ブルドクター[第3回]|真似される意味はオトコにはわかりづらい
2011年7月6日 -
水曜日22:00 - 22:54(54分)
日本テレビ
脚本:橋部敦子
音楽:梅堀淳、RIKU、榊原大
演出:久保田充、長沼誠、本間美由紀
医事監修:岩瀬博太郎
チーププロデューサー:田中芳樹
プロデューサー:戸田一也、国本雅広、大塚英治
制作協力:ケイファクトリー
主題歌:「Far As The Sky」 / CHARICE(ワーナーミュージック・ジャパン)
オフィシャルサイト:www.ntv.co.jp/bull/
* cv
国立上都大学法医学教室
大達 珠実(40) - 江角マキコ
名倉 潤之助(38) - 稲垣吾郎
武田 伸生(57) - 小日向文世
松岡 あやめ(28) - さくら
成海 耕平(50) - ブラザートム
八代 健吾(35) - マギー
武田 美亜(18) - 志田未来
藤村 春輔(26) - 大野拓朗
上都大学医学部1年 - 小野明日香、工藤えみ
警視庁武蔵警察署
釜津田 知佳(28) - 石原さとみ
和泉 浩二 - 池田成志
神岡 善彦(49) - 阿南健治
下平 晃 - 山崎画大
村田 孝 - 今里真
大達家
大達 高広(40) - 市川亀治郎
大達 康介(9) - 青木綾平
中川 瑞江(64) - 市毛良枝
中学のクラス会に出席した知佳は仲良しの千秋がおらずガッカリするが、付き合っていた正樹と再会。彼は、結婚を考えている恋人がいると語る。そんな中、若い女性の変死体が発見され、司法解剖の結果、直前に整形手術を行っており、死因が溺死だと判明。しかし現場は公園で謎は深まるばかり。女性は美容整形クリニックで偽名を名乗っていた。整形前の写真を見た知佳は…。
「ルームメイト」では、ジェニファー・ジェイソン・リーがだんだんブリジット・フォンダに似てくるのが怖いのだが、
他人に髪型を真似される居心地の悪さは、男性には実感しにくいところだ。
本作でも石原さとみは山崎真実に真似されている(元は岡本美樹という人)。
しかしこれはホラーではなく、親友への思いという話である。
やっぱり男には実感しにくい話なのだが、実際どうなのだろうか。
今回は江角マキコの家族の話も、ゴロちゃんのブラックな話も、
小日向文世のアル中の話も、進展はなし。
ただし志田未来にはなんらかの持病があるらしく、
食べ放題に行きたいと言って小日向文世に止められていた。
そんなに設定増やして大丈夫か。
その他、やっぱり「チームバチスタ3」とあちこちかぶるのだが、
それはあっちのレビューに書こう。
あっ、そうそう、今回印象に残ったのは、
江角マキコが、突っ立った石原さとみを両手を上げて大仰に避けて通り抜けるシーンだった。
「ブルドクター」のタイトルの由来は牡牛にあるのではなく、
「ブルドーザーのようにパワフルに事件を解決する」ということらしいのだが、
上記シーンの身のこなしは、江角のこのドラマに対するやる気を感じさせるものだった。
☆他の回の「ブルドクター」
第1回|一点突破を支える安心感
第2回|朝加真由美は冷酷なくらいが丁度良い
チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸[第2回]|安田顕は高橋克典側の人間と予想
2011年7月12日 - 2011年9月
火曜 22:00 - 22:54(54分)
制作局 - 関西テレビ・MMJ
脚本 - 後藤法子
プロデューサー - 豊福陽子(関西テレビ)、遠田孝一、八巻薫(MMJ)
演出 - 今井和久、小松隆志、星野数成
制作 - 関西テレビ・MMJ
主題歌 - Do As Infinity「アリアドネの糸」(avex trax)
オフィシャルサイト:www.ktv.jp/dangan/
* cast
田口公平 - 伊藤淳史 (30)
白鳥圭輔 - 仲村トオル (44)
Aiセンター関係者
笹井スミレ - 小西真奈美 (30)
島津吾郎 - 安田顕 (35)
警察関係者
斑鳩芳正 - 高橋克典 (45)
北山錠一郎 - 尾美としのり (55)
宇佐美壮一 - 福士誠治 (28)
玉村誠 - 中村靖日 (40)
東城医大病院関係者
藤原真琴 - 名取裕子
高階権太 - 林隆三
三船大介 - 利重剛
須賀秀介 - 市川知宏 (24)
神田宏樹 - 西沢仁太
エンジニア・友野の遺体がMRI室で見つかり、田口と白鳥は司法解剖を主張するが却下される。島津の提案でAiにかけるが、不審な点は見つからない。友野の母に承諾解剖も拒否され、遺体は死因不明のまま火葬に。同じ頃、Aiセンターに78歳の通学路誘導員・谷口静枝の浴溺遺体が届く。娘たちは元気だった静枝が溺れるなど考えられないと主張。島津は脳に硬膜下血腫を発見、高齢者特有の症例と診断し、事件性はないと断言。納得できない娘たちに白鳥は解剖を勧める。笹井は腕と脇腹に痣を発見、暴力を受けた疑いがあると明らかにする。田口と白鳥は事件だったことを突き止める。しかしその頃、新聞にAiセンターの失敗を報じた記事が。白鳥はMRI室のPCログイン記録に、死亡推定時刻以降にログインしたものがいることを知る…!
仲村トオルは矢芝のPCの不審なログイン記録に気づいたが、おそらく矢芝が死んでから犯人がログインしたのではなく、矢芝がその時点まで生きていたということを意味するのではないか。MRI室にあったボンベによって直腸温度が操作されていたのだ。これにより、当夜の関係者のアリバイ関係が異なる様相を見せることになるだろう。
単発物の事件のほうで、小母さんになったあめくみちこが出ていた。
薬師丸ひろ子のそっくりさんとしてデビューしたということを知る人は、いまや少ないと思われるが、いま見ても、というか、昔以上に薬師丸に似ているのではないか。
ブルドクターでは、遺体の血色が良すぎてオカシイのだが、こちらは血液が体の下部分に落ちるなど、一応、死体らしく見える。
☆他の回の「チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸」
第1回|ブルドクターとかぶりまくっているが…
絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~[第2回]|桐谷健太は殉死するだろう
2011年7月12日 - 9月
火曜日21:00 - 21:54(54分)
脚本:酒井雅秋、浜田秀哉、中邨武尊、谷和俊、浜田秀哉、黒岩勉
音楽:林ゆうき
演出:、岩田和行、佐藤源太、北川学
企画:成河広明(フジテレビ)、鹿内植(フジテレビ)
プロデューサー:森安彩(共同テレビ、Season1・Special)、貸川聡子(共同テレビ)
アソシエイトプロデューサー:瀧山麻土香(フジテレビ)、森安彩(共同テレビ)
美術プロデュース:杉川廣明
デザイン:山本修身
協力:法科学鑑定研究所
警察監修:杢尾尭
科学捜査監修:山崎昭(法科学鑑定研究所)
音楽協力:フジパシフィック音楽出版
制作協力:ベイシス、フジアール、バスク
制作:共同テレビ・フジテレビ
オープニングテーマ:LOVE PSYCHEDELICO 「Shadow behind」(Victor Entertainment Inc.)
メインテーマ:LOVE PSYCHEDELICO 「It's You」(Victor Entertainment Inc.)
オフィシャルサイト:/wwwz.fujitv.co.jp/C-273/
* cast
特殊犯罪捜査班
桜木 泉(25→27) - 上戸彩
瀧河 信次郎(31) - 桐谷健太
白石 晋太郎(59) - 中原丈雄
磯村 亮平(36) - 小林高鹿
本間 - 細野哲弘
佐々木 - 澤純子
山本修
川瀬 - 河野達郎
西田 - 西川智宏
井上 - 長谷川恵一郎
猪原 恵美(40) - 峯村リエ
三井 朋美(24) - 齋藤めぐみ
長嶋 秀夫(56) - 北大路欣也
捜査支援分析班
高峰 涼子(36) - 山口紗弥加
倉田 工(45) - 杉本哲太
大森 紗英(31) - 北川弘美
竹林 匠(27) - 木村了
山本啓之、小川智弘、重松宗隆、鈴木隆典
その他警察関係者
深沢 ユウキ(33) - 丸山智己
市民団体代表・朝倉千佳子が主犯の可能性があるので、白石と磯村は架空の市民団体を名乗って千佳子に近づき、カメラを仕掛ける。株価を操り金儲けをしていた犯人が使った口座は飯野が介護した老人から盗んだ情報によるもの。千佳子の関与は間違いはないと思われたが、団体の共同設立者・沢田という男が浮かび上がる。泉は飯野のパソコンからメールデータをコピー。被害者は自殺志願者だった。長嶋と高峰は、沢田の犯罪に団体の活動情報が使われていると千佳子に話し、沢田に連絡をとらせるが、用心した沢田は待ち合わせ場所に現れなかった。しかし分析班の働きで沢田のアジトを特定。沢田は無事確保された。飯野も逮捕され、愕然とする香織。香織からの電話に出られず苦悩する泉は、長嶋に、こんなにつらい捜査は初めてだと話す。
先週の解決編で、かなり満足のいく出来であった。
フツーに面白く、これは正攻法にもとづく当たりではないか。
低視聴率の女王という不名誉な称号に甘んじてきた上戸彩を祝福したい。
今回、「絶対零度」は視聴率トップなのである。
良いドラマが高視聴率になること自体、珍しいので、喜ばしい。
勝因は、やはり潜入物という題材の新鮮さにあるだろう。
潜入捜査といえば、「インファナル・アフェア」(駄作のリメイクは「デパーテッド」)、
日本にも「大阪府警潜入捜査官」という優れた映画がある。
裏切り行為にほかならない潜入は、非常な危険をともなうものであり、
潜入の物語は、まずもって裏切りの報いによる、
捜査官の死をもって終わることになる。
「陽はまた昇る」の佐藤浩市を思い起こさせる
桐谷健太のしごきぶりが、このドラマの楽しさのひとつだが、
今回の幕切れで、あと3か月で桐谷が刑事を辞めるつもりであることが明かされた。
つまりこのドラマは桐谷が刑事を辞めるまでの物語ということになる。
桐谷は、おそらくが辞職する前に、殉死することになるのではないかと予想する。
多少心配なのは、丁寧な描写で前半を盛り上げた前回が、
初回スペシャル扱いで時間が延長されていたことだ。
丁寧な描写は、単純に放映時間が長かったかたとも言える。
今週から通常枠の放映時間になり、
2週で1話という形式であったとしても、
前週のような重厚さは多少薄まってしまうかもしれない。
今回の主犯・沢田知己を演じた平岳大はなかなか恰好よかった。
いいセンスなのだが、平はさらなる黒幕の存在をほのめかしていた。
桐谷はおそらくその黒幕によって命を落とすことになると予想する。
☆他の回の「絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~」
第1回|今回は面白くなりそうだ