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明日のオナニーの予習 昨日のオナニーの復習 今日の宿題のオナニー

自己紹介など、やる意味が全く解らん。

日記の更新の仕方もほとんど解らん。

でも無職さん(水曜の人)ですらできたんだ、僕にできないはずがない。

僕はとっても頭が良いのだ。

何にも書くことが無い。

頭の中が空っぽ。書く気も起きないし、書く事もない。

だいたい、日曜日にどこの誰がブログなんぞ読むんだ。

つーか日曜日にブログ書くって、どんだけ暇人だよ。

とっとと月曜日に回そう。

皆、死んじまえ。


そういえば木曜くらいに無職さんから「とにかくブログ、期待してますから!」というメールをもらった。

余計にやる気がうせるし。

水曜日に無職さん担当はマズイだろ。

サンデー、マガジン、無職さんじゃバランスどう考えてもおかしいし。

「笑ってこらえて」にあの無職の文章一貫で立ち向かっても、ダーツの旅のオモしろ村人に返り討ちにあうに決まってる。うんこ。

まぁ、別に僕には関係ないか。


いきなりなんだけど、来週の日曜日に兄の結婚式があって、更新できるかどうかが不明ざます。

念願の初休載目指して頑張ってきます。



↓ こっから下は見たい人だけ見てけろ。




週刊ジャンプ

新連載「アヌスの少女ハイジ(帝国の反乱編)」

新感覚アヌスバトル、ついに連載開始!




オープニングテーマ

1、直腸検査は何故、あんな奥まで届くの? 医者は何故、カルテ見て頭抱えてるの?

  教えて、看護師さん、教えて御親族 受付、テレビで大岡越前(よ! 加藤剛)

  らんらんらんらんらん らんらんらんらん らんらんらんらん





(登場人物)


ハイジ・・・北斗七星型。七ヌス。七つのアヌスを持つ伝説の少女。スイスの山奥で北極星オジサンと二人暮らしであったが、帝国軍の襲撃を受け、街の人が次々とケツ発していく姿を目の当たりにし、帝国を操っている尻の化身、ラーを倒すべく立ち上がった。自作の三つのコルク(ベム ベラ ベロ)を帝国軍の尻に詰め、大腸を爆発させる。




クララ・・・カシオペアのアヌスを持つ者。五ヌス。生ける伝説とまで言われるジャパニーズロックの神、その名は矢沢永吉。矢沢が「デッド オア アライブ」な日々を送るのならクララは「スタンダップ オア シッダウン」である。相棒の車椅子「菩薩」に乗り込み、頭に装着したダチョウ倶楽部とかがよく被るような水色のヘルメット(ドラグーン)の先端に浣腸の形の指を装着し、今日も帝国軍の尻に怒りの一撃を食らわせる。




ペーター・・・ヤギ使い。四ヌス。右手に持っている白いペンキをヘラで塗りたくり。そこにヤギどもが強烈なつの攻撃を仕掛ける。老いぼれのヤギには容赦ないオヤツ抜き。借用書をよく飲み込む。





北極星おじさん・・・1ヌス。一つのアナルしか持っていないが、その一つが燦然と後光を絶えず漏らしており、ハイジですら一目置いている。預言者とし神からハイジを守るようにお告げを受けたとか。床の間に置いておきたい肛門であるが、所詮は男。デイサービスに好きな子がいる。ビーチフラッグ一本で娘を短大まで出した過去。






(あらすじ)


舞台は中世ヨーロッパ。

帝国軍は自分達の領土を広めるべく、侵略を開始した。

村は次々と襲われ、村人たちは帝国どもに次々と肛門にコルクを詰め込まれ爆発させられた。

そんな悪の横行を許すまいとアルムの山にいた四人の戦士が立ち上がった。

伝説の七つのアヌスを持つ少女ハイジ率いる「おヒップ組」である。

ハイジ達は帝国軍の送り込む刺客の魔の手を振り切り、肛門にコルクを詰めていく。

ハイジの持っているコルクは三つ。これを使い切ると一貫の終わりだ。

「コルクはルアーみたいなもの。量産はできない」と独自の職人気質で数万の帝国軍を相手にする無謀とも思えるハイジ達の行動。「じゃあ、駅弁売りみたいに、かごにコルクたくさん持って戦場をかけろってか!」と何度も飲み屋の机をひっくり返しているハイジに反論できずにここまで来てしまった事を後悔している他三名。

「俺がやらずまいが、誰が平和を」と各々が薄々思い出している疑心暗鬼集団に託された未来。果たしてハイジ達は尻の権化、ラーの尻にコルクを詰める事が出来るのか! そもそも、ラーに肛門があるのであろうか!




第二話「新たなる旅立ち」


世界をラーに操られた帝国軍の魔の手から守るべく旅立ったハイジ達。

ハイジは悩んでいた。

ケツに燦然と輝く七つのアヌス。誰もが羨む七つゲツ。いったい何を悩むことがあるんだ!

ハイジはクララが自分を睨んでいるのに気づいた。

カシオペアのアヌスの持主のクララ、一般の感覚からすれば、クララの五ヌスだって立派な肛門だ。

しかし、目の前にいる、このハイジという少女の七ヌスという異次元のアナルの壁は、あまりにもデカ過ぎる。

「いざとなれば、表のアワビも持ってきてやりますよ」

不敵な笑みを浮かべてハイジはクララに言い放った。ちきしょう!

そんな事はどうでもいい。


ハイジはさらなる高みに挑もうとしているのだ。

そう前人未到の八ヌス。そしてアワビ込みの九ヌス。

駅前で配ってこい! と怒りたくなるこの肛門欲張り娘。

何が彼女をここまでさせるのか? 

ハイジはペーターに「開けろ」とミニ四駆の改造に使うドリルを渡した。

そしてスカートをまさぐり上げ、ケツを太陽に目がけて。

「さぁ! 開けようが開けまいが勝手にしろ!」

とペーターにイキがるハイジ。

ペーターがドリル片手にハイジの肛門にあてる。

「まて! ウナコーワで消毒せぬか!」

北極星オジサンが若気のペーターに注意を払う。ピアスを開けるみたいだ。

ウナコーワで消毒してさっそくハイジのケツにドリルを当てようとしたが、その時。ペーターの表情は唖然としていた。

「ハイジ……」

ペーターの持つドリルが床に落ちた。

ハイジが「どうした!」とペーターに詰め寄る。

「だって、ハイジ。ここでもし穴を、穴を開けたら」

そうハイジのアヌスは七つのヌスを詰め込んでいるため。もはや隙間すらない状態なのだ。

もしここで穴を開けようものなら、穴と穴が連結してしまい、逆に穴が減ってしまうのだ。ミニ四駆の肉抜きみたいに。

ペーターは泣いた。そしてハイジもペーターの愛を知ってまた泣いた。



 つづく。












美しい日本の反省会





土曜日を担当します。ikagaです。









聞け、民草よ。

2月11日は建国記念日だったけど、何がどのようにして建国となったのか、ということを今の今になるまでわたしは思うところがないのやった。今、コーヒーを入れて、体内の周期に回帰する思想で真っ赤になったおなかの中を見つめていたこの瞬間に、おもむろに遥かなる悠久の彼方へと導かれたのであった。



日本の神話では、イザナギという神様とイザナミという神様がセックスしたら、日本の土地がボコボコ産まれましたよっていうできちゃった建国というかそういう感じらしいんですけど。

「日本神話いうところのイザナギとイザナミがセックスしまくったのは2月11日かしら」とか「それとも建国記念て産まれた日かしら。セックスしまくったのは前年の5月くらいかしら。とすると国民の休日あたりかしら」とか「国民の休日というファジーな言い方は遠回しにセックスを推奨しているのかしら」とか「こどもの日と合わせて連休使って子供を作るのかしら」とか、いっちょまえに大人の肉体を持ったつもりであるわたくしは思ったりするんだけどどうなんでしょうね。

神武天皇が即位した日とからしいですけどね。

他の国は、日本みたく神話が起源な国とか他国からの独立記念~とか解放記念(wiki調べ)というニュアンスのものとがあるらしくて、でも俺たち神武天皇っていつの話よ。神武天皇の即位が西暦181年で、それを決定したのが明治5年とか。

そんな建国記念日て。わたしらそこに感慨無くてもなんともないけど、昔の人が可哀想じゃね。だって大化の改新とかやっても「夜明けぜよ!」とか言ってても、群雄割拠の戦国時代も「日本は日本だったことにかわりない」ていうことになるじゃん。なんか、信長とか秀吉とか家康とかって日本統一とか言って、わあわあ言ってたけど、そんな事しなくたってもう日本は日本でしたよバカめ 9m (^Д^) プギャー!!っていう感じがして、歴史の評価が可哀想。強者どもがマジ夢のあと。

どゆこと?あと別に良いとか悪いとかじゃなくて「神武天皇が即位したから2月11日は建国記念日」とか言ってもなんか別に、特に建国した気分にならないのですが、どういうコンセプトで制定されたのか、脳みそが腐っても鯛ググってもカス、であるからして、なんかいまいちわからんであったわい。区切りを一応つけますよみたいなかんじなんだろうか。気がついたらもう日本だった、みたいな。

他の日にしろと言われるとちょっと困ってしまいます。

「人は女に産まれるのではない。女になるのだ」とかいう強烈なアイデンティファイへの意識と比べると俺たちヤポンスキのノンシャランさはえらい違いがあるよね。気がついたら日本だったよ^^みたいな。ナチュラルボーンヤポーン。キボーン。





まあそんなんよくも悪くもないんでどうでもいいんですけど、あんまり昔の事だから、たまには更新したらいいんじゃね?〈「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日〉的な。

だってそいつと別れたらサラダ記念日とかもう忘れたいじゃん。新しい彼女とレンコンの挟み揚げ記念日とか鯛の粕漬け記念日とかやりたいじゃん。

だって1830年だよ。イザナミとイザナギがまだつき合ってるかどうかわかんないし、神武天皇が「いやあそろそろ若い人にやってもらいたい」っていうような、腰が低いのか、ものわかりがいい振りしてるだけの老害なんだか、っていうタイプだったら逆に気まずいじゃん。いやいやいやいや申し訳ないわ。

早く国会議員になって、七月六日はサラダ記念日として、休日をどんどん増やしてしまいたい。

私が失脚したら、サラダ記念日終了だからね。ちゃんと投票してよね!

ついでに、もう2月でも5月でもどっちでもいいから、イザナミとイザナギがセックスしまくった日を「カラダ記念日」とかいって休日にしたい。そういえば、「気持ちいすぎて、私…お国がわからなくなっちゃうッ!」 というみさくらなんこつによるセリフ回しも、日本神話=建国記念という未曾有の混乱を表現しているのではありませんか?

イザナミとイザナギがセックスしまくって日本誕生→そういえば思い出す→プラトーン「饗宴」にみられる人間の起源=失われた半身を求めあう物語→アンドロギュノス→みさくらFTNR少女、ともつながっているよね。日本すごくね????

やべー!!!!!国家の秘密暴いたっぽいよほおおあおおおおおおッ!!!バンザイしちゃうぅっ バンザイっばんじゃいっばんじゃい゛っ ぱゃんに゛ゃんじゃんじゃいぃぃっ!!!!!!日本てみさくらだったのか。日本の国王ってみさくらだったのか。みさくら先生に何もお祝いできなかった。国王に。国王つか、みさくら=神武天皇じゃね。みさくらせんせい1830ねんめの即位おめでとぉおおおおおあおおおおおおッッッッッ!!!!!!!!!!!すごいっすごいよほぉっ!!

非国民は朝 目が覚めたらメッチャ犯されていますよ!!!!!!!

個人的な記念日的なものはすぐ忘れてしまうので、「去年の今日は初めて君とchuした日だよ!何で忘れるの?(´;ω;`)」という類いの異議提出ができなくて、女として自分は足りてないのって何が言いたいってルナルナの体調予測メール来るの便利ですよね、ふはあああ。わたし結婚も何もしてないのに設定が子供欲しい人用になってて、一昨年くらいはメールの文章が今よりフランクで「今週は妊娠し易いから頑張ってくださいね(^∀^)★ミ」とかメールがきていて、そのように頑張る事なんてないんですけど、よくわかんないけど頑張ろう、なにかを、と思って、そうやって日々の無聊を慰めて、この醜くも美しき世界を生きてきたよ。毎日毎日想像妊娠とイタチごっこして、ひひひひーはーははは

そのうちオリンピックの折などに「あらまー血染めの股座布団なんか干しちゃって赤飯赤飯」等と表現して任意の集団に不敬罪と称してぶっ潰されるかもわかんねえうそ!本気でゆってない!やめて!石を投げないでください!!!!!!!!!!

許してチョーダイ超力招来

最近作風がまたおかしくなってきたけど本日は俵万智をディスカバリーできてよかった。



来年は2月11日、

皆セックスしいよ。セックス



おまえとあいつがセックスするから、2/11は建国記念日







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このブログから6人がかりで追い出される夢を何度も見ました。

(ぴすどりさん紹介文ありがとうございました。彼はイケメンと言うよりナイスガイです。私は変態牝猫犬畜生です)

どうぞよろしくおねがいします。






曜日担当紹介とラーメン紹介を同時にしてみた

こんにちは。しちにんブログ主催・金曜担当のぴすどりです。


最初なので自己紹介がてら自分の好きなラーメンの話でも書こうかと思いましたが、やはりまずは各曜日担当の方の主催視点での紹介なんかをしたほうがいいのかなと。あくまで僕視点での印象なので、お気に触ったら失礼。

なので、ラーメンの話と各曜日担当の紹介を。
ただ、ぴすどりは極端に文章を書くのがヘタクソなので、ところどころ内容がごちゃごちゃになってしまうかもしれませんが、何卒ご容赦を。


月曜、おかだあづまさん。
一見ただのゲイ風ですが、この人はハガキ職人ナイトなどのイベントに出演するほどの実力派ハガキ職人で、僕は吉祥寺近辺にすんでいるのでやはりその界隈のラーメン屋によく行くのですが、こってり系のスープが好きで最近では大喜利天下一武道会という大喜利のイベントにも出場して決勝戦に進むほどの実力派大喜利ストでもあり、たまに塩とかも食べます。最近では脳の改造手術に成功したらしく、腕がドリルです。

火曜、すずちうさん。
初回から友達いない宣言をしていますが、僕は麺だと中太麺が好きです。細麺のラーメンはなんかそうめんを食べてるみたいな感覚になってあまり好きではないです。彼はツイッターではツイートの面白さだけでフォロワー数がフォロー数の3倍いくような方で、たまにバリカタ麺なんてのがありますが、よろしくないですね。そういう意味で博多とんこつ系のお店にはあまり行かないです。水曜担当の片羽絞めさんに「あんた面白いから一緒に魚食べに行こうよ」と会ったことも交流したことも無いのに唐突に呼び出されたという、まあ言わば被害者です。

水曜、片羽絞め。
三重県在住の浮浪者です。ハガキ職人なのですが、吉祥寺のお店では「武蔵屋」というガード下のお店が好きです。日本中を点々としては全国の職人さんとのパイプを繋いでいる方で、かなり味の濃いスープで人によっては受け付けないレベルだと思います。その界隈では人脈は広く、またあらゆる土地の「うまいもん」を知っている人です。食に関する記事はなかなか参考になります。ただし、クズです。ほうれん草増しにしたほうが食べやすい。

木曜、十二の鍵さん。
十二個の鍵が重なって100年たったのち人間の姿になった鍵の化身です。地味ではありますが「味源」という北海道ラーメンのお店も一押し。「錬金術師」」という独自のスタンスで作品を制作する方で、僕が去年主催した「亀田製菓擬人化本あられまにあ」にもコーンとバターの入った味噌や塩のラーメンが好みです。参加して頂きました。古くは僕の個人誌にもゲスト参加して頂いたりと、昔からお世話になっています。いいお店。

土曜、ikagaさん。
この方には専門学校在学時代から色々とお世話になりました(どの程度話していいんだろ?)。ツイッター始める前からの知人です。最近だと野方ホープとか出来てきましたね。野方は最初あまり興味なかったのですが、僕の解釈としては変態女なのですが、mixiなどの文章を見てるとかなり面白いので参加してもらいました。最近になって味噌ラーメン油こってりで注文するとかなり好みの感じになるということに気づきました。けっこうこってりした文章を書くかもしれません。文学フリマとかコミティアとかに出てます。地下のお店です。やや下品かも。

日曜、ガハクたん。
天才です。吉祥寺ラーメンに足りないのはなんでしょうね。伊集院光深夜の馬鹿力などで良く読まれているような有名ハガキ職人です。あまり最近の主流は存じていないのですが、たまに他の街に行くと食べた事ないようなラーメンがあるのでやはりまだ吉祥寺に入ってきていないタイプのラーメンはあるようですね。もうちょいバリエーションが欲しいところです。独自の世界観が恐ろしくセンスのある方で、ようするに魚粉です。


そんな感じで、しちにんブログと吉祥寺ラーメンを今後とも見守ってください。

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十二の鍵学1:今日の錬金術

 こんばんは。十二の鍵です。
 現代に生きる錬金術師として、主にネット上や同人イベントで作品を発表しています。
 ここでは「十二の鍵学」と題して、長大な自己紹介を書き綴っていこうと思います。
 ※「十二の鍵学」は僕のtwitterアカウント上で不定期に開催される「十二の鍵学会」で
発表された十二の鍵についての研究成果を元にしています。一部独自研究の内容を含
みます。


○ 今日の錬金術
 錬金術師と聞くと、中世ヨーロッパ、研究室に閉じこもりフラスコを使って日夜、"賢者
の石"を生み出す研究をしている――というイメージがあるかと思います。概ね僕も同じ
です。では錬金術である僕はフラスコに閉じ込めた精子を馬糞で温めるような実験をし
ているのでしょうか?
 答えは否です。今のところサラリーマンをしています。では、なぜ錬金術師を名乗るの
でしょうか。それにはまず、なぜ錬金術師が"金"や"賢者の石"を産み出そうとしている
のかを知らなくてはなりません。
 錬金術は「広義では、金属に限らず様々な物質や、人間の肉体や魂をも対象として、
それらをより完全な存在に錬成する試みを指す。」(出典:wikipedia"錬金術")とあるよ
うに、金儲けの為ではなく、"完全な存在"="神"に近づこうと行われる行為なのです。
賢者の石とは万物を完全な存在へと変化させる触媒であり、金とは数ある金属の中で
最も完全な金属であると考えられていました。また、人工生命である"ホムンクルス"は、
神が地球上の生命を生み出したように、人の手で新たな生命を生み出す試みでした。
 このように、科学と魔術が分離されていなかった頃の錬金術というものは、科学的、神
学的、哲学的、魔術的、あらゆるアプローチから"完全な存在"を目指しました。その中
で発見された様々な物質や技術から、現代科学が発展したのです。
 では科学の発展とともに錬金術は幽霊となってしまったのでしょうか? あるいは歴史
の一部品に、または物語の味付けに成り下がってしまったのでしょうか? "錬金術"と
いう言葉が使われなくなっても、"完全な存在"を目指す試みが絶えたわけではないは
ずです。物質的、精神的に"完全な存在"を目指すことを錬金術と呼ぶのなら、現代の
様々な試みは錬金術だといえます。
 ですから僕は、実験や観測の積み重ねから真実を見極めようとする人も、神に祈り清
らかな魂であろうとする人も、あらゆる角度から世界を観ようとする人も、秘められた知
識を魔術的行為によって得ようとする人も、みな錬金術師だと思っています。その中で
僕は、創作行為によって"完全な存在"を目指す錬金術師を名乗るのです。


 本日はここまで。また次回、十二の鍵学を続けたいと思います。
十二の鍵 12keys
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片羽絞め

精算及び清算が急務。
そんな過去が多過ぎる。
過去に限らず、現在未来すら、また同様。

…当方の話ね。


過去と言やあ、今思い出した。
昔、…確か三年くらい前だったか、
玄人のひとりごと
の九巻が発売されて、少ししたくらいの頃の話…だったと思う。秋口だったかな。

阿佐ヶ谷の駅から見える、でっかい看板に

【立ち呑み風太くん】

なんて書いてある。二足で立つ動物の絵まで描いてある。
同行(と言うか当方から勝手に付きまとわれた被害者)の方方が
『これ流行が過ぎた後どうするつもりだろ』
とか漏らしていたのは、正に至極真っ当な御意見。

こうして、取り返しも付く見込みの無い看板は、言わば野晒しのままに

それを見た者の胸中もまた、さながら野晒しと言える情景
こんな時代もあったとの、呟く種にもならぬまま
毒にも薬にもならず、ただ取り返せる訳もない過去が横たわるのみ

その一連は、当方の歩みを垣間見る様で…

…いや別に、やるに事欠いてなんて事を、って点を指している訳ではなくてですね…

ただひたすら無為に横たわる行動結果

という点こそを、まさに…
…つまり、やるに事欠いてなんて事を、って点を指しているけどね畢竟…。

えー、そういう訳で、垣間見る様で、ですね。
非常に、親近感と言うか、こう、通ずるものを抱いてですね。
侘び寂びで言うところの、寂びとはこういうものであろうか、みたく考えていましてですね。
一年くらい前だったかに、
じゃあまあ、撤去された看板跡と、潰れた店舗の跡でも見て
寂びの情景に触れてくるか

と、悪意丸出しで出掛けてみましてですね。
結果


商売、大繁盛。


賑やかな店内、溢れる来客、当時のまま健在な看板。

ってか、・自分の足で旨い店を探し集めました・系統の書籍に紹介までされてる。



うん、今日はたくさんお酒が呑めそうだ。
(全裸で包丁を振り回しながら)。


いやもう、至って人気店で人気店で。
内観、機材、品名、料理
全て、あの看板を作っちゃう店主の感性そのままの代物だったんだけど、それでも大繁盛。

目立って旨い献立がある類の店ではないものの、まず安い。で、煮込みが美味しい。
煮込みにしては高いが量が沢山
煮込みにしては薄味だけど量の多さと相俟って良い塩梅
酒と煮込みだけで充分済ませられるし立ち呑みだから回転も早い。
そりゃ流行りもするだろと納得の様相。
そうなると、過剰に奇を衒った店内も、
これまた一つの味わいって事にならぁな、往々にして。
しかも、そのいかにもな奇を衒った品名と見た目の料理が
ちゃんと美味しいでやんの。

これは、何と言うか、非常に大事な事で、
結局、まず飲食店として安いし美味しいという芯の部分がはっきりしてるから
枝葉の部分が歪でも、全て持ち味として昇華できている、と。
つまりは、…今からとんでもなく当たり前過ぎる事言いますが、
どれほど御粗末に見える特徴だろうが、内容さえ伴えば長所となるし、
地力さえ伴っているなら、どんな珍妙な行為だって称讃を受けるわな。
という、わざわざ書く理由が見当たらない、この当たり前過ぎる話…を、
口語に意訳すると

才能ある奴は何をどんな形でやろうが大抵上手く行くもんだし
駄目な奴は何をどうやっても絶対に駄目なまま

という、これまた当たり前の話になりまして、成程この意訳文面、
まさにこの店と当方との対比そのものではありませんか。
いやあ、酒も煮込みも進んじゃうね。
(全裸に包丁かつ店内で便を出しながら)。


それでね。
(二十分くらい嗚咽を繰り返した後で急に)。

そんな、食い詰めた甲斐性無しの、日々をただ書き綴れば、
もしかしたら、東陽片岡の漫画の様な
(どうせなら、はるき悦己と言いたいけど
あれはちょいちょい超人が出て来るからなぁ…)、
煮染めた味わいが
偶然出る事もあるんじゃないか

いや、絶対ないけど

偶然出る事もあるんじゃないかと考えている振りをすれば
それを馬鹿にしようとした方が、小石のひとつも投げてくるのではないか
そしたら、小石を投げてきた輩を追いかけて、ぶち殺してやればいのではないか
どうせヒマなんだし、精々そのくらいしか生きる意味はないもんな。
と、考え、日記を書きました。
小石が飛んでくるといいな。


あ、あと、煮染めた云々のくだりで思い出した。

池波正太郎の随筆に出てくる、
屋台のおでん屋の話。

当時、酷く軽んじられた、屋台の店。
中でも、おでん屋あたりは、子供だましの食べ物と、更に軽く扱われたもの
…にも関わらず、
随筆で語られる屋台おでん屋は、あまりの旨さから、
大人と言わず子供と言わず、こぞって買い付けに来る別格の佇まい。

…この時点でまたしても、先述した暗澹たる身上を思い起こす内容ながら、
よりによって更に続きがありましてですね。

その別格のおでん屋台とは別に、同じ界隈でもう一つ、
おでん屋台が引かれていて、
こちらはもろに、
否応なく軽んじられた生業へ就かざるを得なかった類の店主。
才能も技術も何も無く、当然生きる術も無い。
結果として、おでんの屋台を引く事となった類。
当然、うまくない。
と言うか、酷くまずい。


それでもなんとか
生きてるんだか死んでるんだか
くらいの生活をしていたものの、
そこへある日、件の別格おでん屋台がやって来てしまう。
当然、全く客が来なくなる。
別格おでん屋台が休みの日は、渋々寄り付く客も出たものの
あまりの味の差に、やがて相手が休みの日ですら客が居なくなる。

遂に生きる手段を全て失った粗悪おでん屋
(ヒゲじじいと呼ばれる)は
最後の力を振り絞って、別格おでん屋に戦いを挑む。
勿論、暴力で。
この事態を打破する為に、最早他に何の選択肢も無い事は火を見るより明らかだ。

しかし、疲弊しきった老人の動きは
若く機敏な青年に全く届かず
瞬時に張り倒され、地に這い動けもせず横たわる所へ
煮たぎった、おでん味噌をぶっかけられ
子供達から
『ヒゲじじいがおでんになったぞ』
と、手を叩いて喜ばれる始末。
随筆でも、一貫して悪し様に書かれてた。


そして無論、当方が、この粗悪おでん屋を悪し様に書く訳にいかない
この情景たるやまさしく当方の社会的立ち位置そのもの…と言うか、
おでん屋台をやれてる時点で
この粗悪おでん屋の方が立ち位置遥かに上、だから。

社会的落伍者を目にして、石もて追う行為は、
追う者もまた程度が低い故であり、
自らの不足や、高みに立つ者への嫉みを
より低い位置の者へ当り散らしているだけの事。
つまり、

自分は高みに位置する者だ

と見せかける為に、
例えばこの日記へ慈愛の手を差し延べてみるなんていかがでしょうか。と。
貧困層への支援は、社会的善行ですぞ。
おいしいおでんもございます。

で、おでん食べて、食中毒になれ。