表紙のデザインが完成!そこにたどり着くまで。 | しごとのしたごしらえ 〜自分を磨く5分間ワークショップ。

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料理と同じように、仕事にも下ごしらえが必要です。仕事の前に、ほんのひと手間を。お客様からの「ありがとう」が変わります。

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本を出版するという
貴重な経験をしているので、
「学んだことを共有しよう」
というシリーズのつづきです。

これまでの流れはこちら






さて、表紙です。
本文を書くよりよっぽど悩みました。




アートディレクターの蝦名龍郎さん
に作ってもらった元のデザインは
こんな感じでした。

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タイトルで『カラーが無い』と
メッセージしましたので、
沢山描いてもらった挿絵も表紙も
モノクロで統一しました。



とても気に入っているのですが、
出版社さんからは
「格好良いけどAmazonの画面で
    見ると目立たない可能性がある」
とのご意見を頂きました。



なるほど、
確かにある程度の
注目を引かなければ売れません。



楽しく進めていて
うっかりしてましたが、
これは売り物なのです。



読んでもらってはじめて
価値があるのですね。






そこで蝦名さんに相談しました。
「カラーがない、
   といいつつカラーが欲しいんです」



「なかなか難しいですねぇ、
    …やってみます」




蝦名さんはいつも頼もしいです。
そしてまず、
二つの案が届きました。




世界観を壊さないパターン↓
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縁がカラーの色相環になっています。





髪色のイメージ↓
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ぐっと高級感がでました。





何度見比べても迷います。
迷っていたらもう一つもらいました。





こんなのもありだね、とのこと↓
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逆にカラフル!




どれくらい目立てばいいんだろう。
せっかくの作品のイメージは
壊したくないし。


『アートブックのようなビジネス書』
がコンセプトだし…。





三時間くらい見比べて、
悩みに悩んだ結果、
最後のお願いを。



「パターン①のまま、
    『ヘアカラー』と『川』
    だけに色をつけてください!」





で、
完成したのがこちら。
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ふちどりが色相環であることを、
ヘアカラーの文字に
色をつけて表現しました。




あと、
『川』に色を付けたのは、
私の名前が変わった読み方で、
前川と書いて『まえがわ』と
読むからです。




黄緑を選んだのは、
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この本のイメージからです。




そんなこんなで進めております。
次は著者プロフィールの作成です。




BGM:ドレスコーズ
『オーディション』



 【この記事を書いたひと】 
まえがわ よしあき 
外資系美容メーカー社員。 
ブランド翻訳家。 音楽オタク。 
ヘアサロンに向けた営業をしつつ、
世の中に溢れる魅力を 
わかりやすい言葉に翻訳する 
活動を実施中。 
2016年11月30日に初の著書、 
『そのサロンには   
  ヘアカラーがない』 発売。
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