芙蓉さんの本、半分読み終わりました | 幸せな家庭の作り方〜Happy Family〜

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東京下町で暮らす5人の子沢山ママです。結婚27年目。
長男25歳(社会人・一人暮らし)長女15歳・次男14歳・三男9歳・四男6歳。
非常勤保育士として働きながら、オリジナル家計簿を販売中。

⚫︎ 芙蓉さんの本、半分読み終わりました


『離婚しないという選択』

この本を書かれた芙蓉さんとは、『新・良妻賢母のすすめ』の勉強会がご縁で、約3年ほど前から親しくさせていただいています。

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私が、初めて芙蓉さんのお宅にうかがったとき。

リビングのチェストの下の方に、たくさんの良質な絵本があることに気がつきました。

私の話になりますが、短大時代に、福音館書店の名誉会長福音館書店の松居直先生から、絵本や児童文学について学びました。

そこで

絵本は、大人が子どもに読んであげる本であって、字を覚えさせるためのものではない。

子どもにとって、絵本が、いかに心の栄養になるか、ということを教えてもらいました。

そして、出版社の方たちが、子どもたちの心に何を芽生えさせ、何を残すか?

そんなことを、本当に本当に真剣に考えて、議論を重ねて出版されていることを知りました。


保育士になってからは、やはり、流行に追われない絵本を提供している子どもの友社さんという出版社さんの営業さんが毎月園に来ていました。

そこで、今売れている、奇をてらったぱっと見で目をひく絵本ではなく、

子どもの心を育てる、絵や文が、静かに子どもの心に語りかけるような絵本を紹介いただいて、買っていました。

学生時代・保育士時代・我が子の子育て…

長い期間を通して、たくさんの、たくさんの絵本を子どもたちと読んできたのです。


私の話が長くなりましたが…

そういった関係で、芙蓉さんのお宅にある本が、何十年と読み継がれているすべて素晴らしい絵本ばかりであることがすぐにわかり、芙蓉さんがお子さんの心を育てることを大切にされている母親であることに感動を覚えました。


そして、

「大切にとってあるこの絵本は誰が読むのだろう…?」

と、疑問に思っていたのです。


でも、その疑問は、さゆりちゃんの誕生で納得に変わりました♡


芙蓉さんには、さゆりちゃんが来ることがわかっていたかのようだ、と思いました。



さらに、

芙蓉さんのお子さんたちはキリスト教系の幼稚園で育ち、その影響でクリスチャンになられた、と著者にありました。

私は保育科で『キリスト教保育』を学び、「子どもを神様の子として大切に育てる」保育を教わってきました。

そういった理由で、私は、キリスト教系の幼稚園の保育がどんなところか、なんとなくわかります。


ですから、

芙蓉さんが、どんな願いを込めて、どんな祈りを込めて、3人のお子さんたちの心をどんなに大切に育てていらしたか?を、強く感じるのです。

それは、お子さんとの会話に神さまの話が出てくることからもわかります。

小さい子に対して、神さまのことを説明するのは、子ども相手だから…と、簡単にできることではありません。

毎日毎日、子どもとも、神さまとも、真摯に向き合っていないとできないことなのです。

本の中のお子さんとの会話から、芙蓉さんが、日々地道な積み重ねをしてこられたことがわかります。

そのような

直接的に書かれていないことも読み取ることができました。

家族に対して祈りをもって日々を積み重ねてきた、その重みや、込められた思い

それが、行間の端々から、感じられました。



また、人間の善性に目を向ける心の育ったお子さんたちだからこそ…

アルコール依存症や、別居や離婚などの、子どもと話し合うにはかなりデリケートなテーマについても、きちんと話し合うことができたのだと思います。

その上…

お父さんの気持ちになって考えたり

時には失望したり  

子どもらしい優しさを見せたり

お母さんに変わって、芙蓉さんが言えないことを代弁するようなやり取りがあったり…


いくつになっても、自分のことしか考えない大人がたくさんいるのに


小中高生のお子さんたちが、そんな風に、、みんなでお父さんの視点に立って考える、感じることができるご家族が素晴らしいと思いました。

だからこそ…



前半の山場ともなる、離婚しかないのかも…と、お子さんたちに相談するくだりで、涙が出て仕方がなかったです。



ぜいたくしたいわけじゃない。

ラクをしたいわけでもない。

ただ、家族ににとって、温かい、幸せな家庭を作ろうと思って、願いを込めて生活してきたのに…

いつまでも自己中心的で、彼なりに子どもを可愛がるけれど、人間的な成長が伴わず、なかなか本当の父親になれない夫に対して絶望する気持ち

夫が変わることに期待するのではなく、

夫をあきらめ、夫の幸せを最優先し

夫無しで、子どもたちと前向きに生きて行こうという決意

母として、主婦として、精一杯やってきた結果がこれなのだと

どれほどの覚悟があったか…




痛いほどわかりました。



実は、私は暴力的なシーンが苦手なため、
もしも詳細に書かれていたらどうしよう?と思ったのですが、

そんなことはなくて…


ただただ、文字には表れない、芙蓉さんの思いも感じて、涙しながら前半を読み終えたのでした。


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芙蓉さんの出版記念パーティー、私も楽しみにしています♡