ARCOBALENO! -3ページ目

ARCOBALENO!

カラフルで、ハッピーな、日々を!

…過ごしたいものですね。笑


WWEが終わったあとは、素敵L女子さんの紹介で、かわいいカフェを貸し切り状態に。

子どもたちがきゃっきゃと遊んでる中、大人たちは割と真剣な話もしつつ。
ごはんもおいしかったです◎


さあ、そんな幸せな空間に、Qさんのパートナー、Sさんもいらっしゃいました。
(イニシャルは、Qさんのブログでの呼び名から取らせていただいてます)

Qさんと、Sさんと、その娘さんが、わたしの視界にすっぽりおさまったとき、わたしはなんだか泣きそうになりました。
さっきまで、Qさんと娘さんのお二人をセットで見てきて、母娘だなあ♪なんて思っていたのですが…

3人そろわれると、ぶわっと一気に、ファミリーなんですよね。
(うまく表現できない…)

お話で聞くより、ブログで見るより、ずっとずっと、家族なんですよ。
それはもう、自然に。あたりまえに。


そして、BさんとYさんも。
駅までの道、手をつなぐお二人を後ろから眺めていて、そこに、なんとも柔らかな空気を感じ。
愛おしさを感じ。
もうすぐ産まれてくる命のおさまる場所が、そこに確かに在って。



そんな当たり前なファミリーたちが、目の前に存在したことが、なんだか嬉しくて。
じわりじわりと、心が緩み、涙腺もちょっぴり緩み…


なんとも、幸せな夜でした。


そして、幸せな夜はまだまだ続きます。
なんと、さんざんお世話になったOさんのお宅におじゃますることに!

Oさんに連れられ、お宅へと足を踏み入れるとそこには…
かわゆい子どもたちが◎
そして、OさんのパートナーAさんとも、またお会いできました。

家というのは、不思議なもので。
住んでいる人のにおいや空気感をはらみます。

家は、そこに住む人たちに似るんですよね。

Oさんのお宅では、やわらかな子どもたちのにおいと、大きくすべてを包み込むようなお二人の空気感を、感じることができました。


そして、子どもたちの受け入れの早さにびっくり。
見知らぬ関西人(しかもなんかボーイッシュな…)が来ても、あまり動じないその強さに、惚れ惚れ。笑

多少照れてはいたものの、受け入れてくれてとても嬉しかったです。
次に会うときは、お昼に遊びたいな。





今回、書ききれていないことは、たくさんあります。
それはあえて書かなかったり、わたしの心にとどめておきたかったり、良い言葉が思い浮かばず困り果てたりしたものですが…

ちゃんと、わたしの心と無印のノートに書き留めてあります。
それは、わたしのたからもの。
今回の東京旅は、わたしの人生において、かけがえのないものとなりました。


Oさんをはじめ、さまざまなお話を聞かせてくださったみなさま。
こんなわけのわからないぴよっこに優しく接してくださり、ほんとうにありがとうございました。

お世話をかけっぱなしで心苦しいのですが、今はこの感謝の気持ちを返すすべを持っていないので、いつかの機会に恩返しさせてくださいね。
(いつになるやら…)


わたしは、どこにでも行きます。
すてきな人たちに逢うために。




これで、WWE編はおしまい。
つぎは、京都編です。
(実はWWEへ行った次の日、あわただしく、京都へ向かったのです)
次のテーマは、周囲とのかかわり。
地域や、学校、会社などなど。

これに関しては、Oさんの独特のキャラクターが強みとなるなあと感じました。

ふわふわと流し、つっこみ辛さを出すという豪快な技に、笑いながらも、これくらいの大らかな心持ちでいなきゃ、子どもは育てられないなあ、と感じました。

でもこれは、すべての子どもを育てる人たちに、同様に言えること。


実際に小学生・中学生のお子さんをお持ちのOさんは、「子どもが勝手にしゃべる」というわたしがあまり想定していなかったことを教えてくださいました。

思春期前の子どもたち。
そうですよね。
自分の家のこと、普通にしゃべっちゃいますよね。

それは、親としては少し困るのかもしれないけれど、子ども自身が、自分の家族を家庭を自然に感じ、受け入れている証拠なのではないかと思います。



あと、BさんYさんのところは、自分たちのお家に同じマンションの方を招待したり、飲み会なども開き、じゃんじゃんとけ込むという作戦(?)をとられておりました。

ほうほう!と納得しました。


やっぱり、「知らない」ってこわいんですよね。
ある程度知っていて仲良しになっているのと、全然知らないのとでは、えらい違い!
許容範囲もかなり違ってくるんだと思います。


それから、ちょっと変な人であることも、ある意味大切ね、と。
けれどもこれは、ちゃんと生活していること、常識的であること、親切で思いやりが持てること、が必須条件。
常識のない変な人は、たぶん受け入れてもらえません。
(当たり前だ)


一部のみの紹介でしたが、みなさん、様々な工夫をとっておいでな様子。
そしてそれを、楽しんでらっしゃる様子。



きっと、わたしが知らないだけで、数えきれない苦労や悔しさを味わってきたことだと思います。
けれども、わたしが目にした彼女たちは、とても凛としていて。

経験してきた苦労や悔しさ、悲しさ、怒り。
それを上回る幸せを、今、持っていらっしゃるのだと感じました。



女性二人で生きること
その上に子どもを育てるということ

安易に人にすすめたり。
自分もできるなどと、言うつもりはありません。

ただ。
前のページにも書いたように。

わたしたちの生きる道の
一つの選択肢として
そういう生き方もあるのだと


どんな世代の、どんなセクシャリティの人も
知ってほしいと思います。
【にじいろかぞく交流会 1からお読みください】

引き続き、感想めいたものを。

つぎに少し、精子バンクについて。

こちらは、知人・家族からの精子提供に比べて、子父さんの存在が、見えにくいもの。
見方によっては、見えないもの。

かな、という印象。

こちらは、すでに出産されて、子育て真っ最中な、Qさんにお話を伺いました。

上記で、子父の存在が見えないとは言ったものの、子どもが18歳になると、子父さんのプロフィールを公開するシステムなんかもあるようで。
まったく見えない、存在しない、というわけではないです。

精子バンク云々については、わたしがあざとく語るよりも、Qさんご自身のブログに、ものすっごい詳しく書いていらっしゃるので、そちらをおすすめしたいのですが、許可をとっていないので、今度Qさんにコンタクトをとって、載せたいと思います。

ちなみにわたしは、まだ全部読めておらず…
今、夢中になって読んでおります。


Qさんの娘さんは、天使と見間違えるほどの、かわいいお子さん。
もう…
なんて愛らしいんでしょうか!

とても健康的で、きらきらと光る笑顔が、まぶしかったです。
愛情を一身に受けて、育ってきたのがよくわかりました。

あとの食事の際に、QさんのパートナーTさんがいらしてくださったのですが。
3人そろった姿を見て、泣きそうになった話は、またあとで。



ヘテロセクシャルの人だけでなく、LGBTの人たちの中にも、LGBTがこういう形で子どもを授かることに、否定的な人もいると思います。

それは、個人の自由でもあるし、それを説き伏せてどうこう…なんて思いもしません。

ただ、この会でお会いした方は、マイノリティの中でも、ほんとうに少数の人たち。
あとで、OさんのパートナーAさんに伺った話では、日本で何人いるか、というくらいの少なさ。

そんな方たちを、わたしたちが、応援できないのは寂しい気がするのです。


そして、わたしたちの世代に、もっともっと知ってほしいと感じました。
事実、このような形をとって、子どもを授かり育てている人がいること。

決して安易なことではありません。
だけど、「可能」なのだとわかったとき、わたしたちは少なからず、選択肢の一つとして、自分の人生に起こりうることとして、子どもを持つことを現実的に考えられるんじゃないでしょうか。

実際、わたしはそうでした。

子どもがほしい!と強く願うわけではありません。
ただ、将来を選択する上で、「子ども」という選択肢があること。

それは、それを選ばなくとも、心に余裕をもたせてくれました。


いつか、LGBTの人たちが、自分の将来を選択するときに、当たり前に「子ども」という選択肢を持てるよう、そんな願いを込めて、今回のことをブログに載せてみました。
【にじいろかぞく交流会1からお読みください】

どんな形で進行していくのかなあ、とわくわくしながら、定刻。

Oさんが進行、Yさんが板書・まとめという形をとり、まずは参加されたみなさんの自己紹介から。

①名前
②子どもとどうかかわりたいか
③聞きたいこと

を、それぞれ言っていきます。


ほんとにさまざまな年代・立場の方が来られていて、その自己紹介を聞くだけでも楽しかった。
(さっきの分科会でお会いした、オーガナイザーさんのお母様も参加されておりました!)

全部は時間におさまりきらないので、多いもの、これは押さえとこう、的なことから話をすすめることに。


まずは、How to make a baby
どのような方法をとって、子どもを授かったのか。

大きくわけて、2パターン。
・ステップファミリー
・精子バンク、精子提供

かな、と思います。
(今回のお話を伺う限りでは)

ステップファミリーは、結構いらっしゃるようで。
この間、NHKのハートをつなごう-特別編-に出演してらした、Lファミリーさんも、この形。

ステップファミリーの話は、また後ほどいたします。
(わたしが見受けた感想程度ですが)

そして、みなさんがかなり気になってらしたんじゃないかな、と思われる、精子提供のお話。
これも大きくわけて2パターン。
・精子バンク
・知人・家族などからの精子提供

わたしもにわか知識で、なんとなーくしか理解していなかった精子バンク・精子提供。
今回のお話で、すべてがわかったわけではありません。

そんなわたしが知ったかぶりで詳しくお話することではないので、内容についてはそこまで話しません。
ここからは、わたしの感想めいたものになりますが、ご了承ください。



ゲイの方に精子提供をしてもらう形をとったBさん・Yさんのお話の中で、気になったことがあったので、少し紹介。


お二人は、父親の存在を「有るべきもの」として、お子さんを宿す形をとったわけで。
顔も見えるし、触れることもできる存在。

その「子父さん」が最近、子どもになじられたらどうしようと、くじけてしまっているというお話を聞きました。
ゲイであること。
それをとても気にしてらっしゃるようで。

わたしはそんなことまで、頭が回っていませんでした。
たいへんなのは、Lマザーとなるお二人。
精子提供者として子父として、しっかり!と思ったのですが。


そんなことはないんですよね。


子どもに関わること。
それは、子どもの人生を左右することかもしれない。
自分という人間が、一人の子どもに、どれだけの影響を及ぼすか。
その子が自分をどう思うのか。

提供すると決断したときよりもきっと、実感や不安がリアルに大きくなるはず。
帰りの新幹線の中でそれを想像したとき、子父さんにもお話を伺いたいと思いました。


きっと、産まれてきた子を見れば、そんな不安吹っ飛ぶよ、とその場にいたママたちは言いました。
それもその通り。
可愛らしい天使に手を握ってもらえば、きっと不安もやわらぐはず。



子どもはいきなり思春期になったりしないし、思春期・反抗期なんて、どこの子にもおとずれるもの。
そう言ったYさんは、本当に頼もしく思えたし。

時折いとおしそうに、自分のお腹をなでるBさんを見て、これほど美しい女性がいるんだろうかと思いました。


子を宿した女性は、きっと何よりも美しいんでしょうね。
最大の愛を心に宿し、最愛の子を腹に宿し。
あんなに柔らかい表情で笑う。

そんなBさんとYさんのお顔を見れただけれでも、東京に来たかいがありました。


つづく
今回東京に行くことになったのは、OさんというLママの方にお誘いいただいたからなのですが。

OさんとそのパートナーAさんは、ステップファミリーとして、3人のお子さんを育ててらっしゃる、とってもすてきなLファミリーなのです。
そんなお二人に、お会いしてからというもの、わたしはLファミリーについて、もっともっと知りたい!という気持ちがどんどん高まりました。

そんな気持ち高まってる最中に、「にじいろかぞく交流会」というとってもすてきな会をするということをお聞きし、そしてそこに、BさんというL 妊婦さんもいらっしゃるとお聞きし、もう絶対行く~!!となってしまいました。笑

Bさんは、女性のパートナーさんと、子父であるゲイの方とともに、人工授精によって赤ちゃんを宿しました。
詳しいインタビューが、OさんのHP「にじいろ家族」に載っているので、よろしければどうぞ。
http://queerfamily.jimdo.com/


ほかにも、精子バンクを活用されて、もうすでにお子さんを育ててらっしゃるLママQさんと、そのお子さん。
最近、出逢った彼女さんとともに来られてた、LママのRさんとそのお子さん。
Lではないのだけれど、ゲイフレンドリーなママである、Tさんとそのお子さん。

…と、ものすっっっごい、お話を伺いたい方々と、そのお子さんたちが、集結!
どきどきわくわくしておりました。


かわいいかわいいお子さんたちがキャッキャと戯れる中、お昼のにおいのする女性たちといっしょに、子どもを持つことについて、おしゃべりする会。

上記の他にもたくさんの方がいらっしゃいました。

そんなにじいろ交流会の様子を、レポートさせていただきます。