トラウマとフラッシュバックのしくみ | 自分を見つめてーー知りたかった自分【病気のままで、幸せになる】

自分を見つめてーー知りたかった自分【病気のままで、幸せになる】

HSP(敏感すぎる人) AC(アダルトチルドレン)
うつ病 & 自律神経失調症 について、悩んでいる人のために伝えたい。


苦しい。苦しくて死にたくなる時だってある。
でも大丈夫、あなたは幸せになれるから。

トラウマになるとは、よほどひどい体験をした人だけのことだと思われるかもしれません。


原因となることの代表的な出来事は、死別、震災や災害、交通事故などがあります。大きな衝撃を受けるため、「同じような危険に備えるため、覚えておかねば」と、心身が記憶しておく出来事を「トラウマ」と言います。

どんな人も、本能的にもっている機能です。トラウマと無関係だと思っている人でも、きっかけによっては起こりうることです。

よほどひどい体験以外でも、日常の出来事でもトラウマの原因になることはあります。失恋をした、叱られた、緊張した、いじめを受けた、など。

本人にとって、気持ちが強く揺さぶられることであれば、どんなきっかけでもトラウマの原因になることはあります。

トラウマには、フラッシュバックがつきまといます。

フラッシュバック」とは、思い出したくもないのに、不快な気持ちや心身の症状が出ることを言います。

「これくらいのことは、フラッシュバックとは言わないだろう」と思えることでも、フラッシュバックの場合があります。同じ状況を思い出しては、身体が反応する場合です。




トラウマやフラッシュバックについて理解するには、仏教の「因縁果の法則」を知っておくと、とても役に立ちます。「因縁果の法則」とは、どんなことにも例外なく「因」「縁」「果」があるという法則です。

因……原因。自分が作り出すもの。
縁……きっかけ。外部で起きること。
果……結果。自分に起きること。

因と縁が合わさることで初めて、果が起きます。
因があっても縁がなければ果は起こりません。
縁があっても因がなければ果は起こりません。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
トラウマになる理由(因=自分)

・同じような危険を避けるため
・同じような危険が起きたときに、身を守れるようにするため
そのために自分の心身が判断し、記憶して備えている


トラウマの原因となるきっかけ(縁=外部)
【非日常的】死別、震災、災害、交通事故、など
【日常的】失恋、叱責、緊張、いじめ、失敗、など


トラウマになったら起きること(果=自分に起きること)
・フラッシュバックが起きる
・トラウマとなった場所や似たような状況を避けるようになる

自分に起きた「果」(トラウマ)は、新たな「因」となって、次なる「果」(フラッシュバック)を生み出します。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
フラッシュバックが起きる理由(因=自分のトラウマ)
・過去のその時の状況をありありと思い出す(ほんの一瞬~数分)

フラッシュバックのきっかけ(縁=外部)
・同じ場所、似たような場所
・同じ人、似たような人
・トラウマとなる状況を思い出させるもの(音、におい、味、感覚)

フラッシュバックの症状(果=自分に起きること)
【心】不安な気持ち、頭が真っ白になる、言葉が思いつかなくなる、悪夢
【体】冷や汗、震え、頭痛、指先のしびれ、ドキドキする


因縁果の法則により、連鎖が起き続けます。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
回復(果を変える)のためには、二つの方法があります。
(1)因を変える
(2)縁を変える

トラウマからの回復の目安(果)
・フラッシュバックの回数が減る
・フラッシュバックが起きても、そのことを考え続ける時間が減る
・言葉にして、人に話せるようになる
・現在の安全安心を確認できるようになる
・また同じことが起きても、きっとうまく対処できると思えるようになる
・思い出しても、身体症状が出なくなる



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
トラウマから回復し、克服する方法

(1)因を変える
・フラッシュバックが起きた時に、思いをノートに書き出す
 →思いはだんだんと変化する。毎回、吐き出し切ってしまうとよい。
・フラッシュバックが起きやすい状況をメモしておく
 →状況を理解したり、対処できるようになる。
・緊張状態をほぐし、リラックスできるように、普段から練習しておく


(2)縁を変える
・話す相手を変える。
   ・安心できる人だけに、話を聞いてもらう
   (余計なアドバイスや、説教をしてくる人には
               決して話さない。
    誰に、どこまで話すかは、自分の選択。)
   ・カウンセリングを受ける
            (相性のいいカウンセラーがよい)
   ・心療内科や精神科を受診する
             (話を聞いてくれる医師がよい)
・環境を変える。
   ・避けていた場所に、安心できる人と一緒に、
               少しだけ近づいてみる。
    安全と感じて、少しずつ行けるようになる。


苦しみの連鎖を無くし、幸せの連鎖をつくっていくことができます。自分の人生は、自分で切り開くことができます。一緒に頑張りましょう。





☆今日もありがとうございます( ´͈ ω `͈ )੭♡⃛
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