みんな大好き巨大美少女ものです!
主人公・白瀬もるも、15歳(高1)、身長16.3M、体重45t(推定)、B・W・H ヒ・ミ・ツ。
徳間書店から出していただきました。
その後、8年経ってから、改訂版も出していただきました。
改訂版はおまけまんが他がついています。
もるものあらすじについては、うんまあなんというかその……すみません、ひと言ではまとめられません。
なんちゅうか伏線がありすぎて。
とにかく読んでほしい、としか言えません。
あと、もるもが1/10(正しくは1/1000)のこびとになる際の物理的な理屈がわたしには理解できていないので、やっぱりまとめられません。
(何度でも言いますが!わたしは私大文学部卒ですので!高校で理系科目は放棄した人間です!)
改訂版おまけで「ウチの妹が身長170cmなんですよ」とあろさんが書いていますが、バラしちゃいますと、これは少なめに盛っています。
あろさんの家系はやたらでかい人が多いのです。わたしも身長160cm以上ありますので、自分の年代の平均身長よりは大きいはずなんですが、あろさんの血族に囲まれていると、毎回毎回飽きもせず、巨大人の中にまぎれこんだ小人のような気分になります。いや本気で。
もるもで特筆すべきことがあるとしたら、名セリフが満載ってところでしょうか。
わたしが一番お気に入りなのは、「上に落下する!!」です。
あろさんがお気に入りなのは、改訂版と変わらず「にせもるも」と「他爆装置」だそうです。
うん、他責思考のあろさんにはそのまんまぴったりですね!
元暗おっさんのメモリーバンクのパスワードは寿限無の設定となっていますが、これは当時ドラクエの復活の呪文がひらがなでやたら長かったというところが元ネタだそうです。
ちなみにあろさんは寿限無の名前を全部言えます。
この「MORUMO1/10」の中で、一番器がでかくて人間ができているなあと思うのは、もるも両親ですよね。
すくすくと成長した……って、もるもが小学生のときには、すでに食費がもんのすごいことになってたと思うんですよね。
あと、もるもの部屋もどんだけの広さがあるんでしょうか。
あろさんは「あからさまに宇宙人だから、政府から補助が出てたんじゃない?」とか言ってますけど、本当でしょうか。
だったら、今現在の少子化対策についての補助も……おっと、誰かに呼ばれました。
あと、わたしにとって思い出深いのは、もるもは本屋さんで出会った本ではないということです。
いまだに覚えてるんですけど、駅前のコンビニで見かけました。
まさかコンビニにあろひろしのまんががあるとは思わないので、即断即決でレジに持っていきました。
お菓子と一緒に(笑)。
あと、もるもはあろさんが自分で「結末を決めて、終わりにした初めての作品」だと聞いています。
もるもで「自分の意志で終わらせる」ということができたから、その後の「優&魅衣」以降の作品も後始末がつけられるようになったそうです。
それで言うんなら、早く「雲界」も「ハンター」も「エスガイヤー」も終わらせてほしいですね!
まあ、もるも以前の作品は続かなくて、打ち切り……おっと、誰かに呼ばれました。
というわけで、もるもは全2巻というコンパクトな作品ながら、小ネタ満載で密度が濃いので、連載当時(1985年くらい?)を思い出しながら読んでいただけると、なお一層楽しんでいただけるかと思います。
当時は発行されたばかりの500円玉も登場していますよっと。
今は岩倉具視を覚えている人の方が少ないと思いますけどね!
読んで損はさせない作品だと思いますので、どうぞよろしくね!