埴輪の美豆良と野見宿禰 | 日本の歴史と日本人のルーツ

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角髪(美豆良、みずら)とは日本の古墳時代における貴族男性の髪型で、中国の影響で成人が冠をかぶるようになった後は少年にのみ結われ、幕末頃まで一部で結われた。すなわち中国には無かったのである。

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美豆良

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ユダヤ教徒の髪型ペイオト、美豆良に似てなくもない。

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古墳時代の埴輪の美豆良が、渡来人秦氏の謎の解明につながる。ベゼクリク(中国新疆ウイグル自治区、弓月国の東、シルクロード上)の壁画と古墳に添える人物埴輪がよく似ている。人物埴輪を古墳に副葬する提案は土師氏(秦氏)の祖・野見宿禰であった。

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ベゼクリク石窟は中国火焔山周辺にある、高昌の遺跡付近の楼蘭とトゥルファンの中ほどに位置する。ほぼ真西(画面中央左)に弓月国がある。


参考


wikiによると、「みずら」という言葉は、「耳に連なる」の意で、髪の形状を表した言葉とする説が有名である。ただし、全ての研究者が賛同しているわけではなく、みずらは「美面」の意であり、ミは美称であるとする考え(筑波大教授・増田精一説)もある。その考察に従えば、みずらとは、「いい面」の意ではないかとする。おさげ遊牧民であるモンゴル人は、おさげをクク、あるいはケクといったが、これは「いい面」の意味である。チョンマゲが大陸の南方文化に多いのに対し、みずらのようなおさげ文化は、大陸の北方文化に見られる。

ベセクリクもヘブライ語で解釈出来る地名で、神殿と言う意味らしい。

wikiによると、埴輪の起源について野見宿禰の提案「陵墓に生きた人を埋め立てる代わりに埴輪を埋めることが埴輪製作の始まり」は考古学的に否定されているが、古墳時代中期中葉(5世紀中ごろ)からは、巫女などの人物埴輪や馬や犬などの動物埴輪が登場した。またこの頃から、埴輪の配列の仕方に変化が現れた。それは、器財埴輪や家形埴輪が外側で方形を形作るように配列されるようになった。あるいは、方形列を省略することも行われている。さらに、靭形埴輪の鰭過度に飾り立てるようになったり、家型埴輪の屋根部分が不釣り合いに大型化したりするようになる。畿内では古墳時代後期(6世紀中ごろ)、次第に埴輪は生産されなくなっていく。