グラノス ワックス&クリーナー(リボス社)http://www.livos-jp.com/products/detail.php?product_id=17最近はアマゾンなどでも買えるみたいです。けっこう量が多いですが、フローリングやリノリウム、ウレタン塗装などの汚れおとしのクリーナーワックスとして使えるので、一家に1本あるといいですよ。合成ワックス、樹脂ワックスとは異なり天然の淡いシルキーな光沢とサラッとした仕上がりになり、水分や汚れがつきにくくなるのでおすすめです。反対に、やってはいけないのはシンナーや洗剤をつかって拭くこと。これをやるとオイルやニスが分解してしまって、そこだけ白くカサカサになってしまいます。そうすると耐水性、防汚性がなくなり、汚れがつきやすくなってしまいます。
たけです。今日のHIDAは大雪で外にでれないので、アップサイクルについてかんがえてました。アップサイクルってのは、リサイクルのアップデートバージョンな考え方で、リサイクルは廃品をなんとかして原料に戻してまた再利用する方法ですが、モノに何か組み合わせたり、付加価値をつけたりして、新たに命をふきこんでやろうという方法です。 だいぶザックリですが・・・去年は中古CDのアップサイクルに挑戦しました。こちらのリンクで見ていただけます。https://www.facebook.com/events/1542119619426099/なんで家具職人がこんなことするのかって自分自身もよくわからないんですが、モノの価値をいろんな角度から見ることはデザインの基本だし、学生の時からこうやって価値をひっくりかえして見ることが楽しくてやっているだけなのかもしれません。けれどこの活動から得られることはじつはとてもたくさんある気がしています。海外ではすでに多くのアップサイクルビジネスが生まれていますが、日本国内はまだまだです。けれど最近は面白いムーブメントがあって、例えばこちらのプロジェクトはこれから色々な展開をしてきそうで、楽しみ。http://www.idee-online.com/shop/features/102_pool.aspxなんにせよ、本業もあるので、一人でやるのはむづかしい。まあまずは仲間づくりからかな。この活動はクリーニングデイというイベントを通じて、今後公表していきたいとおもってますので、興味のあるかたは声かけてね!https://www.facebook.com/cleaningdayHIDA/
実は大分、久しぶりのブログ更新です。おそらく1年ぶりくらい・・・しばらく断筆してましたが、発信って大事だね、と思うことが何度かあって、すこしリハビリしながら再開することにしました。さて、8〜10月は毎年のことなんですけど、主催イベントが立て続けにあり、途中なんども投げ出しそうになりながらなんとか全てをこなしきりました。ブログに書くことでカオスになった頭を整理できるかな、と期待しつつ、つらつら書いていくのでまとまりのない文章になることと思います。で、8〜10月のイベント、以下のような順番でした。・国府クラフト・・・オリジナル小物出展・水明館展示・・オリジナル家具で出展・家具のフェスティバル展・・オリジナル家具で出展・きとことフェスタ・・・クラフトとフード、教育のイベント主催・木工房めぐり・・・オリジナル家具展示、ワークショップこの中で今年もっとも比重の大きかったのが、きとことフェスタ主催でしたが、とにかく順番に振り返りつつ、考察していこうと思います。つづきます。
今週は小物の製作にかかっています。定番のカッティングボード。あと、デスク用のトレイも試作中。
先日の名古屋での展示で発表しましたダイニングチェアーの製作工程をまとめました。まず知っておいて頂きたいのは、この椅子は旧モデルがあり、多くの点で改良、変更を行いました。<男性、女性のサイズ対応>旧モデルは女性向けに小ぶりだったので今回は一回り大きい男性向けサイズを製作しました。男性用、女性用の2つのスタンダードサイズを用意させていただき、そこからさらにご本人の体格に合わせてオーダーメイドできる椅子を提案しました。<構造の変更>また、後ろ足の構造面に弱点があったため、より強度の高い仕組みに改良しました。変更点は、前足と後ろ足のつなぎを2本にしたことです。<座面はフラットに>ダインングチェアーの使われかたを見ると、食事のために前傾姿勢をとることが多いのです。後ろに角度が倒れていると姿勢を保つために余計な力を使うので、疲れたり、肩がこったりします。なので、座面をフラットにして、食事時、休憩時、両方の状態で楽な姿勢が取れるようにしました。<座面の新デザイン>今回、板座の座面ではヘリンボーンという模様組みをしました。昔のヨーロッパでは床やレンガ、扉などでこのヘリンボーン組みがよく使われていました。板同士がお互いに噛み合っているためとても頑丈で、またユニークな印象を与えてくれます。<ノーマルな板座も>ノーマルな板座も用意しました。これはこれで、シンプルな良さがあります。
3日間の木工家40人展、多くの方に来ていただきました。ご来場いただいた皆さま、ほんとうにありがとうございました!3日間で600人以上こられたそうで、充実するとともに目が回りました、、展示会は終わりましたが、オアシス21のGi FOODSさんでの展示は今年いっぱいまで続けさせていただきますので、近郊の方はのぞいてみてください。月一ペースでリニューアルを行って、様々な作家さんとのコラボレーションをしています。今月はガラス作家さんの作品と、私のBRANCHテーブル、 KOULUチェアーが展示されています。そして、WORKデスクは岐阜のギャラリーCHACHA-NOTEさんでしばらくの間、継続展示が決まりました。今回迷われた方は、こちらで見ることができます。今週末は岐阜県可児市の花フェスタ記念公園でイベント出展いたします。クラフト小物中心です。様々な、お花や庭に関するイベントが同時開催されますので週末はぜひ遊びにいらしてください。
あっという間に展示会前になってしまいました。明日は搬入で名古屋入りです。初日は仕事のため在廊しませんが、土日はフルに出ます。新作チェア、ダイニング、デスクなどを中心に10点くらい持っていきます。この展示会だけのお得な家具もありますよ。週末はぜひ、会場に足を運んでみてください!「木の家具40人展」開催日:6月5日(金)~ 7日(日)開催時間:10時00分から18時30分(最終日は17時00分まで)会場:電気文化会館5階 東西ギャラリー(名古屋市中区栄2-2-5)ウェブはこちら。http://woodworkers.jp/2015program2/
お客様のご注文で制作したすべり台。せっかくですのでメイキング画像をアップしておこうと思います。完成したのはこちら!お部屋に見事にマッチしてます。カワイイですね~すべり台の色は、フィンランドの伝統的な家の外壁に使われている色です。昔は馬の血と赤土を混ぜて塗料にしていたと聞いたことがありますが、今はペンキで近い色がだせます。さて、制作するにはまず図面から。平面上はこんなイメージです。この時、僕の頭のなかには出来上がった映像がうかんでいます。制作開始して二日目。階段ができました。子供が使うので、とにかく角の無いように加工します。ルーターを使って、側板のくりぬき作業。これはジグを作っていて、型通りにくりぬけるようにしています。出来上がった側板。溝を切って、北欧の小屋のイメージを出します。塗装前でも、いい感じですね。塗装に入りました。今回はミルクペイントで着色して、組み立ててから耐久性に優れたセラウッド・ウレタンで塗装します。組み上がり、塗装も済んでピカピカに!後日、お客様に子供さんがすべり台ではしゃいでいる映像をいただいて、とても嬉しかった。思い出に残る仕事になりました。すべり台や、北欧スタイル家具のオーダーはこちらへご連絡くださいね。http://koivu.minibird.jp/?page_id=55
このところ仕事に追われてブログのほうがほったからしに・・・反省して、週一でアップを目指します!とりあえずお知らせから。6/5(金)~6/7(日)に名古屋の電気文化会館にて「木の家具40人展」に出展いたします。名古屋木工家ウィークというイベントでの出展です。40人の気鋭の木工家たちが日本中から集まっての展示ですので、とても貴重な機会ですよ。家具のほかにもスゴイ木の作品が並びますので、見応えあります!このように必死で準備中・・・「木の家具40人展」開催日:6月5日(金)~ 7日(日)開催時間:10時00分から18時30分(最終日は17時00分まで)会場:電気文化会館5階 東西ギャラリー(名古屋市中区栄2-2-5)ウェブはこちら。http://woodworkers.jp/2015program2/
今週は、オーダー頂いた室内用のすべり台を製作しています。北欧好きなかたなので、フィンランドの木の家をモチーフにデザインしました。すべり台は初めてつくりますが、そのぶん私も出来上がりが楽しみです^ ^
半円型のダイニングテーブルが完成しました。合わせると正円になります。自然食レストランで使っていただきます。
早朝6時半から、高山の朝市に出店中です。晴れてきました^ ^
「art challenge 5days」 2日目クリエーター同士の紹介リレー、2回目です。前回は箱物ばかりでしたので、オリジナルの椅子の仕事をご紹介します。①Crescentチェアー女性デザイナーとのコラボレーションワークから生まれたダイニング用の椅子です。アームは木を曲げる方法で製作しています。ディテールの面取りが見た目以上に複雑で、毎回製作には苦労しています。アームをテーブルに引っ掛けて足元を浮かせて掃除できる、という女性ならではの視点がデザインに生かされています。②MUNBAIイージーチェア座面が広く、あぐらのかける安楽椅子です。 ゆったりとくつろいだり、本を読んだり、リラックスした時間を過ごすための椅子です。背と座を無垢材でつくったモデルもあります。③GOUTSスツール重ねて置けるスツールです。写真のモデルは複数の樹種を貼り合わせて製作したものです。④KOULUダイニングチェアー学校で使われているような、椅子らしい椅子を目指したシンプルなデザイン。細身の部材を、木工ならではの継ぎ手で強度を持たせています。最近少しモデルチェンジしています。そして、今回ご紹介するのは富山県高岡市のギャラリーショップ、「はんぶんこ」です。「はんぶんこ」さんとはお互い創業以来からおつきあいがあり、ワークショップなどでよく絡ませていただいています。富山初のFABスペースで、ものづくりのイベントを次々開催されています。鋳造の街、高岡ならではの「錫のぐいのみを作ろう」では、なんと鋳造が体験できちゃいます!それでは「はんぶんこ」の東海さん、よろしくお願いしまーす!http://hanbunko.orgそして、今回ご紹介するのは富山県高岡市のギャラリーショップ、「はんぶんこ」です。http://hanbunko.org
今日1日は岐阜駅ビルのギャラリーに在廊してます。展示会は4/20まで、やっておりますよ。
岐阜の駅ビル、アクティブG内にあるギャラリーで、飛騨の木工作家による展示会が始まりました!今回は私が声をかけさせていただいて、自分を含む5人の作家が約1ヶ月に渡って、展示販売を行っています。週末には作家の在廊時間もありますので、ブログでチェックしてみてください。会場のCHA-CHA NOTEさんはこちら。木以外にも、ガラス、布の作家さんの作品が見つかりますよ!CHA-CHA NOTEhttp://active-g.co.jp/shops/craft/cha-cha.php
岐阜駅のギャラリー、chachaさんでの展示会の準備をしてきました。約一カ月、出展します。在廊予定はまた、こちらにアップしていきますので、ぜひ遊びに来て下さい~#chacha
ご注文いただいていたワゴンが出来上がりました。久々に北欧っぽいテイストです。
facebookで始まった企画で、「art challenge 5days」ってご存知ですか?クリエーター同士が5回にわたって作品の紹介、同時に一人クリエーターを紹介、それをリレーでつなげていくという内容です。私も今はじめたところなのですが、なかなか面白いのでブログにも転載することにしました。それではどうぞ!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「art challenge 5days」 1日目クリエーター同士で紹介リレーしていくこの企画ですが、私の好きな作家さんたちをご紹介できる機会になればと思い始めさせていただきました。色々と条件のある企画なので参加が難しい方もいたりして、悩みつつですが、やってみることにしました。ご推薦いただいたのは椿卓也さん、素晴らしい作品を作っておられるフラワーアーティストです。ブライダルブーケを中心に、北欧クラフトのワークショップなどもされています。http://www.scn-net.ne.jp/~kiitos1回目は、注文家具を主な仕事としているので特注家具の仕事をご紹介します。①ドレッサー。3面鏡、引き出し、スツールが付いた機能的な家具です。コンパクトながら多機能なので、使い勝手が悪くならないよう設計するのに苦労しました。②古材クローゼット。表に足場板の古材を使用した、渋い風合いのクローゼットです。金物は富山の職人に製作してもらったオリジナル。かんぬきのような形で、古代のお城にありそうなルックスに仕上がりました。古材の扱いに苦労し、勉強になった仕事です。③水屋箪笥。衣装箪笥を、飛騨地域の水屋箪笥をベースにデザインしたものです。日本の古い家具から構造、造形を得ることで新しい切り口が生まれた仕事です。そして、今回ご紹介するのは福井県のfurniture holic代表の山口さんです。http://kaguchuudoku.com/山口さんとは名古屋の木工家ウィークでご一緒することが多く、若手でありながら最近は越前タンスの継承に取り組むなどの興味深い活動もされています。
すでに去年のイベントでしたが、フェイスブックのほうに乗せたきりで、こっちにも載せてよ! と催促をいただいたのでご紹介しようと思います、って更新をだいぶん怠けてますね、スミマセン・・会場は石川県のオシャレーな雑貨屋、コトノエさんです。こちらでは定期的にいろんなワークショップを企画されています。さて、朝から集まっていただいた皆さん。ショップのスタッフさんの説明をよく聞いています。まずは自分が使う木の板を選ぶところからです。デザインを決めたら、糸のこを上手に使って切っていきます。線からはみ出ないように・・・形ができたら、ひたすら研磨です。この頑張りで仕上がりが決まってくるのです。集中してガンバル!!怪我には気をつけて!!協力して、仕上げていく人も。チームプレイは大事ですね。最後はクルミ油を塗って、出来上がりました!!皆さん、オリジナリティーあふれる作品ばかりです。すごい!最後は自分でつくったボードで、お茶会です。皆さん、お互いの作品を褒めあいながら、楽しいおしゃべりの時間になりました。