カスタムクラブ製作提案! -799ページ目

“ミズノ基準”でのリシャフト(全3話)

ミズノのダイナミックゴールドの挿し方…
それは他社とは違った挿入の仕方だということはご存知でしょうか
今回、リアル店舗の常連様からMP-62のリシャフトを頼まれました…

$ミズノカスタムクラブ製作一筋…

これは現状のダイナミックゴールドS200→X100への変更ですが
これに“ミズノ基準に沿った挿入”というご注文を頂きました。

ミズノ基準とはミズノのホームページですでにご存知な方もいると思います
いわゆる「新仕様とか旧仕様」の番手ずらしのことです。
番手ずらしとは#5アイアン用のシャフトを#4アイアンに挿したりすることを
意味しますが“ミズノ基準”とは実はそれだけのことでは」ありません…

今日から全3話にわたりその“ミズノ基準”のダイナミックゴールドに関するリシャフトの仕方を連載します。
今日はその第1話です。

ミズノ基準は、MP-58・68・T10ウェッジの発売から実は消滅しています
が古くからミズノのダイナミックゴールドをお使いの方の為に
メルサオンラインショップではこの“ミズノ基準(旧仕様)での挿入も
無料にてMP-58・68・T10ウェッジに搭載可能です。

ということはダイナミックゴールドをご注文の際MP-58・68・T10ウェッジ
以前に発売されたモデルはすべて特別な注文をしなければすべて
”ミズノ基準(旧仕様)”ということになりますね。

まず、他社ダイナミックゴールドとミズノ基準(旧仕様)のダイナミックゴールド
は何が違うのでしょうかはてなマーク

他社はダイナミックゴールドを使うにしたがって下記のような使い方をします。

#4(40.0インチのダイナミックゴールドを使用)
#5(39.5インチのダイナミックゴールドを使用)
#6(39.0インチのダイナミックゴールドを使用)
#7(38.5インチのダイナミックゴールドを使用)
#8(38.0インチのダイナミックゴールドを使用)
#9(37.5インチのダイナミックゴールドを使用)
#P(37.0インチのダイナミックゴールドを使用)

それと違いミズノ基準(旧仕様)のダイナミックゴールドの使い方は…

#4(39.5インチのダイナミックゴールドを使用)
#5(39.0インチのダイナミックゴールドを使用)
#6(38.5インチのダイナミックゴールドを使用)
#7(38.0インチのダイナミックゴールドを使用)
#8(37.5インチのダイナミックゴールドを使用)
#9(37.0インチのダイナミックゴールドを使用)
#P(37.0インチのダイナミックゴールドを使用)

※ダイナミックゴールドは37.0インチまでしか製造していません

赤字の部分は、37.0インチを2回使っていますね。
これは良く覚えておいてください。
これがいわゆる“番手ずらし(ハード版)”と言われることですねニコニコ
このようにすることにより他社のダイナミックゴールドよりも第一ステップ
がヘッド側に近くなりますので若干シャフトが硬くなることになります。
しかし、製造元のトゥルーテンパーによれば本当はこの入れ方が正しい
方法だとか…。
まぁ、早い話、「世の中の基準にミズノが合わせた…」ということになりますビックリマーク

これで終わりでは全然ありません。これはまだまだ序の口…しょぼん
「ここからが大変です~しょぼん

ダイナミックゴールドのシャフトだけの状態は下記です。
そこに先端部に定規を当てて揃うように並べました。

$ミズノカスタムクラブ製作一筋…

そしてティップ側第一ステップに印を付けて垂線を垂らしました…。
それが下記の画像です。

$ミズノカスタムクラブ製作一筋…

この白い線の間隔は、隣との間隔が均一ではありませんね…ニコニコ
これがダイナミックゴールドの“公差”と言われる現象で製造上どうしても
出てしまう誤差です。
この間隔を均一にすることが“ミズノ基準”の本当の正体です。
実は、とても精巧に製造されているんですよ…。
各番手の第一ステップが0.5インチ刻みで揃っていた方が気持ち
良いですよね~ニコニコ

明日の第二話はその方法をご紹介しますビックリマーク

さて修理、修理…DASH!

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ミズノ製品の偽物クラブ

最近、ゴルフダイジェストのブログでも偽物シャフト・クラブの投稿が多く
なってきましたねオークションを中心に偽物の製品が大変多く
出回っているようです。
それはミズノも例外ではありません。弊社ホームページでもくわしく掲載
していますが本当にソックリです。ビックリしました…叫び
特にドライバーは、私でもすぐには判別出来ませんでしたがアイアン
(MP-62)は構えた瞬間に「あれっ…」って判断出来ましたよ
ちなみにロフト・ライ角の計測の結果はメチャクチャの最悪…むっ

ミズノ製品は確認出来ているだけで…

■MPクラフトT1
■MPクラフトS1
■MP-57
■JPXシリーズすべて
■MP-68
■MP-52
■MP-62
■MP-58

の偽物があります。この他もあるのではないかはてなマークと推測します。

メーカー別ではミズノ・ダンロップ・テーラーメイド・キャロウェイ…
シャフトはグラファイトデザイン・三菱レイヨン・フジクラシャフトなど

特にシャフトは見た目精巧にプリントされて中身は全くの粗悪品です。
オークションで新品シャフトを安価で落札するのは非常に危険です…
その中でミズノ製品に関して貴重な画像をお見せします

$ミズノカスタムクラブ製作一筋…

このようにご丁寧に本物そっくりのラベルやシールが貼られている始末…ガーン
この画像を見て誰が疑いを持つでしょうか…はてなマーク
特にゴルフクラブはブランドバックと違い性能が著しく低下するので
大問題ですねショック!

$ミズノカスタムクラブ製作一筋…

これはT1の偽物です
このソール画像・質感から偽物と判別出来る方は少ないでしょう…。

そして下記がMP-62の偽物…

MP-62は軟鉄鍛造かはてなマークどうかも分からない粗悪な物です。
(しかし見た目は結構しっかりしてるんだな…これがガーン…)
これが最近では中古ショップに陳列されているケースも…
今後は“鑑定士並”の目利きが中古ショップも必要になります。

弊社は通常のMPアイアンも形状を変更させてしまうケースがありますので
単に“形状が違う”という観点から偽物と判断させてしまうことも短絡的…
「ミズノ製造」との鑑定書みたいなものが欲しいところですねビックリマーク

そして下記がMP-62に関してのミズノの見解…

$ミズノカスタムクラブ製作一筋…

詳しくは弊社サイト内本物・偽物の判断の仕方をご覧ください。

少なくてもミズノ・BS・キャロウェイ・ダンロップ・テーラーメイドに関しては
新品ヘッドのみの販売は絶対にあり得ませんので気を付けてください。

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MPドライバーの“ライ角調整機能”について

MP関連のドライバーはライ角が変更出来ることを皆さんご存知ですね。
<変更出来るドライバー>
■MPクラフト425
■MPクラフト460
■MPクラフトS1
■MPクラフトT1
■MPクラフトR1

$ミズノカスタムクラブ製作一筋…

しかしこの“ライ角調整機能”はほとんど野放し状態です…ガーン

・掴まらなければ…<アップライトに設定>
・掴まり過ぎれば…<フラットに設定>
(このように微調整すると非常に便利なのに…)

弊社のリアル店舗&オンラインショップのお客様は結構調整してますが
皆さんはどうですかはてなマーク
球筋の変化は鉛を張るよりも効果的ひらめき電球でしかも見た目やバランスの
変化はほとんどありません。
(フックフェースやオープンフェースになることも一切ありません)

今日もメルサオンラインショップの常連様からライ角の変更の依頼を受けました。
このライ角変更は何も新品時のオプションではなくシャフト装着後の変更も出来ることをご存じですかはてなマーク

メルサオンラインショップには月平均して1回はライ角変更修理依頼があります。
このライ角の変更は、「ミズノ規定で2回まで変更出来ます」ということは
「1回試してダメであればまた戻す…」という作業が出来ますねチョキ
私のクラブは最初からアップライトなライ角に変更していますが下記の
赤い字の部分がアップライトに変更した印になります。

$ミズノカスタムクラブ製作一筋…

MPクラフト425の場合はこの○のへこみの部分が変わることになります。

$ミズノカスタムクラブ製作一筋…

ヘッド素材はチタン製ですがどのようにミズノは曲げるのでしょうかはてなマーク
もちろん弊社工房では曲げることが出来ません。

お預かり期間は約1週間程度…
費用は弊社の場合は、送料込で¥3,835(税込)です。
ちなみにこの修理を行うと“ミズノ保障”は消滅してしまうことになります。
保障を付ける場合は結構高価な修理代をミズノから請求されますので…ガーン

もし、球筋に悩んでいれば気軽に変更を検討してみてはどうでしょかニコニコ
結構球筋への影響ありますよ~ニコニコ

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MIZUNO CLASSIC プロアマの招待

ある日、いつもお世話になっているミズノの方から携帯にTELがあって
「11月3日(水)に泊まりでゴルフに行かないはてなマーク」と…
何も知らない私は
「勘弁してくださいよ~べーっだ!11月は新製品の関係で店も
オンラインショップも状態なんですから~」と何気に返事…
「あっそうなの?」の相手の返事に「ミズノも勝負どころでしょ~むっ
「新製品のラウンド試打会ですかはてなマーク」今回はお断りビックリマーク
の私の返事に「プロアマなんだけど~」「プロアマはてなマーク」そんな日に
「プロアマってありましたっけはてなマーク」と日頃業務に追われる日々なので
日程感覚がちょっと状態…
答えを聞くまで鈍感な私は「LPGA MIZUNO CLASSICのプロアマビックリマーク」って聞くまで分かりませんでした

$ミズノカスタムクラブ製作一筋…

“MIZUNO CLASSICのプロアマ”と言えばLPGAの公式競技…
「それは出ますビックリマーク」のふたつ返事で11月3日のMIZUNO CLASSIC
の前夜祭&プロアマに出場することになりましたクラッカー

ミズノ製品販売、苦節36年…私にもやっとこの日がやってきましたドキドキ
20年前、亡くなった父親は、ミズノからマスターズ観戦の招待
でしたが私もそれに近い栄光がついに巡って来たようです
一体誰とラウンドするのでしょうか「やっぱりミズノ契約プロのラウンド
するのかな~」それとも
希望はアメリカ帰りのB社契約○○プロですが贅沢は言えませんね

女子プロはどのようなマネジメントをするのでしょうか
恐らくドライバ―の距離は負けないと思いますが方向性は
ちょっと緊張…すごく楽しみ」って感じです…。
このブログでも今後何かマニアック情報を提供出来たら…と思います。
さて、練習しなきゃ~グッド!

明日はプログお休みです

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【特集】カスタム製作例★その1★「MP-52薄肉化!」

このコーナーは“不定期”ではありますが今まで製作したMPアイアンで
私の印象深いカスタム製作例をブログ閲覧されている方にリバイバルにて
ご紹介致しますニコニコ
今日は栄えある第1回目のご紹介です

$ミズノカスタムクラブ製作一筋…

こちらは昨年製作したMP-52・62のコンビアイアンですが特にMP-52アイアン
トップブレードが厚いことが特徴ですね。
どうしてもフルキャビティのアイアンはトップブレードが厚くなります。
それを下記のようにMP-33並にシャープに仕上げたのが下の画像です

$ミズノカスタムクラブ製作一筋…

$ミズノカスタムクラブ製作一筋…

バックフェース側から斜めに綺麗に削りが入っていることが分かると思いますニコニコ
このようにすることによりMP-52トップブレード部の厚みを取り除き切れ味の
あるシャープな顔立ちを実現しました。
もちろんバランスなどを考慮しての製作になります。

画像でもお分かりの通り非常にシャープで「これがMP-52はてなマーク」と
思わせる完成品にユーザー様からも喜びのメールを頂いたことを覚えています。
ソール部はユーザー様のご希望でRB刻印には色を入れずに完成させました。

$ミズノカスタムクラブ製作一筋…

もちろん、もう一方のMP-62アイアンもMP-33厚を施しての完成になります。

このアイアンが起点となってメルサオンラインショップでは
「MP-52トップブレード薄肉化」が流行したんですよ音譜

私にとって発売して間もないMP-52だったので非常に印象に残ったことを
覚えています。
今後もこのブログ版“カスタム製作”は不定期ながらお伝えしますニコニコ

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