特別企画前編:アイデアはいつも、余白に宿る | しごとのしたごしらえ 〜自分を磨く5分間ワークショップ。

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料理と同じように、仕事にも下ごしらえが必要です。仕事の前に、ほんのひと手間を。お客様からの「ありがとう」が変わります。

今回は妙に長いです

このところずっと、
考え事をしていました。


このブログのリニューアルのこと。
仕事のちょっと壮大な企画のこと。
次に出す本の内容のこと。


ブログの更新も忘れて、
ノートにぐりぐり書いていました。


そしたらぽろっと出てきた、
『あぁ、そうなのか』を、
どのカテゴリでもないのですが、
ここにまとめてみようと思います。


特別企画という言い方は、
とても便利だなぁと思います。


アメブロの文字制限の都合上、
前編と後編の二回に分けて
お届けします。



アイデアはいつも、余白に宿る



メインの仕事や、
自主企画している
『アイデアとアルコール交換会』
を通じて相談を頂く日々です。


毎回一生懸命考えていると、
純粋に思うようになります。


相手の希望が叶えばいいなと。


余計なお世話になるかもしれないし、
的はずれになるかもしれませんが、
前に進むヒントを精度高くお伝え
したいと思うのです。


その為には、
予習ならぬ『予考』が必要です。


ノートに書きながら、
まだ何も聞かれてもいないのに、
アイデアをいくつか出すのです。





私はノートを広く使うタイプで、
ひどい時は一つのアイデアを練る
だけで一冊終えてしまいます。


ページに一言しか書かなかったり、
ちょっと落書きするだけだったり。


とにかく考えを一気に書き出して、
後から見返してアイデアを練ります。


そんな事を繰り返していて、
ふと気がつきました。


余白がたくさんあるページの方が、
アイデアのヒントを多く得られる。


余白にちょこっと書いたメモが、
問題解決のカギになる事が多い。


そこで仮説を立てました。


それがつまり今回の、
アイデアはいつも、余白に宿る。




なぜ余白に宿るのか?

びっしり書き込まれたノートと、
隙間ないスケジュールで動いた日。


共通点は、振り返らないことです。


真っ黒になったノートは
見返す気にならず、
朝から晩まで大忙しの日は
思い出したくないです。


つまりきっと、
アイデアとは振り返ったときに
生まれるのではないでしょうか?


ノートだったら、
見返して追記する。

行動だったら、
思い出して考える。



そしてその為に必要なのが、
『余白』です。


余白があるから、
ノートは追記できます。


余白があるから、
一日の行動は思い出しせます。


余白をキーワードにしたら、
アイデア出しが楽になる。

そんなふうに思うのです。






余白のつくりかた①ノート
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前述の通り、
余白の重要性に気がついたのは、
隙間だらけに書いたノートです。



余白をつくってアイデアにつながる
ノートの使い方を考えてみました。




①一つのアイデアの為に一冊使う

ノートを『メモ帳』と捉えれば、
余白だらけに書き進めるのは
もったいない事です。


無駄遣いをしている感覚がします。


ですが、
ノートを『アイデア出しの道具』
と考えればいかがでしょうか?


一冊で一アイデアが出る道具。
だいたい100円くらい。


これはもの凄く価値があります。


絵を描いたり、
写真を貼ったり、
思いつきを書いたり。


一冊書き終えてパラパラ見返すと、
ふと思いつく新しい何か。


ノートの意味を変えてしまうのです。



②白紙か方眼紙を使う

ノートにも色々あります。
A5やB4などのサイズや厚みの違い、
紙質やメーカーやデザインの違い。


どんなものを選んでも
良いと思いますが、
一つだけおすすめするのは、
白紙か方眼を選んだほうが
アイデア出しには良いです。


学生時代の刷り込みからか、
横線が引かれているとどうしても、
『ちゃんと』使ってしまいます。


線をはみ出さない
ようにしてしまうのです。
(あれ?私だけ?)


ペンを自由に走らせて、
新しい何かを見つけるには、
(私だけかもしれませんが)
横線のノートは向かないのです。



③書き方の常識をやめてみる


『横線の呪縛』から開放されたら、
自由にノートを埋めてください。


上から下へ書く必要はありません。
前のページから使わなくても、
片面だけで使わなくても、
穴をあけてみても、
何でも良いです。


自由に書き進めるとだんだん、
ペンが勝手に動く感覚になります。


それが後から、
自分にヒントを与えてくれます。



④太めのペンを使う

自由に書き進めるなら、
ポールペンより水性ペン、
シャーペンより万年筆が
おすすめです。


細かい書き込みができないぶん、
自然と大きく書くことになって、
ペンが進みやすいからです。


ノートが良くなったのか、
インクの質が上がったのか。


最近は滲むことなく、
ストレスもありません。


そもそも、
余白をつくるノートの書き方に、
細かい作業は要りませんので、
是非太めのペンをお選びください。




こんなふうにすれば、
ノートの価値は上がる
のではないでしょうか?


続きはまた明日。


この記事のBGM

フィッシュマンズ
『ナイトクルージング』 


この記事を書いた人

まえがわ よしあき
外資系美容メーカー社員。 
ブランド翻訳家。 音楽オタク。 ヘアサロンへの営業をしつつ、世の中に溢れる魅力をわかりやすい言葉に翻訳する活動を実施中。 2016年11月30日に初の著書、 『そのサロンには、ヘアカラーがない』 発売。Amazonカテゴリランキング一位を獲得。


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