奈良県高市郡明日香村阪田の都塚古墳は古墳時代にあたる6世紀の後半に建てられたピラミッド型古墳とされ、当時の有力豪族・蘇我氏の礎を築いたといわれる蘇我稲目(そがの いなめ、西暦506年―570年没)の墓ではないかといわれている、このようなピラミッド構造の古墳は、百済や高句麗で築かれているが、100年は早い築造とのことである。
蘇我氏は武内宿禰の子孫で海人族安曇氏(秦氏)である。
参考
専門家による調査が行われている奈良県・明日香村の「都塚古墳(みやこづか)」だが先頃、古代史研究家を驚かせる発表が行われた。なんと5段以上に石が積まれたピラミッド形の大型方墳であることが判明し、都塚古墳はこれまで発見されている古墳にはないユニークで謎に満ちた古代建築物として注目を集めることになったのだ。
朝鮮半島・高句麗の石積み古墳の影響を指摘する見方がある一方、東潮・徳島大名誉教授(東アジア考古学)は「高句麗で石積み古墳が造られたのは5世紀まで。直接的には結びつかないのでは」と否定的だ。(参考)
ところで、韓国南部の任那には前方後円墳があり、また馬の象形埴輪が最近、出土した。朝鮮半島に居て日本への渡来を待機中に死んだ秦氏の貴人の墓と副葬品であろう。