The Pink Ladies
前回書いたGrease には続編があって、っていうのをすぐ更新したかったのに、
風邪にやられて今日になってしまいました…
さて前回書いたGrease には続編があって60年代を舞台とした Grease 2 がミシェル・ファイファー主演で
撮影されました
彼女がリーダーのグループ、Pink Ladies は最初の作品から登場します
元祖 Pink Ladies はストッカード・チャニングがリーダーで、当時のロカビリーファッションを取り入れた
スタイルが可愛いですね
ロカビリーファッションはロックンロールとヒルビリー（カントリー）の融合から始まりましたが、
いつの時代にも根強い人気で、メインストリームにはならないもののずっと継続して必ず存在しています
凝った大きなヘアスタイル、もしくはバンダナを頭に巻いて、アイラインに赤い口紅
コルセットやボウリングシャツ、ハワイアンプリントのワンピース
カラフルな水兵さん的な刺青、などがキーアイテムです
エイミー・ワインハウスやディタ・フォンティースは現代の Rockabilly Babes にふさわしく…
何度ものリバイバルを経たのちエッジが加わり、音楽的なツイストのあるスタイルとして現代も人気です
もともとのロック・ブルース・カントリーのティストに、現代はパンクっぽさも加わってより洗練されました
スタイリングにそのエッセンスをちょっと加えるだけでオリジナリティとお洒落感が高まります
この前髪をぐるっと巻く Victory Roll というヘアスタイルしてみたい…着物に合わせてもかっこよさそうですね
もちろん服装だけではなく音楽や当時の風俗に対する思い入れがないと刺青までは入れられないけど、
メイクやサングラスなど、ピンポイントで取り入れるのは大好きです
Sweet Sandy
50年代アメリカといえば第二次世界大戦に勝利した祝賀ムードに未だあふれ、様々なモノが登場した時代でした
テレビやファーストフード、クレジットカードの登場で、現代に至る大量消費の文化が生まれました
ジェームズ・ディーンやエルヴィス・プレスリーが若者たちを熱狂させ、ロックン・ロールの誕生した時代です
やがて始まるベトナム戦争へとまっしぐらでありながら、刹那的に豊かな生活を謳歌したこの50年代を懐かしむ
人は多いみたいです
古きよき時代をもう一度、なのか、 America Graffiti や Grease は未だにアメリカではクラシックと言われ
人気のある映画です
特に GREASE は私からすると不思議なくらい、アメリカでは好きな人が多いミュージカル映画です
50年代のハイスクールが舞台ですが、確かに全体のセットデザインや小物の色調とかスタイリングとか可愛いし
ストーリーもみんなで見られる系の明るく楽しいかんじ
ブロンドで溌剌とした、典型的なプロムクイーン役のオリビア・ニュートンジョン演じるサンディ
映画の後半でサンディはパートナー役のジョン・トラボルタとダンス大会に出るためにスタイルを変えるのですが
その変身っぷりにはびっくり
すっかりグレてしまって…
映画の25周年を記念してバービーも発売されました
オリビア・ニュートンジョン演じるサンディのフィフティーズなファッションに注目です
お嬢さんなハイスクールガール役では、リボンで結んだポニーテールにフィットしたブラウスか丸襟のカーディガン、
長めのフレアースカートをはいて、足元は白いソックスとサドルシューズやローファーを合わせます
映画の原作になった舞台のサンディのように、どこかにプードルのモチーフを入れるとより50年代っぽさが増します
変身後のホットなサンディは黒のスパンデックスの上下に赤い口紅と赤いパンプスがポイント
そういえばもうすぐ10月31日
どちらのルックもアイコニックなので、来るハロウィンにぴったりですね
すでに持ってるもので仮装できそうな気がしてきました…
オリヴィア・ニュートンジョンはオーストラリア出身の歌手で Physical という80年代のヒット曲でも有名です
同じくオーストラリア出身のカイリー・ミノーグが同曲をしっとりとカバーしております
